「ものがたり」と「食」を通して“海”を伝えるウェブメディア「海のレシピproject」（一般社団法人地球環境教育機構）は、3年間の活動を伝える「海と私のものがたり」のイベントのひとつとして、3月30日（土）に下北沢ADRIFTにてオープニングトーク「私と海 I and the Sea」を開催し、「海のレシピproject」を企画運営するスティルウォーターと会場で展示を行うリサイクラーのさいとうとおるが登壇します。

このイベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。

■「海のレシピproject」3年の活動の歩みを紹介
ウェブメディア「海のレシピproject」は2021年にスタートし、これまでに全国35の地域を取材してきました。取材を続ける中で温暖化や潮流の変化によって海藻が著しく減る「磯焼け」の問題について知り、海藻を食べる魚で磯焼けの原因のひとつと言われている「アイゴ」を使った一夜干しを、大分県佐伯市の水産加工会社やまろ渡邊とともに開発。ヒレに毒を持ち、内臓に独特の臭みがあるアイゴは加工に手間がかかりなかなか市場に上がることはありませんが、サバやサワラのような味わいで、適切に調理すれば美味しく食べられる魚です。この取り組みはTV番組でも取り上げられ、大きな反響がありました。

2023年からは、一人でも多くの人が日常で海を思う時間をつくるために、海の思い出を集めるプロジェクト「うみつづり」をスタート。オープニングトークでは、「海のレシピproject」を企画運営するスティルウォーターのメンバーが、各プロジェクトについてやこれまでの活動を報告します。

■会場に展示されているリサイクラーさいとうとおるの作品解説
ゲストで登場するのは、リサイクラーのさいとうとおる。ADRIFTやreload ENTRANCE HALLで展示している海洋プラスチックを用いた照明作品について、これまでの活動についてお話いただきます。

■プロフィール
Pimlico Arts JAPAN ( ピムリコアーツジャパン )　さいとうとおる
1979年神奈川生まれ、葉山在住。専門学校を卒業後オーストラリアやイギリスで遊学、西洋の食材や食文化に興味を持つ。イギリスで最初に住んだ土地ピムリコでPimlico Artsの基礎のアイデアと出会う。帰国後たかはしよしこのフードアトリエ、S/S/A/W の立ち上げに関わり、ものづくりの楽しさ、素晴らしさを学ぶ。S/S/A/W退職後、KHISONOIO（キソノイオ）という名前でオリジナルの鞄の作成を始める。2015年にヨーガン・レールの作品に衝撃を受ける。その頃より少しずつ趣味のサーフィンで出かけた海などで、海洋プラスチックごみなどを集め始める。2020年コロナ禍により仕事が激減し、かねてよりやってみたかったart作品の制作と発表をPimlico Arts JAPANとして始める。

stillwater（スティルウォーター）
2021年より「海のレシピproject」の立上げおよび企画編集に携わる。企画や編集、インタビューなど独自のクリエイティブ活動を通して、ブランドや企業、ものごとの奥行きづくりを主な業務としている。数えきれない対話を繰り返しながら、生活にまつわる食や文化、アート、街、などのテーマに積極的に働きかけ、取り組んでいる。
http://www.stillwaterworks.jp/

■参加費は無料。海藻と酒粕のお味噌汁のテイスティング付き
オープニングトーク「私と海 I and the Sea」
[ 登壇者 ]　スティルウォーター、さいとうとおる
[ 日時 ]　2024年3月30日（土）13:00～14:00
[ 参加費 ]　無料
申し込み：https://uminorecipe-umitsuzuri-talk1.peatix.com/
※海藻と酒粕のお味噌汁のテイスティング付き

＜海と私のものがたり produced by 海のレシピproject概要＞

＜取材について＞
スティルウォーター、リサイクラーさいとうとおるへの取材をご希望の方はお問合せ下さい。
海のレシピproject（一般社団法人地球環境教育機構）
電話：03-5790-6779
メールアドレス：uminorecipe@gmail.com