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地域の方々と里海づくりを目指す 岡山県備前市の日生諸島で清掃活動を行いました!

特定非営利活動法人国際ボランティア学生協会は岡山県備前市の日生諸島で地域住民や漁師の方々と、今回は「里海づくり」を共通のビジョンとして海岸清掃をしました。若い世代から「Youth for the Blue」をコンセプトに海洋ごみ問題を発信していく取り組みです。

2023.10.23

特定非営利活動法人国際ボランティア学生協会は、「Youth for the Blue」をコンセプトとして若い世代から海洋ごみ問題を発信していくことを目的に、8月19日(土)から20日(日)まで岡山県備前市の日生諸島で地域住民や漁師の方々とともに海岸を清掃しました。特に今回は「里海づくり」を共通のビジョンとしています。

このイベントは、日本財団が推進する海洋ごみ対策プロジェクト「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」の一環で開催するものです。

開催概要
海岸清掃、アマモの種子の選別作業
日程
2023年8月19日(土)~20日(日)
開催場所
岡山県備前市日生諸島
参加人数
大学生78名、地域住民延べ49名

里山の海版である「里海」

日生町漁業組合のホームページによると、「里海」とは人間が手を加えることで海の環境が整い、生態系が豊かなものとなっていく循環システムのことを言います。
はじめに、8月19日(土)の午前中は、鶴島と大多府島の2つの島にて清掃活動をしました。鶴島へは、地元の漁師さんたちの漁船で渡り、最後には漁師さんたちと回収したごみのバケツリレーを行いました。参加した漁師さんは「日生の海は潮の流れでごみが漂着しやすい、年に一回はごみ拾いをしている」とおっしゃっていました。
また、大多府島へは定期船で向かい、フロートの回収を行いました。岸辺から離れた場所にごみが多く、中にはテレビのような大きなごみも見受けられました。頭島へ戻った後は集積場所まで回収したごみを運びました。鶴島ではごみ袋32袋と粗大ごみ、大多府島では写真のように船一面のフロートが回収されました。

海をはぐくむ「海のゆりかご」であるアマモ

午後は午前に引き続き2チームに分かれ、アマモの種子選別作業とカヤックに乗っての岩場清掃を行いました。アマモは海草の一種で海の生態系を守るための重要な資源であり、里海の保全に繋がります。
カヤックは、ひなせうみラボからお貸しいただき、パドルの使い方を十分に学んだうえで行いました。ペアで乗船し、息を合わせながら清掃場所へと向かいました。うまく進むことができた人が多く見られた一方で、くるくると回ってしまい進まない人も見受けられ、パドルの操作に苦戦しました。頭島にカヤックで到着した後は清掃も行いました。

地域の方々と一緒に清掃や交流会を実施

8月20日(日)の午前は、鹿久居島にて地域の方々40人と一緒に鹿久居島で清掃しました。参加した子どもに活動に参加したきっかけを聞くと、「学校で環境問題に取り組む課題が出され、元々魚が好きで、海洋ごみ問題に興味を持った」と答えました。地元の方々と交流しながら清掃することで、日生のまだ知らない魅力を発見することができました。
また夜には交流会を開催し、地元の漁師の方々と交流しました。日生鬼の100問クイズや、日生ビンゴなどのプログラムがあり、漁師の方々と共に大いに盛り上がり、お互いを知るきっかけになりました。食事には日生の新鮮な海の幸を堪能し、日生の魅力をより感じることができました。

 

イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています

参加人数:127人