海でつながる未来と海峡フェスティバル 明石海峡新船舶「まりん・あわじ」就航記念式典実施レポート
2015.08.28
●実施日:8月2日(日)
8月2日、海でつながる未来と海峡フェスティバル、明石海峡新船舶「まりん・あわじ」就航記念式典が兵庫県淡路市の岩屋港で開催されました。第一幕は午前10時3分、花火の合図とともに、地元AIE国際高等学校の学生による和太鼓の演奏で幕が開かれると、淡路島岩屋漁業協同組合の大漁旗を掲げた漁船に先導され、新船舶「まりん・あわじ」が、ご当地キャラクターの「あわ神」、「あわ姫」や「はばタン」などを乗せ、船体には明石海峡で獲れるタコやタイを描いた「まりん・あわじ」が訪れた約700名の人々の前に姿を現しました。
式典で、門康彦淡路市長は、これまでに新船舶の建造にご支援、ご協力をいただいた方々や、盛大な就航式典にご支援いただきました日本財団様へ感謝申し上げた後、「明石海峡航路は、淡路島の重要な交通手段であると考えている。これで有事の際の海上交通の確保ができた。今後は淡路島と本土との交流がますます盛んになれば」とあいさつしました。
式典はその後、衆議院議員の西村康稔先生、同じく赤羽一嘉先生をはじめとするご来賓のみなさま方よりご祝辞をいただいた後に、テープカット、海上安全祈願、くす玉開披、「まりん・あわじ」のデザイン及び愛称の優秀作品者の発表及び建造業者、ラッピングデザイナーへの感謝状の贈呈が行われました。第一幕の最後は「まりん・あわじ」の運航を行う㈱淡路ジェノバライン吉村社長の決意表明でしめくくられました。
第2幕はステージセレモニーで「まりん・あわじ」を背にした舞台で就航を祝います。トップバッターはAIE国際高等学校の迫力満点の和太鼓です。続いて、多くの学生が「まりん・あわじ」で通学することになる、地元淡路高校と淡路吹奏楽団が合同で吹奏楽を披露、市立岩屋保育所及び市立石屋小学校附属幼稚園児によるかわいい踊りは会場を和ませました。ステージセレモニーのトリを飾るのは、岩屋恵比須舞奉賛会のみなさまによる恵比須舞で、コミカル舞で観客を沸かせました。
また会場では、地元淡路島岩屋漁業協同組合によるご当地シーフードカレーふるまわれており、終る頃には、用意された600人前が完食されました。
海峡フェスティバルのフィナーレは「まりん・あわじ」の試乗会です。航海速力24ノット(時速:約44km)のスピードを披露し、試乗した330人はつかの間の船旅を満喫しました。
参加人数:約700人