名古屋のカップルが美浜町に移住し町おこし隊として始動!閉校予定の小学校×野間埼灯台で、白い“灯台ポスト”を制作します
野間埼灯台ポータル化実行委員会は、12月13日(水)に美浜町立布土(ふっと)小学校にて特別授業に参加し、灯台ポストの制作を行います。
2023.12.08
愛知県美浜町で町づくりや野間埼灯台登れる化プロジェクトを行う、野間埼灯台ポータル化実行委員会(以下:当会)は、12月13日(水)に美浜町立布土(ふっと)小学校にて特別授業に参加し、灯台ポストの制作を行います。
この特別授業は、布土小学校が令和10年頃に町内の学校と統合され閉校となる予定から、校舎内に立つ郵便ポストを野間埼灯台に寄贈し、小学校の名残を留めようと企画されました。灯台記念日である11月1日より、“現代版 灯台守(げんだいばん とうだいもり)”として町おこし隊に任命された名古屋在住のカップルも参加し、小学生と共に移設されるポストの活用方法やポストを灯台カラーの白色にペンキで塗る作業を行います。
本企画は日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として、灯台を中心に地域の海の記憶を掘り起こし、地域と地域、異分野と異業種、⽇本と世界をつなぎ、新たな海洋体験を創造していく「海と灯台プロジェクト」の助成を受けて実施するものです。
写真左中央:布土小学校教諭で2015年から野間埼灯台登れる化プロジェクトを推進する、美浜まちラボの林達之(55) 写真右:特別授業を控え布土小学校教室内に訪れた、現代版 灯台守の佐々木美佳(25)、仙敷裕也(35)
<“灯台ポスト”企画実施の経緯>
布土小学校校内に立つ郵便ポスト。かつて、写真の丸型から四角い角型と呼ばれるポストへの形状変更に伴い不要となったため、河和郵便局から寄贈されました。この度、郵便としての機能を持たせないことを条件に野間埼灯台への移設が認められ、閉校となる学舎の名残を留めたい学校側と野間埼灯台の観光のシンボルとして役立てたい当会の思いが合致し実施が決定しました。なお、布土小学校は今年で創立150周年となります。
<イベント概要>
イベント名 |
美浜町立布土小学校創立150周年特別授業〜野間埼灯台にポストを寄贈しよう〜 |
日時 |
2023年12月13日(水)13:50~15:30(5,6時間目の授業) |
会場 |
美浜町立布土小学校 4年生教室(2階)愛知県知多郡美浜町布土半月101 |
アクセス |
名古屋鉄道河和線河和口駅を出て、北西へ徒歩約15分。小学校駐車場も利用可。 |
スケジュール |
13:50〜 (05) 布土小学校4年生担任・林達之(たつゆき)先生より特別授業の趣旨説明13:55〜 (15) 野間埼灯台ポータル化実行委員の斎藤、現代版灯台守の仙敷・佐々木より 「小学校にあるポストを灯台横に移設し活用させてほしい」と志願 |
取材申込 |
教室内に入れる人数に限りがございます。ご取材希望の方は事前に広報までご連絡下さい。 野間埼灯台ポータル化実行委員会 |
<灯台ポスト活用アイディア候補と移設予定地>
当会では、常時人がいなくても灯台に訪れた方々と繋がれる仕組みを考案していたところ、同じ美浜町内の布土小学校に活用されていない郵便ポストがあることを知り寄贈をお願いしました。今後、野間埼灯台広場内に設置し、イベント等で様々に利用したいと考えています。
活用アイディア候補
・寄贈して頂く布土小学校4年生の児童が卒業する自分に宛てた手紙などを入れたタイムカプセル保管場所
・恋人の聖地としての野間埼灯台のイメージ定着のため大切な人に宛てた短歌や俳句の応募BOX
・灯台のある風景ポストカードコンクールの応募BOXなど
<現代版 灯台守(げんだいばん とうだいもり)とは>
野間埼灯台の利活用を促進し、地域を盛り上げていく地域おこし隊となる方を2023年9月13日〜約1ヶ月間公募しました。選任者には150万円が活動費として支給され、11月から約半年間にわたり灯台の施錠管理やイベントの運営などに取り組むこととなっています。約30組以上の応募・問い合わせがあり、その中から名古屋在住のカップル2名を選任しました。2人は12月中に美浜町内に移住する予定です。
1人目:仙敷裕也(せんしき・ゆうや)35歳。愛知県東海市出身。職業カメラマン。2年ほど前から野間埼灯台でのウェディングフォト撮影を年間120日以上行い、地元住民とも既に溶け込んでおり、カメラマンとして飛躍するきっかけとなった美浜町に恩返ししたいという応募動機が決め手となりました。
2人目:佐々木美佳(ささき・みか)25歳。静岡県磐田市出身。キッチンカーでの開業を目標に勉強を始めていたところ、パートナーの仙敷さんから当プロジェクトを聞き、自身も「これしかない!」と快諾し共に応募。プロジェクト終了後も美浜町に住み続け、地域を照らす活動がしたいとの思いが決め手となりました。
また、“現代版 灯台守”と言う呼び名は、かつて野間埼灯台のすぐそばに宿舎を構え、灯台の施錠管理および海の安全を守っていた海上保安庁の職員が「灯台守(とうだいもり)」と呼ばれていたことに準え名付けられました。
その他、野間埼灯台や美浜町の観光スポット・生活拠点について移住したばかりのカップル目線でリポートする現代版 灯台守YouTubeチャンネルを始動予定です!