‘16 水中ロボットコンベンションin JAMSTEC
~海と日本プロジェクト~
2016.09.28
海洋は海上交通、観光、娯楽だけでなく、水産資源、海底地下資源、地球環境安定化など人類社会と大きな関わりを持っている。人類の安定した持続的発展を維持するためには、海洋の本質を理解し、その環境を維持しながら利用していく必要がある。そのためには、若者に対する海洋に関する教育を発展させ、海洋に対する関心とその本質の理解を深めるとともに、関連する技術力を高めることが重要である。しかし、その教育環境は十分とは言いがたい。特に、水中ロボットは今後の海洋開発の中心的技術となるが、その基礎を学ぶための環境はまだ整っていない。このような背景の基で、本事業は中学生から一般社会人を対象とした水中ロボット競技会とセミナーを開催することにより,水中工学と水中ロボット技術の発展に寄与することを目的としている。
日程
平成28 年8 月26 日(金) ~28 日(日)
開催場所
国立研究開発法人 海洋研究開発機構(JAMSTEC)横須賀本部
主催
特定非営利活動法人 日本水中ロボネット水中ロボコン in JAMTEC’16実行委員会
共催
日本水中ロボネット、海洋研究開発機構、日本船舶海洋工学会、IEEE/OES日本支部、MTS日本支部、テクノオーシャン・ネットワーク、Office of Naval Research Global
協力
日本水産株式会社、アクアモデラーズ・ミーティング、松山工業株式会社
参加人数
延べ379名
【水中ロボット競技会の開催】
■中・高生を対象としたロボット工作教室
大会二日目に小型で簡易な水中ロボットを製作し、三日目に製作したロボットを使って、プールの底においた空き缶収集などの競争形式ゲームを行いました。物作りと競技の楽しさを体験することができました。
■水中ロボットコンテスト
自作したロボットを持ち寄り、プールの底に設けられたラインに沿って走行し、ゲートをくぐったり、台上にタッチしたり、ブイにタッチしたりして得点を競う競技を実施しました。有索式のロボットのコンテストだけでなく、コンピュータで自律的に動く自律型のロボットのコンテストも行いました。
【水中ロボットセミナーの開催】
第一線で活躍している講師を招待。最新の水中ロボット技術とその動向を紹介しました。
その他
参加者の声
参加者に実施したアンケート結果によると、今年度から実施したセミナーに関してはアンケート回答者全員から「とても良かった」もしくは「良かった」の評価を得ることができました。
また、水中ロボットに対する理解の深まりや、さらに知りたいかという設問に対しても、「理解が深まった」、「知りたい」回答が95%以上となりました。
メディア掲出
9月3日 琉球新報(新聞)
9月3日 沖縄タイムス(新聞)
9月3日 mainichi.jp(web)
また、大会の様子をyoutubeにて公開(http://uwr.sakura.ne.jp/uwr2016/当日の様子動画/)。
イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています