進化する2023年の海プロオリジナル体験学習イベントを振り返り!
身近な海の魅力と課題を子どもたちへ。地元の学校や教育委員会との連携も広がっています
2023.12.21
2023年もあとわずか。振り返れば今年も全国各地でたくさんの子どもたちが、日本財団 海と日本プロジェクトのオリジナル体験学習イベントに参加してくれました。
どれも実際の現場を見て触れて感じながら、身近な海の魅力や課題を考えてもらうイベントで、地元企業や団体、研究所などが子どもたちのために特別な体験機会をつくってくれるなど、ふだんできない貴重な学びの場となっています。
イベント終了後も、共に学んだ仲間同士、遠く離れた地域の子どもたちが交流を続けていたりもするのだとか。
また子どもたちだけでなく保護者の皆さんからも好評で、なかには昨年の参加児童の親御さんが今年の体験学習イベントに関わりたいとボランティアスタッフとして参加されたケースもあるようです。
毎年恒例のイベントとなり人気も高まっていますが、これまでの経験や反省点を活かして、それぞれのプログラム内容も進化中です。
今年は特に、教育機関との連携も強化されました。
たとえば、福井県の「港町敦賀アマダイ調査隊」には、教育委員会の推薦を受けた選抜校から特別支援学級の児童を含む39名が参加。総合学習の授業で予習をして臨んだ結果、体験学習の現場で子どもたちからたくさんの質問が飛び出しました。
また、山形県の「やまがた海洋塾」では、子どもたちの他に初めて現役小学校教師の参加を募集。先生方に生きた現場を一緒に体験してもらい今後の授業に活かしてもらう一方で、小学校教諭の視点からいただいたアドバイスを今後のイベントに反映して、相互にブラッシュアップを図っています。
さまざまな関係者との連携を深めながら、全国各地で地方色豊かに開催される海プロオリジナルの体験学習イベント。来年度の展開にもぜひご期待ください。
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