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尾道市因島における造船所見学会

2015.10.09

業名 : 尾道市因島における造船所見学会の開催
日時 : 8月1日 13:00より
場所 : 尾道市因島三庄町、石田造船(株)工場内
参加者 : 島内の子ども達(子ども園、小、中、高)約350名
内容 : 工場見学(工場内開放)、海と船をテーマとしたイベント実施、作文、絵画作成(夏休みの思い出作り)

 

8月1日、13時より石田造船(株)工場内に於いて島内の子ども達約350名が来社され、夏休みの思い出作りとして工場見学を実施しました。

当日は晴天で真夏の太陽が照り付ける中、子ども達が学校単位で班に分かれ、「海と船」をテーマに作文、絵画を作成しました。

まず最初に広い工場内を案内され工場内の造船設備を見学し、船台にレールが敷かれていて造船トロッコがあるのを見てびっくりしていました。

レールは陸上から海の中へ延び、レールと言えば列車のレールが思い出されますが、船を上・下架するためにレールがあり、その上に船を乗せるトロッコ(台車)があるのにも、びっくりしていました。造船設備も大型の全施回式の50Mもあるクレーンを間近で見て、またびっくりし、船を作る大きな鉄板や、鉄板を曲げるプレス機械などにも圧倒されていました。
暑かったせいもあり、風が通り抜ける思い思いの場所や室内に分かれ作文、絵画を実施し、各自で楽しい思い出作りが出来ました。

当日は、海と船をテーマにした造船所でなければできないイベント(日本初となるドック内に船のデッキに見立てた特設ステージでの音楽祭と夜には艤装桟橋からの打ち上げ花火)も開催され、子ども達は大喜びでした。

音楽祭では、地元小学生代表による進水式で使用している「くす玉」を割るセレモニーで開演しました。

船のデッキに見立てた特設ステージ上には、たくさんのTシャツも飾られてデッキの周辺はイルミネーションと浮環も設置され、船のデッキの演出効果も素敵でした。
音楽祭が終了した後は300発の打ち上げ花火が造船内を照らし、クレーンや艤装岸壁が光り輝き、他では見られないイベントに仕上がりました。
音楽祭には2,000人のギャラリーが詰めかけ、花火を見るため沿道には8,000人の人々が訪れました。

初めてのイベントでしたが、工場見学、音楽祭、花火と海と船をテーマにしたイベントが大成功のうちに終了しました。
今回、財団からの補助金を得て実施しました「海でつながるプロジェクト」工場見学は多くの子ども達に造船所内での体験を通じ、大きな夢を与えることができ、当初の目的でありました「海・船・子ども達に夢を!!」を実施することが出来ました。
お揃いのTシャツに身を包んだ子ども達が一体となって夏休みの思い出作りに参加しました。今回の工場見学を通じ工場内整理・整頓を始め、工場内を全塗装して子ども達に事故がないよう事前準備を進め、実行委員ともども熱中症対策を実施し、1人の病人も出さず無事終了することが出来ました。

日本財団の補助金があってこそ工場見学会が大成功したと思っております。
大変ありがとうございました。

参加人数:350人