子供たち（小学生）を対象に愛媛の主要産業である、海事産業、製造業、漁業に触れてもらう海の産業観光ツアーを海の産業観光を通じて、愛媛県の産業の魅力を次世代を担う子供たちに、海を大切に思う心を育ませ、将来職業の選択肢としてとらえてもらうことを目的とする。
愛媛の海でとれた海産物にふれることで、それを育んだ海を大切に思う気持ちの醸成を目指す。

日程
（宇和島コース）
松山発着：平成28年8月28日（日）8：00～17：00
宇和島発着：平成28年8月28日（日）9：45～14：45
 
（八幡浜・西予コース）
松山発着：平成28年8月28日（日）7：30～17：30
八幡浜発着：平成28年8月28日（日）8：50～15：30

開催場所
宇和島市、八幡浜・西予市

主催
日本財団
海の産業観光推進実行委員会（愛媛県旅客船協会・愛媛新聞社・四国観光立県推進愛媛協議会）

共催
えひめいやしの南予博2016実行委員会

参加人数
宇和島コース：128人（大人62人　子ども66人）
八幡浜・西予コース：99人（大人51人　子ども48人）

【宇和島コース：戸島ぶり養殖のお仕事体験】
日本有数の養殖基地のある宇和島。南予のリアス式海岸によってもたらされた産業を船の上から見学しました。うわうみ漁協の方たちのご協力のもと、海の上に浮かぶ壮大な養殖いかだの風景を見学したり、養殖のお仕事のお話を聞くことが出来ました。

いけすに餌の魚が投入されると激しい水しぶきが上がり、「マグロの背びれが見えた！」と目の前でその迫力を体感した子どもたちは大興奮。新居浜市から参加した青木康太朗君（11）は「養殖魚が食べる魚の多さに驚いた」と感想を口にし、母親の佐知子さんは「東予に住んでいるので、南予の水産業に触れるいい機会になりました」と話していました。

【宇和島コース：真珠アクセサリー作り体験】
宇和島を代表する商業である真珠を使ったアクセサリー作り体験。「あこやひめ」さんの協力で、真珠を作る過程を丁寧に説明していただき、真珠の魅力と真珠産業で働く人他枻の仕事を学びました。子供たち自ら、貝への真珠核入れ体験やオリジナルアクセサリー作りを体験しました。貝入れ体験の後は、戸島のブランドぶりの2色丼など宇和海が育んだ海の幸を堪能。実際養殖場で見学したぶりが試食できて、愛媛の海の恵みの理解を深めました。

松山市から参加した川井こころちゃん（9）は玉入れ体験に挑戦。「ナイフを使ってちょっと怖かったけど、上手にできて良かった」と充実の笑顔を浮かべ、母親のゆかりさんは「海で働く方々の仕事を見せていただいて、親子で勉強になりました」と話してくれました。伊予市から参加した土居磨夢ちゃん（7）は「真珠のネックレスをつけて、写真を撮ってもらえて嬉しかった」とにっこり。父親の孝範さんは「実際に真珠ができる仕組みを見学・体験できたことがいい経験になったと思います」と振り返りました。

【八幡浜・西予コース：八幡浜魚市場見学】
西日本有数のトロール漁業基地として発展してきた八幡浜漁港において、トロール漁業について学び、獲れた業界類がどんな人たちによってどのように食卓に届くかを学びました。八幡浜港に停泊中のトロール船や市営魚市場を見学したほか、冷気漂う製氷室へも入りました。

市場に隣接しているシーフードセンターでは、入り口に展示していた生のハモに子どもたちは興味津々。松山市から参加した此下幸輝君（９）は｢ハモを持ち上げたよ｣とうれしそう。父親の耕二さんは｢夏休みの課題の新聞づくりのネタ探しに参加しました。普段入れない場所に入ることができ、子どもたちにはいい経験になったと思います｣と感想を述べました。

【八幡浜・西予コース：地引網体験】
真穴地区の住民の方たちのご協力のもと、砂浜から網を引いて撮る地引網体験を実施。昔ながらの漁法を自然の中で楽しみ、学びました。ハコフグやイカなどが獲れましたが、子どもたちは汗をかいて悪戦苦闘。実際に体験することで、魚を獲ってくれている漁師さんが苦労していることで魚が食べられることを実感し、漁業に従事する人たちの理解を深めました。

松山市から参加した秋山蒼介君（７）は｢イカの卵に触れたよ｣と大喜び。母親の都さんは｢地引網体験を楽しみにしていました。網を引く大変さも経験させることができてよかったです｣と話しました。

再び八幡浜港へ戻り、船でシマアジの養殖いけすでエサやりを見学。その後、四国西予ジオパークの見どころである須崎海岸沖に停泊し、ボランティアガイドから説明を受けました。圧巻の景色にしばし見入っていました。

その他
メディア掲出
【新聞】
8月29日　愛媛新聞　朝刊

【テレビ】
8月28日　愛媛朝日テレビ　「報道ステーションSUNDAY」ローカル枠
8月28日　テレビ愛媛　「みんなのニュースえひめ」
8月30日　あいテレビ　「キャッチあい」
9月16日　南海放送　「おかデリ」＜海と日本プロジェクトinえひめ＞コーナー

イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています