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あなたのまちの海の日サポートプログラム 隠岐諸島に関する体験学習会

2015.10.13

1.事業名  「隠岐諸島に関する体験学習会」
2.実施日時 平成27年8月30日(日曜日) 8時から18時30分まで
3.参加人数及び参加者の内訳
・ツアー参加 小学生31名、幼児6名、大人(保護者)29名
・海の駅での地元参加者 小学生4名、中学・高校生4名、幼児4名、大人5名
・イベントスタッフ17名(ツアー同行10名、現地応援7名)
総勢100名

4.事業実施の目的及び概要
ツアーに参加していただいた皆様に対して、次の3項目を主体とした内容で実施しました。
(1)隠岐航路における運航船舶と船員職業への関心を持っていただくため。
(2)隠岐諸島の海と隠岐世界ジオパークとの関わりについて学んでいただくため。
(3)「おき・にしのしま海の駅」の認定を契機として、イベント等による施設の有効活用に努め、隠岐島民に向けて海の駅の役割や意義をアピールするため。

5.具体的な取り組み内容や参加者の反響等について
(1)隠岐と本土間の定期航路を運航する隠岐汽船株式会社「フェリーしらしま」に乗船し、船橋の見学や航海機器、救命設備などの説明を行いました。
普段は見ることができない場所や安全運航を行うための各種機器や設備の説明に、子供達や大人の皆様までも興味深く熱心に耳を傾けておられました。
隠岐島民にとって唯一の生活航路として重要な使命を果たすべく、安全運航を担保し、人の移動と物資の安定輸送を恒常的に継続していくための隠岐汽船の役割などを一層理解していただくことができました。
加えて、今年で創立120周年を迎えた隠岐汽船の歴史を振り返ることで、船員の就労人口が減少している環境においても、夢と遣り甲斐を持って離島航路を維持継続して行くための人材育成の一助になればと期待いたします。

(2)世界に認定された隠岐ジオパークの魅力や自然景観の成り立ちなどについて、航海中の船内多目的ホールを活用し、ジオパークガイドによる講座を行いました。陸上での座学とは一味違った雰囲気の中で、参加者の皆様に楽しく学んでいただけました。
下船上陸してからは、船内の講座で得た知識をもとに現地学習を行いました。
ジオパークガイドによる臨場感溢れる現地説明を通じて、自分たちの生まれ育った地域の恵まれた自然景観や伝統文化を再認識するとともに、島ごとで異なる地質や植生、加えて伝統文化等の多様性についても理解していただけました。

(3)海の駅の役割や楽しさを実感していただき、隠岐島外からのお客様はもとより、地元の住民からも愛されるように、積極的にイベント等での有効活用を行うことで、地域に密着した“海辺のオアシス”的な憩の場所になることが期待されます。
イベントでは、日本海の季節風や潮流などの影響で、遠くは大陸方面からも運ばれてきた流木などを再利用したボートを製作して、海の駅の桟橋から沖合に設置したブイまでを往復する人力ボートレースを行いました。
「西ノ島町B&G海洋センター」のスタッフをはじめ、大勢の地元スタッフのサポートにより、安全に楽しくレースが行われました。
また、小学生と保護者の皆様には、地元産の木材の端材を活用し各自で加工した手作りの模型ボートを作製しました。
「海の駅」の敷地には、地元ボランティアスタッフの手作りによる大型プールを設置して完成した手作りボートを浮かべて競走させました。
ボートの形状や船体バランス、船底ペイントなどの工夫によっても速力や安定性等に微妙な違いが生じることも分かりました。
船舶の船体構造などを学ぶきっかけにもなったと思います。
レース終了後には、競艇での順位、船体の完成度、カラーリングによるデザインなどを多角的に審査して、優秀作品には図書券や商品券などを贈呈しました。

6.プロジェクトを終了しての感想
総括としては、今回のイベントは終始楽しく和やかな雰囲気で行われました。
参加者の皆様は、大人も子供も海洋や船舶のこと自然環境などに関して、多くの事を体験し学習することが出来たと思われます。
サポートスタッフも全員が一丸となり、今回の海の日プロジェクトの成功に向けて尽力していただきました。
くわえて、参加者とスタッフが親睦を深め、楽しい時間を共有することが出来て非常に有意義な一日であったと思います。
別紙にて写真を添付しておりますのでご参照下さい。
概略ではありますが、以上顛末をご報告申し上げます。

1日の動向

1

「フェリーしらしま」多目的ホールでのジオパーク講座の様子です。

「フェリーしらしま」多目的ホールでのジオパーク講座の様子です。

陸上での講座とは一味違った雰囲気で楽しく学べました。

陸上での講座とは一味違った雰囲気で楽しく学べました。

普段は見れないフェリー船橋の見学に、子供も大人も興味深々でした。

普段は見れないフェリー船橋の見学に、子供も大人も興味深々でした。

安全運航に必要な航海計器や各種機器を学びました。

安全運航に必要な航海計器や各種機器を学びました。

膨張式救命筏やイーバブなど非常時の設備も見学しました。

膨張式救命筏やイーバブなど非常時の設備も見学しました。

地元の専門ガイドによる国賀海岸の現地学習を行いました。

地元の専門ガイドによる国賀海岸の現地学習を行いました。

国立公園と世界隠岐ジオパークに認定された絶景に子供たち達も感動しました。

国立公園と世界隠岐ジオパークに認定された絶景に子供たち達も感動しました。

西ノ島を学習した班の集合写真です。

西ノ島を学習した班の集合写真です。

知夫里島を学習した班による名勝「赤ハゲ山」での様子です。

知夫里島を学習した班による名勝「赤ハゲ山」での様子です。

同じく、知夫里島学習班による名勝「赤壁」での様子です。

同じく、知夫里島学習班による名勝「赤壁」での様子です。

ジオパークガイドによる「赤壁」の特異な地質の説明など、楽しく学習できました。

ジオパークガイドによる「赤壁」の特異な地質の説明など、楽しく学習できました。

景観の他にも、島根名水百選の「河井地蔵」で伝承文化の学習を行いなした。

景観の他にも、島根名水百選の「河井地蔵」で伝承文化の学習を行いなした。

赤ハゲ山にて、知夫里島学習班の集合写真です。

赤ハゲ山にて、知夫里島学習班の集合写真です。

「おき・にしのしま海の駅」に参加者が勢揃いしました。

「おき・にしのしま海の駅」に参加者が勢揃いしました。

「海の駅」について、島根運輸支局次長 國廣様から説明がありました。

「海の駅」について、島根運輸支局次長 國廣様から説明がありました。

平成27年5月5日 「隠岐シーサイドホテル鶴丸」が山陰地域では初めて 「おき・にしのしま海の駅」に認定され海の駅ネットワークに仲間入りしました。

平成27年5月5日 「隠岐シーサイドホテル鶴丸」が山陰地域では初めて「おき・にしのしま海の駅」に認定され海の駅ネットワークに仲間入りしました。

島の沿岸に漂着した流木などを利用した手作り筏レースの準備作業です。

島の沿岸に漂着した流木などを利用した手作り筏レースの準備作業です。

筏レースの参加者が競技ルールについての説明を受けています。 「西ノ島町B&G海洋センター」のサポートで安全対策も万全です。

筏レースの参加者が競技ルールについての説明を受けています。「西ノ島町B&G海洋センター」のサポートで安全対策も万全です。

海の駅の桟橋から沖合に向けて、いよいよ筏レースが開始されました。 安全運航のためのスタッフも随行し白熱したレース展開となりました。

海の駅の桟橋から沖合に向けて、いよいよ筏レースが開始されました。安全運航のためのスタッフも随行し白熱したレース展開となりました。

小学生・幼児とその保護者による手作りボートの工作風景です。

小学生・幼児とその保護者による手作りボートの工作風景です。

船体の形状やペイントにも工夫を凝らして真剣な作業風景です。

船体の形状やペイントにも工夫を凝らして真剣な作業風景です。

船体塗装の作業です。デザインや色彩も受賞の重要な要素となります。

船体塗装の作業です。デザインや色彩も受賞の重要な要素となります。

レース前には、自慢の力作の愛艇披露を行いました。

レース前には、自慢の力作の愛艇披露を行いました。

いよいよレース開始です。子供達がスタート役で保護者がプールの折り返しを     担当しました。5艇によるマッチレースでトーナメント勝ち上がり方式です。

いよいよレース開始です。子供達がスタート役で保護者がプールの折り返しを担当しました。5艇によるマッチレースでトーナメント勝ち上がり方式です。

表彰式です。手作りボートの部門はレースの順位と船体デザインの2部門で審査しました。

表彰式です。手作りボートの部門はレースの順位と船体デザインの2部門で審査しました。

手作り筏レースの部門も順位とデザインの2部門で審査しました。

手作り筏レースの部門も順位とデザインの2部門で審査しました。

西郷港に帰着し下船の際には、幼児と小学生の皆様には島根運輸支局からの 記念品を贈呈しました。参加者全員元気に帰路につきました。

西郷港に帰着し下船の際には、幼児と小学生の皆様には島根運輸支局からの記念品を贈呈しました。参加者全員元気に帰路につきました。

「おき・にしのしま海の駅」にて、参加者全員による記念写真です。

「おき・にしのしま海の駅」にて、参加者全員による記念写真です。

隠岐の島町の西郷港ターナルに掲示したイベント横断幕です。

隠岐の島町の西郷港ターナルに掲示したイベント横断幕です。

参加人数:100人