国内・海外の中学生を対象に、「水」をテーマにした作文を募集した内閣府水循環政策本部、国土交通省及び都道府県が主催する「第46回全日本中学生水の作文コンクール」。
この大会で「優秀賞」を受賞したのが、岩崎奏衣さんです。岩崎さんは、海と日本プロジェクトinながさきが2023年に開催した「大村湾ワンダーオーシャン調査隊」に参加。このイベントは、長崎県内の小学生が大村湾の不思議に迫る2泊3日のプログラムで、岩崎さんは体験したことや気づいたことを 「私の身近な海~大村湾~」という作文にまとめました。
内閣官房デジタル田園都市国家構想実現会議事務局は、地方創生の取組みにおける金融機関等の幅広い情報・ネットワークの活用による貢献が期待され、各地域での取組みの参考とするため、金融機関等が地方創生に関与した「特徴的な取組事例」を公表しています。
その2023年度の事例として、鳥取ブルーカーボンプロジェクトの構成団体である農林中央金庫が選定されました。これは鳥取ブルーカーボンプロジェクトが、「藻場(海藻類が繁茂した沿岸域)」の消失という全国的な問題に対し、官民が連携しながら、ウニの蓄養試験・イベントの開催・学校での学習プログラム実施・ウニを使ったメニュー開発等を行うことにより、地方創生に貢献している点が評価されたものです。
海のキッズサポーター・はるき君が、北九州市教育委員会児童生徒善行表彰「福原賞」を受賞しました。
「福原賞」とは、学校法人福原学園を創設された故福原軍造氏の遺族から「学校の教育に役立てて欲しい」という意向でいただいた寄付金をもとに、平成元年に創設されたものです。学校教育のより一層の充実・発展に資するため、善行(清掃活動)や地域貢献(ボランティア活動など)といった、顕彰すべき行為のあった方を表彰しています。
はるき君は個人の部・ボランティア部門での受賞!休日などを利用して家族とともに海岸清掃のボランティアを行ったり、SNSを使って海の現状の啓発などを行ってきた活動が評価されたとのことです。
海のキッズサポーター・杉町一真くんが、山王ひなた美術教室主催、海と日本プロジェクト「海の学び舎」絵画コンクールで、福岡市教育委員会賞を授賞しました。
「海の学び舎」とは、山王ひなた美術教室が実施している、海をテーマに体験活動や創作活動を行うプロジェクトのこと。今回は、そのプロジェクトの中のひとつである本物の魚を観察しながら描く「魚絵画コンテスト」に一真くんは参加。タイトル「今日の友達」という絵が受賞となりました。
サステナアワード2023みどりの食料システム参加賞
農林水産省が「みどりの食料システム戦略」の一環として、消費者庁、環境省と連携し実施している「あふの環2030プロジェクト」。このプロジェクトにおいて行われたのが、食や農林水産業に関わるサステナブルな取組動画を表彰する「サステナアワード2023」です。
海と日本プロジェクト in 山形による動画は、「除プラ機」の取り組み。除雪機を改造してつくられ、砂浜に落ちているプレスチック片などを回収する機械で、わずか数ミリのレジンペレットまでも砂と分離させながら回収することができるそうです。
山形県では様々な分野で活躍できる風土づくりのため、地域を元気にする活動のうち大きな成果を収めるものを「輝く県民活躍大賞」として顕彰しています。
「自動車の廃材を活用したバリアフリービーチの構築と創出」という名の通りの活動を行っているこの事業は、「障がい者と健常者が一緒に海を楽しめる新しい取り組みであり、新たなリサイクルの方向性も示した素晴らしい活動」、「組織として様々な団体が参画していて、海岸清掃や車の廃材を再利用するアイデアも合わさり、活動に厚みがある」などの評価をされ、「一般社会貢献部門」にて表彰されました。
「熱海千魚ベースプロジェクト(海のごちそう地域モデルin熱海)」は、“食”を切り口に「未活用魚の価値化」や熱海の海の豊さ・課題について知ってもらう機会作りを行っています。
受賞した「まるごとフィッシュブイヨン」は、本来は廃棄されてしまうはずの小型のイサキや金目鯛のアラ、未活用魚のマルアジやシイラを活用。熱海の海でとれた魚に責任を持って「まるごと」使うコンセプトのもと、食のアップサイクルを実現し、魚や海の保全や食品ロス削減の啓蒙などに一役買える商品として評価されました。
長崎県五島市のかまぼこ店「しまおう」がつくった「五島の海がまるごとつまった地球にやさしい しまおうのかまぼこ」が、第61回長崎県水産加工振興祭水産製品品評会 水産庁長官賞 デザイン部門を受賞しました。
パッケージのデザインには、長崎県内の小学生たちによる海の絵が描かれています。これは、2022年7月に五島の海で活躍する最先端の科学技術を学ぶイベント「長崎・五島 東シナ海調査隊!2022」を、日本財団「海と日本プロジェクト」の活動の一環として実施。その際、参加した小学生たちが「海を守るために大切だと思うこと」を表現した絵が、パッケージに採用されています。
一般社団法人 北海道江差観光みらい機構と日本財団「海と日本PROJECT」が、全国の港湾・海岸エリアで高い企画力のもと、普及・振興・啓発に取り組んでいる組織・団体に贈られる「日本港湾協会 企画賞」を受賞しました。
グランピング+海洋体験を「マリンピング」と定義づけ、地域の新たな観光振興コンテンツを生み出したこと、また、若年層の海洋環境への理解増深に寄与しながら、江差の魅力を発信していることが評価されたためです。
このマリンピングでは、「日本の夕陽百選」にも選出された夕陽を見ながらのBBQディナー、ビーチ内での海洋体験提供など、かもめ島というロケーションを活かした内容が魅力となっています。
高校生が地域と連携しながら缶詰を開発するプロジェクト「LOCAL FISH CANグランプリ」。2022年の全国大会では、漁協青壮年部員、漁業士会員、長崎県立長崎鶴洋高等学校の高校生が研究・実践してきた「ナガサキイッカクハギのわからん(和華蘭)缶詰」が「ベストストーリー賞」を受賞しました。
そして、「長崎県漁業協同組合連合会」主催の大会で、この缶詰の発表を行ったところ、特別優良賞を受賞。魚名大辞典によると、ウスバハギは別名「ナガサキイッカクハギ」。そこで、大会では、ウスバハギを「ナガサキイッカクハギ」としてブランド化し、長崎のブランド魚として売り出したいという視点で発表。缶詰づくりというウスバハギのブランド化と商品化への一歩を踏み出した点が、高く評価されました。
“食”と“ものがたり”を通して“海”を伝えるウェブメディア「海のレシピプロジェクト」が、 「豊後水道のアイゴ一夜干し」をやまろ渡邉と共同開発しました。
この商品が、全国で生産されている水産加工品等の品質向上を図り、あわせて水産加工業者の生産、技術、販売についての意欲向上に寄与することを目的とし、農林漁業振興会の実施する農林水産祭の一環として行われる審査会で表彰されました。これまで独特の臭みを有する等の理由で加工原料として未利用魚だったアイゴを、臭みのない加工製品として仕上げたこと、消費者に手に取ってもらいやすいパッケージデザインなどが評価され、受賞につながりました。
◆ 第11回「LIFE ✕ DESIGN AWARD」グランプリ受賞
海洋ごみ対策事業「海と日本プロジェクト / チェンジ・フォー・ザ・ブルー」の一環で推進しているリサイクル・アップサイクル事業として、廃棄漁網由来の布を用いたプロダクト開発(バッグや文具等)を、複数企業と連携しながら製造・ブランド化して販売しています。第1弾として商品化に成功した「豊岡鞄」ReC LLC.の「For the blue トート」が、この度、 第11回「LIFE×DESIGN AWARD」でグランプリを受賞。
■「LIFE×DESIGN AWARD」について
毎年約20万人が来場する日本最大級のパーソナルギフトと生活雑貨の国際見本市『東京インターナショナル・ギフト・ショー』)内のプログラムの一環として開催されているアワード。2022年度で第11回となる今回は、計1,986の企業が商品を出展しました。
◆ 2022 日本パッケージングコンテスト 飲料包装部門賞
◆ 第46回 JNNネットワーク協議会賞 活動部門 その他の活動 奨励賞
福岡県民に「みかんジュース」でお馴染みの(株)ふくれんと共同で、九州産野菜・果物の端材を使用したスムージーを開発。
海洋環境問題と我々の生活が繋がっている事を啓発するため、テーマを「海と山と人と」に設定。
日常の中で無意識に手に取ってもらえる商品を目指し、九州産の野菜・果物の端材を使用した3色のカラフルスムージーを(株)ふくれんと共同開発しました。
SDGsにも繋がるその姿勢に共感いただき、2021年9月23日から九州・山口(沖縄除く約2400店舗)のセブンイレブン・地元スーパーで約33万本の販売を展開しました。
◆ YouTubeチャンネル登録者 10万人
◆ シルバー クリエイター アワード
日本さばけるプロジェクトは、さばける塾・さばけるチャンネル等を通じて、“魚をさばく”という日本古来からの調理技法を次の世代へ継承するとともに、豊かで健全な海を未来に引き継ぐアクションの輪を広げるプロジェクト。
その取り組みの一環である「さばけるチャンネル」は、プロ料理人による魚さばきのレクチャー動画や関連動画を150本以上公開するYouTubeチャンネルです。
登録者数10万人突破を記念してシルーバークリエイターアワード(銀の盾)を受贈され、2022年9月時点で登録者数は20万人超え、増え続けています。
海と日本プロジェクトの関連事業であるこのプロジェクトは、廃棄車両のエアバッグやシートベルト、浮力材としてマイクロプラスチック海洋ごみの原因となる廃棄発砲スチロール箱をリユースし、ライフジャケットを製作。また、使用済み車両の廃棄窓ガラスとバンパーを粉砕し、コンクリートに混入し、車いす用のスロープを海水浴場に施工し、脱炭素社会推進に貢献すると共に健常者と障がい者が共に楽しいバリアフリービーチイベントを開催、共生社会構築に寄与しています。
脱炭素を目的とした地球温暖化防止に関する地域活動について優れた取り組みを表彰する全国大会である「脱炭素チャレンジカップ」で「優秀賞」を受賞。「エコカップやまがた大賞」では2年連続で「大賞」を受賞。車の廃棄物、窓ガラスや、バンパーを再資源化し、CO2削減、脱炭素社会に寄与するとともに、障がい者と健常者の共生社会の実現にむけ、バリアフリービーチイベントを開催、実践していることが評価されました。
庄内浜で受け継がれてきた「天然魚」の食文化。近年失われつつあるその食文化を、庄内浜の天然魚の象徴「鯛」を通じて守っていき、食を通じて海の課題や魅力を伝えていくのが、「海のごちそう地域モデルin庄内浜」です。
「山形ならでは」の加工食品の優良事例を顕彰し、原料として使用される本県の豊かな農林水産物の需要を拡大し、本県農林水産業の発展を図ることを目的とされた、山形のうまいもの「ファインフードコンテスト」 調味料・その他部門で、鯛だし醤油「出羽三山 縁」/海鮮レディースが「最優秀賞」を受賞しました。
OMNIマイクロプラスチックは、近年国際的な問題になりつつある、海に流出したプラスチックごみが粉々になり小さな粒となって海を漂うマイクロプラスチックの問題を、研究者と一般市民が一緒になって考え、知り、アクションを起こしていく機会をデザインの力を使って創出しているプロジェクト。
OMNI マイクロプラスチックの活動は、誰もが問題に気づくためのプロセスや行動を起こすためのデザインが多視点で展開されている点、特に自治体と連携し地域の人たちと共に考え続けられる仕組みに可能性を感じ、日本全国に手法も含めて広がっていくことが期待される点が評価され、グッドデザイン賞を受賞しました。
世界一のチーズをつくるために、奮闘を続ける推進パートナーの「ブルーチーズドリーマー」。土地本来の味が楽しめるチーズづくりのために、その土地の自然のサイクルを崩さずにつくりあげることを大切にしています。もともと江丹別にも環境汚染という課題がありましたが、環境に配慮した牧場経営によって地域が良くなり、経済的にも良くなるという良い循環が生まれています。そんな環境下で製作されたのが「江丹別の青いチーズ -ふらのワイン熟成」です。
2011年春から製造を始めた「江丹別の青いチーズ」を、ヤマブドウの品種がブレンドされた、ふらのワインの「羆の晩酌(ひぐまのばんしゃく)」で熟成。ワインの熟成が合わさり、甘くてしっとりとしたテクスチャーと、深い味わいが口いっぱいに広がるブルーチーズです。
北海道の積丹町では、地元オリジナルのクラフトジンづくりが行われています。推進パートナーの「積丹スピリット」は酒造りに関して「何も知らない」という人たちが蒸留所をつくり、構想5年目にして初のオリジナルジン「火の酒-HONOHO」を2020年に製造販売。「資源豊かな積丹の海がいつまでも変わらずにありますように……」と願ってつくられています。
アイヌの人々が「森の女神」と称した「アカエゾマツ」。厳冬期の間も葉を落とさずに凛として立つその美しさは、北海道の希望の象徴です。
「KIBOU」は、そんなアカエゾマツの深いオレンジの香りを基調に、 北海道産・積丹町産のボタニカルからなる豊かな大地の蒸溜酒です。
さいたま市は江戸時代には沼地が多く、沢山のうなぎが獲れたことから“蒲焼のはじまりの地”とされ、現在もその調理方法が「さいたま市伝統産業」に指定されています。一説には“せんべい発祥の地”とも言われているとか。推進パートナーの「彩の国ブランドフォーラム株式会社」が七越製菓と試作に試作を重ねて作った煎餅は、正田醤油の蒲焼タレとうなぎエキスに、山椒を効かせてピリッと焼き上げています。
2019年にはさいたま市観光協会が選定・推奨している「さいたま推奨土産品」の中から、せんべい部門で金賞を受賞しました。
2022年8月に開催された海と日本プロジェクトin埼玉のイベント「うなじぃ調査隊!今、浦和のうなぎに何が起きている!?」でコラボし、子どもたちが描いたポスターがパッケージデザインになっています。
推進パートナーの「チョウシ・チアーズ株式会社」は、みんなの夢をつなぐ『あったらいいな』で地域をおもしろくする、サスティナブルなコトづくりカンパニーです。
受賞した銚子ビールは、千葉県銚子市にある銚子ビール犬吠醸造所で造られるビールで、縁起の良い『始まり』を応援するメッセージを込めた銚子の初日の出をモチーフにしたロゴが特徴的。新しい挑戦に立ち向かう時、新しいモノや発見に出会った時、人生の何かの『始まり』を応援するビールとして皆様の笑顔ある人生に寄り添っていく、そんなビールをつくりました。
新潟県内で流通や飲食店を営んでいる推進パートナーの「高井商店」。代表の高井悦成社長は海をこよなく愛し、自ら新潟市西区海辺文化推進の会 を設立し、ビーチクリーンや海辺の活性化事業を展開しています。
そんな代表渾身の「海老味噌」は新潟特産・南蛮海老(ナンバンエビ)から取り出した濃厚で風味豊かな海老だしを、芳醇な味わいの越後みそと合わせた商品です。1パックに約50尾以上の海老を凝縮し、化学調味料無添加で製造しています。
富山県は昆布の年間支出が全国トップクラス。
2021年8月には、昆布と富山湾の魅力を広めるため、学習体験イベント「海と日本プロジェクト 富山こんぶ学校」を実施しました。参加した小学生や県内の料理研究家が、老舗昆布店・四十物昆布と開発した羅臼昆布やエゴマ・藻塩などで、オリジナル昆布パウダー「かけつぶこぶこ」を製作。「かけつぶこぶこ」を使用し、富山市の飲食店で推進パートナーの「ぺんぎん食堂」とコラボレーションして開発いただいたお惣菜が「豆腐昆布ボール」です。
昆布の旨みと少しピリッとした風味がやみつきになります。具材には、昆布の味が最大限引き立つように、豆腐や白はんぺんなどを使用しました。コーンやカニカマ、枝豆など彩りも豊かで、見た目にもこだわった一品です。
創業は1938年(昭和13年)。当時、高知県の室戸市で遠洋漁業へ出る船に食事として積み込まれたのが、推進パートナーである「山本かまぼこ店」のかまぼこです。漁師たちからは「山本のてんぷら」と呼ばれ親しまれました。地元の魚にこだわったかまぼこを製造、地産外商にも力を入れており、最近は海外展開も始めています。
「魚ん棒」は、かまぼこの原料に冷凍すり身を一切使わず、室戸産のシイラと室戸海洋深層水を使用しています。味付けはかなりスパイシーに仕上げられていてお酒のおつまみにも最適です。
シイラは、日本国内ではあまり食べられない未利用魚に近い魚でもあるため、珍しい原料を使っていることも特徴です。
海のごちそう地域モデルin函館は、海洋環境の変化によって近年函館近海で漁獲量が急増している「ブリ」の消費拡大と食文化の定着を通して、海洋環境変化を地域に伝えていくプロジェクトです。
漁獲量が急増しているブリの消費拡大と食文化への定着を実現するため、地場産ブリを活用して考案したのが、「函館ブリ塩ラーメン」です。脂ののりが少ない道産小型ブリを活かしたブリ節と、塩味スープに調和するよう配合したブリエキスにより、飽きのこない味わいを実現しました。
「海ノ民話のまちプロジェクト」は、日本全国にある海の民話を「ふるさと再生 日本の昔ばなし」のスタッフがアニメ化し、それを子ども達に伝えていくという事業です。昨今、子ども達の海離れが問題となっている中で、アニメーションという形で海に接してもらう機会をつくっています。 また、愛媛県では海ノ民話をパッケージにした缶詰を販売するなど、作品の舞台となったそれぞれの地域でアニメを活用。そういったさまざまなコラボレーションが生まれたことが評価され、京都アニものづくりアワード2022の地方創生部門で銀賞を受賞しました。受賞作をweb上で公開していますので、ぜひご覧ください。
WEBサイト: https://www.youtube.com/c/uminominwa
病気などで外出が困難な子どもたちに、先端技術を駆使して質の高い学習体験を遠隔で提供しようというプロジェクト。5G・水中ドローン・VR・映像伝送装置などを活用し、海や海の生物について学びを深める体験を提供しています。 水族館と院内学級をネットワークで結んで実施した遠隔校外学習では、子どもたちはVRヘッドマウントディスプレイで水中ドローンを遠隔操作しながら360度マルチビューで泳ぐ魚たちを間近に鑑賞。水槽の中を泳いでいるかのような体験に歓声があがりました。 今後の展開にも大きな期待が寄せられ、国内外で多様な賞を受賞しています。
新潟三新軒とのコラボで、新潟県産コシヒカリと7種類の海の幸を贅沢に盛り込んだお弁当「新潟産コシヒカリと海鮮のうまいもん寿司」を販売。65個のお弁当が並んだJR東日本主催の「駅弁味の陣」では、盛付賞(盛付部門第一位)も受賞し、県内外から注目を集めました。
開発にあたっては「海を守る活動を多くの人に知ってもらいたい」という思いからエビやイクラなど2050年にはなくなってしまうと言われる具材も多く使用。販売後、海と日本プロジェクトに対するお問い合わせも増え、高い関心が寄せられました。
2021年度より発足した「海洋研究3Dスーパーサイエンスプロジェクト」。最新の3D技術を活用した海洋生物の研究を通じて、将来様々な分野で活躍できる人材を輩出することを目指し、物事を深く追求できる人材育成を目的としています。選抜された9名の中学生が、日本の第一線で活躍している3Dの専門家である吉本大輝氏を中心に、海洋分野の専門家たちのアドバイスを受けながら、ひとり一つの海洋生物について3Dデータを学び、実践しながら徹底的に研究してきました。
栗山奈月さんは、授業のひとコマにあった海洋大学の中村先生の捕鯨に関する授業を受けて、「捕鯨の正義」という卒業論文を作成。捕鯨と経済の観点から「正義について」を研究し、学校内で最優秀となる校長賞を受賞しました。
◆ 図書館を使った調べる学習コンクール「奨励賞」
(※地域選考(函館市)5・6年生の部では「最優秀賞」)
北海道函館市で、子どもたちに海での体験や学びの機会を提供する「はこだて海の教室~海と日本プロジェクト~」。その講座のひとつである「子ども海藻アカデミー」は、函館市が生産量日本一を誇る昆布などの海藻をテーマに、昆布干しや昆布料理体験、海藻学者・漁師による講義、昆布PRイベントでのお仕事体験など、子どもたちの好奇心をかきたてる充実した講座を行っています。 この講座の参加者である三浦さんが書いた32ページもの力作レポートが、「図書館を使った調べる学習コンクール」にて、10万点をこえる応募から上位400選にあたる「奨励賞」に選ばれました。三浦さんは「実際に体験したからこそ、分かったことがありました。これからも、昆布と、それに関わる取組みに興味を持ちつづけて、持続可能な未来のために私たちができることを考えていきたいです」と話しています。
海と日本プロジェクトのさまざまなイベントに参加しながら、海への理解を深めて海の未来を考える子どもたち「海のキッズサポーター」。
香川県の海のキッズサポーター・山田彩陽さんは、小学4年生の時に香川県の海ごみについて調べた総務省主催の第67回全国統計大会の「統計グラフ全国コンクール」3.4年生の部で日本品質管理学会賞特選受賞。また、小学6年生の時には第40回「海とさかな」自由研究・作品コンクールで、最優秀賞のひとつ「水産研究・教育機構理事長賞」を受賞しました。「海とさかな」自由研究・作品コンクールでは「うどん県に欠かせない伊吹いりこ」のテーマで研究し、伊吹いりこの歴史や解剖の様子を約1カ月かけて15ページにまとめました。受賞をきっかけに、いりこに興味を持ってくれる児童がクラスに増えたそうです。
◆ 「海と日本PROJECT」全国一斉ウニの発生体験表現作品コンテスト2021秋 レポート観察部門「グランプリ」
◆「海と日本PROJECT」全国一斉ウニの発生体験表現作品コンテスト2021冬 観察レポート部門「準グランプリ」
◆ クリエイティブクッキングバトルin熱海「グランプリ」
海と日本プロジェクトのさまざまなイベントに参加しながら、海への理解を深めて海の未来を考える子どもたち「海のキッズサポーター」。
東京都の海のキッズサポーター・井田かれんさんは、ウニの発生実験に取り組んでもらう「海と日本PROJECT全国一斉ウニの発生体験」のレポート観察部門でグランプリを受賞しました。発生実験から幼生飼育、そして稚ウニへの変態誘導にも成功し、スライド24枚の報告レポートを作成しました。
また、熱海で獲れた未活用魚を使ったアイデアレシピ動画を募集したコンテスト「クリエイティブクッキングバトルin熱海」でもグランプリを受賞。未活用魚の頭・骨・尻尾と野菜を使って出汁をとるなど、素材を工夫して流用しながら作り上げた全3品のイタリアンコースを開発しました。
2021年度より発足した「海洋研究3Dスーパーサイエンスプロジェクト」。最新の3D技術を活用した海洋生物の研究を通じて、将来様々な分野で活躍できる人材を輩出することを目指し、物事を深く追求できる人材育成を目的としています。選抜された9名の中学生が、日本の第一線で活躍している3Dの専門家である吉本大輝氏を中心に、海洋分野の専門家たちのアドバイスを受けながら、それぞれがテーマにした海洋生物を徹底的に研究し、また同時に3Dデータ技術を学び、研究を深めました。
本プロジェクト一期研究生の萩原一颯さんは、3D技術で駒を作成した「日本の漁業を活性化」というタイトルのボードゲームをプレゼンし、スタートアップJr.アワード2021 特別賞を受賞しました。本プロジェクトで勉強した3D技術を生かして駒をつくりました。