日本で最も深刻な漂着ごみ問題に挑戦!長崎県対馬市で大学生40名が海岸清掃をおこないました!
特定非営利活動法人国際ボランティア学生協会は、多くのごみが流れ着く長崎県対馬市の海岸で海岸清掃を行い、3日間でトン袋44袋分のごみを回収。清掃後は海洋ごみについて考える高校生向けワークショップも実施。若い世代から海洋ごみ問題を発信する活動を「Youth for the Blue」をコンセプトに行なっています。
2023.10.06
特定非営利活動法人国際ボランティア学生協会は、「Youth for the Blue」をコンセプトとして若い世代から海洋ごみ問題を発信していくことを目的に、8月23日から26日まで長崎県対馬市で海岸清掃や高校生向けワークショップを行いました。
このイベントは、日本財団が推進する海洋ごみ対策プロジェクト「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」の一環で開催するものです。
開催概要
海岸清掃、シーカヤック体験、高校生向けワークショップ
日程
2023年8月23日(水)~26日(土)
開催場所
長崎県対馬市
参加人数
大学生40名、地域住民・他団体延べ31名、高校生6名
漂着ごみの量に衝撃を受ける
今回、私たちが清掃した海岸は越高海岸と横浦海岸です。特に越高海岸の漂着ごみの量に参加した多くの大学生は衝撃を受けていました。越高海岸には、越高遺跡という縄文時代早期末から前期の遺跡が近くにあり、朝鮮半島の隆起文土器が多く見つかっているのが特徴です。つまり昔、朝鮮半島から海流に乗って人が渡ってきたことを示しており、残念ながら今は多くのごみが流れてくる場所になっています。
今回は、映像を通して社会課題を発信している立教大学のBilderというサークルの方々や立教大学ESD研究所の先生方、対馬市役所のインターンの学生たちと一緒に清掃しました。結果、トン袋44袋分のごみを23日から25日までの3日間で回収することができました。
清掃後は海洋ごみについて考えるワークショップ
そして、26日には高校生向けのワークショップを対馬市商工会本所で開催し、6名の高校生が参加してくれました。海洋ごみ問題についてのレクチャーのあと、自分たちにできる企画や取り組みについて大学生と一緒に考えました。春以降の活動に実際に活かせそうなものあり、これからの展開が楽しみです。
対馬の海の魅力も満喫!
ただごみを拾うだけではなく、シーカヤック体験や砂浜でのレクリエーションもして、対馬の海も楽しみました。学生たちは、「対馬最高!」と口を揃えていました。
参加した学生・現地の方の感想
・とにかくごみの量が相変わらずすごかったです。今回は関係各所のご協力や清掃中、休憩時の細やかな作戦会議により、これまでより多くのごみを回収することができました。今後も清掃活動を継続的に行い、環境保護に努めていきます。(参加した学生)
・対馬の子どもたちが大学生と触れる機会が少ないので、今回のワークショップのような機会はとても貴重でした。(現地受け入れ団体)
イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています
参加人数:77人