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貸切船による独自航路を用いた「体験型」プログラムの実施(海の日サポート)

2015.10.15

○参加者の様子と目標・目的の達成度について
瀬戸内海地域での生活が、大きな恩恵を「海」から受け取って成立していることを、子供たちに感じて頂きたい、という趣旨の元に企画・実施した。結果として、合計6回のツアーすべてで、約90%以上の参加者から、「今回のツアー参加により海の『恵み』を考えるきっかけになった」との回答が得られた。
満足度の高かった「地引網」では、ふだんの家庭の食卓も海からの恩恵が大きいことを学んだ、などの声があった。参加者が、海に対する「興味」や「感謝」を感じるきっかけをつくれたことは、ひとつの成果だと考える。
また、印象に残った体験として、カヤック等のマリンスポーツや、干潟の探検などを挙げる回答も多くみられた。これまで自然体験の機会が少なかった参加者からは、貴重な経験になった、ふだん見られない子どもの逞しい姿が見られて嬉しかった、などの声もあった。
さらに、「海での暮らしや仕事にも興味がわいた」との一歩踏み込んだ回答が、6割ほどの参加者から得られたことは、主催者の予想を超えるものであった。ふだんの豊かな暮らしが、漁業や海運など、海の仕事の恩恵を受けていることを知り、関心を持って頂けたものと考える。

○課題と感じたこと
教育的・啓発的な面については、主催者の目的は概ね達成されたものと考えているが、今後は、助成が無い場合でも継続可能なイベントに育てていくため、自治体や市民団体などと連携し、プログラムの拡充を図っていきたい。

○今後に向けて
エリアの「教育の拠点」として、「海」の更なる活用を模索する。あわせて、イベントの実施効果をより高めるべく、プログラムや対象者も吟味していく。
例えば、今回は一般募集という形で開催したが、次回は、対象者を絞った教育プログラムも考えてみたい。日ごろ「海」と接する機会の少ない岡山県北部の中山間地域の子どもたちに絞った募集なども検討中。まずは、それらのエリアの自治体へのヒアリングを行い、自治体や市民団体との、事業連携の可能性を探っていきたい。海から距離的に離れた中山間地域も、実は、流域の視点でみると、河川などを通じて「海とつながって」いる。地域の子どもたちにその事を体感してもらうことは、将来的な海事産業の発展や人材育成にとって、意義は大きいと考える。

○メディア掲出について
7/21(月)「KSBスーパーJチャンネル」テレビニュース

参加人数:698人