灯台の麓が白黒でデザイン!まちなか灯台での夜市で特別な時間を!生地鼻灯台 第3回「灯台ナイトマーケット」を開催しました!
生地地区灯台利活用プロジェクト実行委員会は、11月18日(土)の夕方から夜にかけて、生地鼻灯台にて「灯台ナイトマーケット」を開催しました。
2023.11.30
生地地区灯台利活用プロジェクト実行委員会は、11月18日(土)の夕方から夜にかけて、生地鼻灯台にて「灯台ナイトマーケット」を開催しました。かつて賑わった生地の漁村のシンボルでもある”生地鼻灯台”の下に”これからも人が集まるきっかけにしたい”と今年度3回予定したうちの最後の開催日です。
このイベントは、日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として、灯台を中心に地域の海の記憶を掘り起こし、地域と地域、異分野と異業種、⽇本と世界をつなぎ、新たな海洋体験を創造していく「海と灯台プロジェクト」の助成を受けて実施したものです。
イベント名
「灯台ナイトマーケット」
開催概要
富山県黒部市生地地区にそびえ立つ「生地鼻灯台」の下でナイトマーケットを開催
日程
2023年11月18日(土)
開催場所
生地鼻灯台周辺(富山県黒部市)
参加人数
来場者、スタッフおよそのべ80人
主催
生地地区灯台利活用プロジェクト実行委員会
協力団体
ファンタジーIKUJI実行委員会
「灯台ナイトマーケット」とは…
生地鼻灯台は、全国でも珍しい「まちなか灯台」。この灯台がある生地の町は、江戸時代には北前船(きたまえぶね)の寄港地として、明治初期から昭和にかけては北洋漁業の拠点として、様々に交錯する人々の想いで賑わった場所でした。「この賑わいを令和にも」という想いのもと、その「立地」と灯台の灯りが映える「夜」を活かしたのが、複合型イベント「灯台ナイトマーケット」です。
生地海岸からの夕陽は「日本の夕陽百選」に選ばれており、灯台バルコニーからの夕陽や富山湾、立山連峰の眺めは抜群で、朝から夜まで、生地鼻灯台を楽しんでいただけます。このイベントは、住民や事業者、自治体と共に企画を運営し、定期的な開催を目指しています。
初回は悪天候、2回目は晴れバージョン、3回目は“嵐”バージョンでの開催!
暴風雨警報が出される中での開催になった3回目。予報通り激しい雨や風の中、気温も最高7℃と冷え込んだ中での開催となりました。スタッフは1回目の悪天候の中での開催を経験しているため、慌てることもなく会場セッティングにあたりました。灯台横の水産会社・丸中水産の倉庫の中に、これまで通り生地鼻灯台の「白黒」のボーダー姿を意識した「白」と「黒」のテントと、夜市らしい雰囲気のLED照明を用意。また今回は気温が下がることも想定してスト―ブも配置し「嵐バージョン」のセッティング完了です。
来場者にイベントをよりアピールするために、前回までテント上部のみに配置していたロゴマークを垂れ幕に大きく印刷し、ステージ後ろに掛けました。また、イベントの目玉である生地地区の伝統調理のひとつ「魚のたて焼き」の立て看板も新たに制作し、来場者にPRしました。
左)ロゴの入った垂れ幕を新設
右)イベント名物の「たて焼き」看板も新設
嵐の中、ナイトマーケットには、スタッフや家族も含め、およそ80人の方が足を運んでくれました。全3回のイベントすべてに参加された方に”お土産をお渡しする”スタンプカード企画”では、16人の方が達成し、用意した四十物昆布のオリジナルシーズニング「かけつぶこぶこ」がプレゼントされました。
左)来場者は少なかったですが、アットホームな会場に
右)「たて焼き」の炭火が暖かな雰囲気を演出
悪天候でもチームワークで乗り切った第3回!次年度に向けての課題は…?
今回のイベントは、時折突風が吹くという悪天候のため、灯台のライトアップは断念。第3回はスタッフにとって決して満足となる結果とは言えませんが、携わったスタッフ・関係者も交え、反省点や今後について会話する時間も多く取れる機会となりました。
左)あたたかな倉庫の中は、外の暴風雨とは別世界
右)暴風雨により安全性が保たれないので、灯台のライトアップも中止に
全3回の灯台ナイトマーケットは、天候に左右されながらも事故無く終了することができました。このあと、実行委員会では今回得た経験や知識を活かして来年度どのように定期開催に繋げていくのかを検討していきます。生地鼻灯台とそれを支える黒部・生地の人々の挑戦は、今始まったばかりです。
イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています
参加人数:80人