しものせき海の日フェスタ2016
~海と日本プロジェクト~
2016.09.21
7月18日の「海の日」を記念して、「海」「関門海峡」をテーマに、7月17日・18日に「しものせき海の日フェスタ2016 ~海と日本プロジェクト~」を開催。下関市民並びに観光客に、海峡都市・下関ならではの「食」「歴史」「文化」などを感じてもらい、海への感謝の気持ちを育むとともに海洋国家・日本の反映を願う。
なお、関門海峡は源平壇之浦の合戦、明治維新など我が国の転換期の舞台。巌流島も関門海峡にあり、「歴史」は海峡都市・下関の財産であるため、「しものせき維新まつり」も同時開催。
日程
平成28年7月17日(日)・18日(月・祝)
開催場所
あるかぽーと岸壁芝生広場(下関市あるかぽーと)
主催
下関海の日協賛会
共催
しものせき維新まつり実行委員会
協力
下関商工会議所、しものせき観光キャンペーン実行委員会など
参加人数
約3万人
【客船「にっぽん丸」お出迎え】
7月18日の「海の日」に、商船三井客船株式会社の客船「にっぽん丸」が、当フェスタイベント会場の眼前に寄港。陸側の参加者には豪華客船の寄港を間近で見てもらい、また客船の乗船客に対し市民でお出迎え・おもてなしすることで、海峡都市・下関の魅力を体感してもらいました。
【ステージイベント①】
「海」「関門海峡」をテーマにしたステージイベントを実施。
ハワイアンバンドのライブ、フラダンス5団体80名・保育園2園の園児90名によるフラステージ、関門海峡シンガーズ並びに関門海峡合唱団による声楽ステージを実施しました。
【海上保安庁下関海上保安署「1日海上保安官任命式」】
全国海難防止強調運動<海の事故ゼロキャンペーン>、並びに海の緊急電話118番の周知を目的に、「1日海上保安官」を任命しました。
任命されたのは、山口支部所属で、海の緊急電話番号118番と同番号である第118期の新人女子レーサー末武里奈子選手と山本宝姫選手の2名です。
任命式後、イベント会場内で啓発グッズを配付するなどPRを実施するともに、子ども体験航海で運航する「巡視艇ともなみ」に子ども達と乗船し啓発活動を実施しました。
【子ども体験航海】
子どもたちが巡視艇「ともなみ」に乗船して関門海峡を航海し、海上保安署の業務への理解を深めるとともに、少年少女に健全な海洋思想を広めました。
保護者・指導者を含む下関市内子ども会60名・下関海洋少年団7名が乗船。
航海コースは、あるかぽーと~関門橋下~満珠島沖~関門橋下~巌流島沖~あるかぽーと(航程:約12マイル 所要時間:60分)、計3便を運航しました。
【水産大学校練習船「耕洋丸」船内見学会】
市報で公募した市内小学生とその保護者50名、当フェスタでフラステージに出演した保育園児とその保護者90名の計140名が参加しました。
水産大学校練習船「耕洋丸」の船内を見学し、健全な海洋思想を広め、地元の大学校である当校への理解を深めてもらいました。
【客船「にっぽん丸」船内見学会】
客船「にっぽん丸」の寄港にあたり実施。市報により公募した50名が参加しました。
参加者は、客船「にっぽん丸」の船内を見学し、豪華客船の設備などの説明をクルーから受けました。その豪華さに参加者からは驚きの声があがりました。
【下関ボートPRブース】
下関ボートの認知度向上、PRを図るためにブースを設営しました。
ボートを展示し、普段間近で見ることができない舟艇に多くの方が興味を持ち、見学していました。また、レース時の衣装を着て、舟艇に乗りながらの記念撮影には、数百名の参加がありました。
山口支部新人レーサー・圓井勇輝選手もブースで下関ボートのPR、ボートの乗り方を説明し、お客様と交流を図りました。
【客船「にっぽん丸」歓迎式典】
客船「にっぽん丸」の寄港を歓迎するために実施しました。
式典には、船側からはチャータラーである株式会社JTB首都圏の代表者と「にっぽん丸」船長ら、下関市側からは市長、市議会議長らが参加。下関市から花束、入港記念盾、入港記念品が贈呈されました。
【ステージイベント②】
下関の歴史・関門海峡の歴史イベントの一環として、「歴史☆体感紙芝居」、観光寸劇「武蔵・小次郎 海中の決闘」を実施しました。
また、関門連携として北九州市門司港からバナナ叩き売り実演が行われたほか、山口ふるさと大使である歌手「山川哲」のステージも行われました。
【維新海峡屋台村】
屋根瓦模様を施したテントを設営し、看板や造作も意匠をこらし、江戸末期にタイムスリップしたような空間を演出しました。各販売店の店員は着物でお客様に応対し、下関の特産品や飲食物などを販売。多くのお客様でにぎわいました。
【萩毛利藩大名行列】
下関の歴史・関門海峡の歴史イベントの一環として、維新の志士などに扮した約100名による萩毛利藩大名行列を実施しました。
行列参加者は本物の衣装を身にまとい、本格的な時代絵巻の再現に、多くの来場者から歓声があがりました。
【長州砲古式演舞】
下関の歴史・関門海峡の歴史イベントの一環として、長州藩に伝わる火縄銃「長州砲」の射撃演舞を実施しました。
通常の火縄銃よりも太くて大きな長州砲の射撃音(空砲)が響いて煙が立ち上ると、多くの来場者から歓声があがりました。
【ステージイベント③幕末ナイト「風は西から来たりて」】
下関の歴史・関門海峡の歴史イベントの一環として、「下関にちなんだ明治維新」を題材にしたミュージカルを上演しました。
【海峡シャトルバス】
当フェスタの期間中、下関市内では「しものせき水族館・海響の無料開放」「海峡メッセ下関・海峡ゆめタワー20周年記念イベント」「唐戸市場・活きいき馬関街」など多くのイベントが開催され、市街地は非常に混雑しました。
そのため、客船の乗船客や当フェスタ参加者がスムーズに移動できるよう、下関駅~当フェスタ会場の間でシャトルバスを2台運行。多くの方が利用していました。
【オープンカフェ「碧彩カフェ」】
関門海峡の絶景と豪華客船を眼前に望み、また雲が無い晴天の青色と鮮やかな芝生の緑色のコンストラストが美しい当フェスタ会場で、本格的なオープンカフェを実施しました。
カフェを楽しみながら、絶景とイベントも楽しむことができる贅沢な空間を演出。ラテアート職人によるラテアート教室も実施しました。
【市民と客船乗客でつくる「平家踊り&盆踊り大会」】
下関を代表する伝統芸能の一つである「平家踊り」と、広く全国に知られている盆踊りである「東京音頭」「炭坑節」を、下関市民と客船乗客が一緒に踊り、つくりあげるイベントを実施しました。
客船にっぽん丸の乗船客は、出港後、船内で平家踊りを事前に練習。下関市民はやぐらに立つ講師から東京音頭・炭坑節のレクチャーを受け、本番に臨みました。
客船からは乗船客だけでなく、クルーの大半も参加し、太鼓や三味線の音が響く中、総勢400名の客船乗客と地元住民が輪になって踊りました。客船と地元住民が相互参加でつくりあげる画期的なイベントとなりました。
【龍馬とお龍の海峡夫婦花火】
坂本龍馬はお龍と結婚後、下関に居を構えました。新婚間もない二人は、当時巌流島に船で渡り、花火を打ち上げて楽しんだと、龍馬の死後、お龍が語っています。
来年2017年は二人が巌流島での花火を楽しんで150周年であることにちなんで、150発の打上花火を実施しました。2日間にわたり約3万人が参加したイベントのフィナーレとして、夜空を打上花火が彩るとともに、にっぽん丸の汽笛が響き渡りました。
その他
参加者の声
1.チャータラー①
昨日は本当にありがとうございました。
皆様のご尽力と心温まるおもてなしにお客様も大変感動されていらっしゃいました。
懇談からスタートした今回の企画でしたがクルーズ史に残るものになったと思います。
重ねて御礼申し上げます。
2.チャータラー②
天気にも恵まれ入港セレモニーから夜のイベントまで全てにおいて本当に良い1日でした。
また下関の地元のたくさんの方が踊りの輪のなかに入って参加して、東京音頭や炭坑節を踊っている姿や乗船のお客様が平家踊りを踊っている姿を見て、かなり胸が熱くなりました。
花火もとても豪華で、美しい打上げ花火で乗船のお客様もとても喜ばれていました。
チャレンジングな企画を実現化してくださり、また実際に想像以上に素晴らしいイベントであったこと、私たちにとっても貴重な経験となりましたこと、感謝申し上げます。
誠にありがとうございました。
3.船社
昨日の受入れ、ご対応本当にありがとうございました。
地元市民、ご乗船客両方の方を対象とした岸壁上での大型企画は私共も初めての体験で大変感激いたしました。昨日の帰船するお客様の表情を見て、貴市のお気持ちはきっとお客様に届いていると確信しております。
今回のご企画自体が大変魅力的な「観光資源」でした。
4.参加者①
過去例がないような様々な特色を持ったイベントでした。
しものせき海の日フェスタは今後も継続して開催して欲しいと思います。
5.参加者②
下関に今までなかったイベントでした。
このようなイベントがこれからの下関には必要だと感じました。
メディア掲出
<新聞>
6月23日 山口新聞 朝刊
7月 1日 朝日新聞 朝刊
7月 3日 西日本新聞(全九州版) 朝刊
7月 7日 毎日新聞 朝刊
7月12日 読売新聞 朝刊
7月18日 朝日新聞 朝刊
7月18日 毎日新聞 朝刊
7月18日 山口新聞 朝刊
7月20日 山口新聞 朝刊
<フリーペーパー>
6月25日 北九魂
7月15日 ほっぷ 下関版
7月16日 サンデー下関
<ラジオ>
7月 3日 FM KITAQ 「門司情報探偵団」
7月 8日 FM KITAQ 「関門独立共和国」
7月 9日 カモンFM 「市報しものせき通信」
7月 9日 cross fm 「CROSS i」
7月11日 KRYラジオ 「そこが聞きたい!“担当”直入」
7月16日 KBCラジオ 「徳永玲子の午後はニコニコ」
<ケーブルテレビ>
8月5日~8月11日 J:COM下関 「こちらふくふく情報局」
イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています