街をキレイに!海をキレイに!拾い箱を活用してみよう!!Let’s オオムラプロギング!を開催しました!
一般社団法人海と日本プロジェクトinながさきは、2024年1月30日にプロギングを通じて拾い箱の活用方法を知り、海洋ごみの現状と大村湾のごみの現状を学習する「Let's オオムラプロギング!」を開催いたしました。
2024.02.13
一般社団法人海と日本プロジェクトinながさきは、2024年1月30日にプロギングを通じて拾い箱の活用方法を知り、海洋ごみの現状と大村湾のごみの現状を学習する「Let’s オオムラプロギング!」を開催いたしました。大村湾ワンダーベイプロジェクトは、地元大村湾を身近に感じ、海の環境について考えるきっかけを創出していきます。
このイベントは、日本財団が推進する海洋ごみ対策プロジェクト「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」の一環で開催するものです。
開催概要
Let’s オオムラプロギング!
日程
2024年1月30日(火)
開催場所
大村バスターミナル〜セブン-イレブン大村本町店間
参加人数
94名
ゲスト
大村市 市長 園田裕史
共催
日本財団 海と日本プロジェクト
公式HP(大村湾ワンダーベイプロジェクト):https://wonderbayomurabay.uminohi.jp/
公式SNS(大村湾ワンダーベイプロジェクト):https://twitter.com/owbp_nagasaki
体験内容
①海洋ごみ問題の現状について講義〈大村湾ワンダーベイプロジェクトプロデューサー 高田 雄生氏〉海洋ごみ問題の現状と、大村湾のごみ問題について、日本財団 海と日本プロジェクトの海洋ごみ対策についての活動紹介。
②プロギング
大村バスターミナルからセブン-イレブン大村本町店(拾い箱設置場所)まで、プロギングを実施。拾い箱設置場所では、拾い箱の趣旨と活用方法について学習。
プロギングとは
スェーデン語の「plocka(拾い上げる)」と英語の「jogging(ジョギング)」を合わせたスェーデン発祥のスポーツで、ジョギングする道すがら目についたごみを拾うもの。
拾い箱とは
拾ったごみの回収箱で、日本財団「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」の取り組みの一環で大村市内でも現在3箇所に設置されている。
大村湾のごみ問題ってどうなっているの?
イベント当日、大村市民を中心に94名が集まりました。2024年3月7日に新オープンするゆめマート新大村店(株式会社イズミ)の従業員研修受講者も同社の賛同で本イベントに参加。
冒頭、「日本財団 海と日本プロジェクトを聞いたことがある人はどれぐらいいますか?」と今回の講義を行う高田氏による一声で、半数以上は手が挙がりました。海と日本プロジェクトの認知度は着々と大村市内では伸びていますが、海洋ごみの現状を講義する中で、「海洋ごみの約何割が街から川へ、川から海へ流れ着いていると思いますか?」という問いに対しては、「3割」や「6割」などの回答がありました。
また、プラスチックごみは海に流れて分解されるまでに「5ヶ月」や「10年」などの年月と回答した参加者もいて、400年以上の長い年月がかかることに衝撃を受けている様子でした。
そして、大村湾は「超閉鎖性海域」と呼ばれることを知っているかの問いに対して、手を挙げたのは一人。なんとなく、外海とあまり繋がっていない程度の認識で、外海からごみが入ってくる可能性は低いことなども、考えもしなかったようです。講義を受けて、「外海からの影響を受けにくい大村湾のごみ問題は、周辺地域の生活環境が強く影響するため、企業・自治体・地域住民がワンチームとなって課題解決に取り組むことが重要」という発信に参加者は頷いていました。
拾い箱を使ってみよう!
開催日1週間前の寒波と雪から一転、気温も10度近くまで上昇し、プロギング日和となりました。
参加者は3つのグループに分かれ、大村バスターミナルから拾い箱を設置するセブン-イレブン大村本町までプロギングをスタート。先導する高田氏の「大きいごみだけではなく、側溝や砂利などよく見るとごみがたくさんあります」という一声に、普段目につかない場所までごみを探す参加者。15分ほどかけてあっという間に拾い箱設置場所に到着し、実際に拾い箱にごみを入れていました。
そして、3月7日に新オープンするゆめマートの従業員にも多く参加いただき、ゲストで登壇いただいた大村市市長園田氏より、大村市の企業と地域と共に成長することを願った応援の言葉を発信しました。
そして、「ごみ箱や資源回収BOXと違い、周辺の清掃活動を行い、そのごみを入れる箱が活用方法であり、気軽に誰でも清掃活動に参加できるもの」という高田氏の拾い箱の説明があり、拾い箱を囲んで一同は笑顔で集合写真を撮りました。
セブン-イレブン大村本町店から会場である大村バスターミナルに戻る時もプロギングをするが、往路よりごみ拾いに夢中になり、高田氏の「プロギングということをみなさん忘れずに」という一声がありながらも、小走りしつつごみ拾いに参加者は夢中になっていました。
参加者からの声
40代女性
「側溝など、こういう場所にごみを入れる人がいるんですね」
30代男性
「普段こういった体験や学習の機会はないので、社会貢献できたのではないかと思った」
40代男性
「普段あまりみないだけで、探せばかなりごみがあって驚きました。」
20代女性
「自分だけ捨てても影響はそんなないと思っていたが、その考えが海洋ごみを増やす原因で、今後はむしろ拾うことを意識したいと思った」
イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています
参加人数:94人