Z世代が企業に期待するサステナブルアクションとは?「SWiTCH CHAT for actions Vol.2~地球一つで暮らしていくために企業に期待すること~」を開催しました!
一般社団法人SWiTCHは、オンラインで「SWiTCH CHAT for actions Vol.2 ~地球一つで暮らしていくために企業に期待すること~」を開催。海の生態系の現状とそれを維持するために必要なことは何かを話し合い、企業に期待するサスティナブルなアクションについて、若者たちが意見を交わしました。
2023.10.06
一般社団法人SWiTCH(代表理事 佐座マナ)は、総合地球環境学研究所・ 北海道大学 環境健康科学研究教育センター 共催、Future Earth日本委員会 後援、日本テトラパック株式会社 協力のもと、2023年8月20日(日)にオンラインで「SWiTCH CHAT for actions Vol.2 ~地球一つで暮らしていくために企業に期待すること~」を開催しました。
このイベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。
開催概要
「SWiTCH CHAT for actions Vol.2 ~地球一つで暮らしていくために企業に期待すること~」
2100年には、寿司ネタのほとんどの魚が食べられなくなることを知っていますか?
気候変動で海の水温が上がり、私たちが毎日食べている魚が住めない環境になります。
海の生態系は、食卓を豊かにしてくれているだけでなく、陸の20倍ものCO2を吸収してくれています。
海の生態系の現状と海の生態系を維持するためにはどうすればいいのかを話し合います。
形式
オンライン開催
日程
2023年8月20日(日)
参加対象
高校生・大学生・社会人 56名(参加者の52.7%が10代・20代)
後援
日本生態学会・ 日本サンゴ礁学会
一般社団法人SWiTCH は、「私たちの熱で地球を冷やす」をスローガンに、未来の主人公となる若者たちが、サステナブルな社会の実現を目指すプラットフォームです。
本イベントは、
①人類が自然と共存し、地球1個で暮らしていくために若者が企業に期待するアクションについて意見をまとめ、発信すること。
② 普段の生活の中では感じにくい大局的な視点を持って議論をすること。
③環境・経済・社会という3つの軸を紹介し、環境への意識が強い参加者が経済・社会のあり方についても考察すること。
を目的として、人類が地球1個で暮らしていくために、若者が企業に期待することを話し合い、意見を発信する「SWiTCH CHAT for actions」 全3回のVol.2 として開催しました。
珊瑚礁のスペシャリストで東京大学水域保全研究室教授の安田仁奈先生にご登壇いただき、「海の環境問題」に関するレクチャーの後、参加者同士によるロールプレイングのディスカッション、最後の発表とコメントを通じて、「海の環境問題」に対して新しい視座や考え方を得られる機会を提供しました。
【登壇者プロフィール】
安田 仁奈先生
東京大学 大学院農学生命科学研究科生圏システム学専攻 水域保全学研究室 教授 東京大学農学生命科学研究科、生圏システム学教授。日本学術会議連携会員、若手アカデミー副代表、Global Young Academyメンバー。日本サンゴ礁学会川口賞受賞。サンゴ礁生態系の保全に向けて、気候変動におけるサンゴのレフュージア(避難所)やサンゴを食べるオニヒトデの世界各地の大量発生がどのように起きるのかなどを初期生態を中心に野外調査や室内実験、遺伝子解析などにより研究をしています。
【安田仁奈先生:若者へのコメント】
愛の反対は無関心。人々の関心を集めることの重要性という観点が出てきたことが嬉しかったです。
無関心なうちにダメージを与えているということに気がつけたというのは素晴らしいことだと思います。また、地元住民たちが食べる魚は今までの文化や習慣に基づいているものなので、実際にどんな問題が起こっているかは、積極的に認識しなければ変わっていけないと思いました。人間社会の不調和があると環境問題は守れないので、みんなの共通ゴールを見つけていくことを、難しいですが、やらなければならないと今回のワークショップで気がつけたのではないでしょうか。
なお、当日の様子は以下のURL内よりご覧いただけます。
https://switch.bio/chat-for-actions230820/
次回は第3回目として、12月19日に日立製作所株式会社 代表執行役執行役副社長の徳永秀昭先生をお招きして開催する予定です。
イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています
参加人数:56人