楽しく学んで行動しよう!プログラミングでSDGs! 丸亀市で「プログラミングで海のSDGs!」を開催しました!
一般社団法人イエローピンプロジェクトは、香川県丸亀市にて「プログラミングで海のSDGs!」を開催。SDGs目標14番「海の豊かさを守ろう」をテーマに小学生向け・中高校生向けのプログラミングワークショップとSDGs講演会を実施。ブルーカーボンや海洋プラスチックごみ問題などを学んでもらいました。
2023.10.26
一般社団法人イエローピンプロジェクトは、2023年9月23日(土)に香川県丸亀市で「プログラミングで海のSDGs!」を開催いたしました。
SDGs目標14番「海の豊かさを守ろう」をテーマに、プログラミングワークショップ「Scratchでブルーカーボンチャレンジ!」、「Pythonで人と魚の未来を予想しよう!」、SDGs講演会「海のSDGsをテクノロジーで考える」を実施しました。
このイベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。
開催概要
「プログラミングで海のSDGs!」
日程
2023年9月23日(土) 10:30~16:00
開催場所
丸亀市市民交流活動センター マルタス
参加人数
ワークショップ42名 講演会15名
共催
日本財団 海と日本プロジェクト、一般社団法人 丸亀ICTクラブ
協力
稲伸ゼミナール(教育科学研究社)、株式会社想隆社、リトルスタジオインク株式会社
Scratchでアマモを植えるゲームに挑戦!
「プログラミングで海のSDGs!」丸亀市開催はアマモとブルーカーボン、海洋プラスチックごみ問題など「海の社会課題」について学べるイベントになりました。
「Scratchでブルーカーボンチャレンジ!」のプログラミングワークショップでは、アマモのキャラクターに二酸化炭素を吸収させるゲームを作るワークショップを午前午後の2回に分けて実施しました。
児童はプログラミングに挑戦し、自分で難易度を調整したゲームを作ったり、保護者や同席した兄弟などと共有しながら楽しくプログラムをしたりしていました。
アマモは二酸化炭素を吸収して、海の中の生態系を豊かに保つ重要な役割を持っていますが、様々な影響で生息地が減っていることが問題です。プログラミング技術がアマモ場の再生に貢献している例を皆さんに紹介しました。
Pythonで人と魚の未来を考えるプログラミングワークショップ
中高生向けのプログラミングワークショップ「Pythonで人と魚の未来を予想しよう!」は、地元・丸亀市で活動する一般社団法人丸亀ICTクラブによって実施されました。
水産資源の捕食関係を、中学生で学習する一次関数を応用して、パソコンソフトで実際にグラフを描いていきます。自分の手で計算し、魚の未来を予想することで、持続的な漁業についてより時間を持って学ぶ事ができます。参加した中学生からは「人間はグラフから何を読み取るかが重要だと知った」という感想があり、学校の授業だけでは実感できない、数学の知識を社会課題の分析に活かす体験ができました。
SDGs講演会「海のSDGsをテクノロジーで考える」
講演会では、地元の一般社団法人丸亀ICTクラブの進行の元、講師には林敏浩教授(香川大学創造工学部・一般社団法人丸亀ICTクラブ代表理事)と井門裕子氏(一般社団法人丸亀ICTクラブ理事)のお二人にご登壇いただきました。地元牛島での清掃活動の後、そのごみの種類、量などをデータサイエンスで分析したり、ごみの種類を識別するなどの活動を紹介。ごみのホットスポットを見つけ、丸亀ICTクラブ専用の調査ページからごみがどのように海の環境に影響を与えているかを調べる活動のお話がありました。瀬戸内海の海洋ごみの削減のためにICTを生かした活動をすることについて、子どもたちがSDGs目標14「海の豊かさを守る」に関心を持ち活動していくことが、地域のごみ削減の未来につながるということを参加者と共にあらためて共有することができました。
参加した子ども・中高生・保護者からの声
・プログラミングを通して海のSDGsについて知ることができて楽しかったです。(小6・男子)
・このイベントに参加していろいろなことを学びました。お父さんや妹にも、海の生き物(アマモなど)が二酸化炭素を吸収していることを教えたいです。(小5・女子)
・SDGsをICTを活用して考えていくことも必要だと知りました。ICTと実体験両方で海について考えていかなければいけないと感じました。(保護者)
・アマモや海草が二酸化炭素削減に役立っていることが分かりました。海の環境とプログラミングが同時に学べるのが良かったです。(保護者)
イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています
参加人数:57人