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2020 日本遺産の誇りで繋ぐ海洋教育連携事業 in 新潟 〜海と日本PROJECT〜

北前船が寄稿した糸魚川市には能生漁港と姫川港の2つの港があります。港に焦点をあてて調査し、糸魚川の海や港が暮らしにもたらしてくれたものを学び、未来に何を伝えていくかを考えました。

2021.03.01

港町・宿場町として知られ、幕府領として栄えた糸魚川市には北前船が寄稿した能生漁港と姫川港の2つの港があります。この港に焦点をあてて調査し、船によって伝わり糸魚川に残っている文化を学び、まとめとして発表も行いました。

北から続く山並みが日本海に迫って海崖をなし、また岬や入り江が続き、高低起伏の多い海底などの立地条件に恵まれた新潟屈指の水揚げ量を誇る漁港をもち、海陸産物の集散・交流の地として、また港町・宿場町として知られ、幕府領として栄えた糸魚川市。北前船にかかわった人も多くいました。

北前船の寄港地でもあった糸魚川市は能生漁港と姫川港の2つの港があり、現在は海と山、自然の恵みを日本だけでなく全国へ発信しています。この『港』に焦点をあて調査します。
港の調査と合わせて、海を渡り北前船により伝わった糸魚川に残る風流趣味の文化と未来に向け海を大切にする事を学び、自分達に出来ること、未来に伝えたいことを考えます。

糸魚川の地元の海や港が私たちの暮らしにもたらしてくれたものは何か?
海と共に生きる為の「仕事」や、海を渡りもたらされた暮らしに寄り添う 「文化」を調査し海から学んだ事を元にしてふるさと納税品をデザインして、地域の海に貢献します。

日程
2020年8月22日(土)

開催場所
新潟県糸魚川市

参加人数
11人

主催
一般社団法人北前船交流拡大機構

共催
海と日本プロジェクトin新潟実行委員会

協力
新潟県、新潟県教育委員会、糸魚川市、糸魚川市教育委員会、糸魚川ジオパーク、糸魚川市文化財保護審議会、糸魚川市文化財保護審議会、白山神社氏子総代会

2020年8月22日(土)【オープニング座学】今日学ぶことを紹介

私たちの身近にある海、北前船ってなあに? 約15分
講師:吉田信夫氏 糸魚川市文化財保護審議会会長

私たちの身近な「海」、そして「北前船」とは? 糸魚川との関係は?など、ワークショップ開始前に子ども達に今日1日学ぶ内容の確認をすることでより理解を深めました。

2020年8月22日(土)【港と海調査・見学】2つの港で現地調査

糸魚川の海を学ぼう! 姫川港・能生漁港 約45分
講師:磯貝謙二氏 糸魚川ジオパークガイド

海・港をテーマとして北前船時代と現代の比較をしました。
今はリサイクルポートとしての役割やたくさんの資源を送る機能をもつ姫川港、新潟屈指の水揚げ量を誇る能生漁港の今昔を港に行き、調査しました。

調査内容:現在の姫川港は大型の船に乗せてセメントなどの資源を運んでいますが、北前船の時代は何を運んでいたのかな?
北前船時代に目印となった弁天岩に上って海を見渡し、地域の海の特徴、海流や特徴的な地形について学びました。

【海の食育体験】地元の海と北前船を知るランチ

地元の海で獲れるもの北前船で運び運ばれたものランチ。
地元の海で何か獲れるか、一品づつ確認をしてからいただきました。
北前船に乗せたお米や、食べ方が北海道から伝わってきたニシン等を使った昆布巻きや、すぐ目の前の海で獲れた小鯛と蟹を使ったランチです。

【北前船調査・体験】能生白山神社を現地調査

海を越え北前船で運ばれていたものが地域でどう残っているのかな?調査
講師:能生白山神社宝物殿案内:村井 康氏
講師:鬼舞五社神社石造物の解説:井伊正憲氏

能生白山神社には、今は残っていない「ハガセ船」を描いたものや、他の神社にも模型船の奉納がなされました。尾道から運ばれた石灯篭や石鳥居などは、地元の社寺へ奉納されたのも、空船にならない配慮以上に信仰心の表れと考えられていた事を学びました。海とともに生きてきた地域について、実際の神社を回りながら調査しました。

【北前船調査・体験】バタバタ茶を体験

北前船がもたらしたもの 文化風流
新潟県史跡「相馬御風宅」でいろりを囲んでバタバタ茶の体験をしました。
講師:バタバタ茶の会

糸魚川には北前船からもたらされた文化や習慣などが今でも息づいています。タテ茶(バタバタ茶)の風習も、茶碗とともに島根県から伝わったと言われています。同じような喫茶形態は、全国でも数例しか現存していません。
海を渡り北前船によって広がり伝わった文化を体験しました。

【座学】1日の調査のまとめ

海と共に生きてきた糸魚川に北前船がもたらしたものとは
講師:吉田信夫氏 糸魚川市文化財保護審議会会長

1日調査を通して、海と共に成長し、北前船によってもたらされたものを改めて確認しました。

【レポート作成・まとめ】 まとめと発表会

私たちにとっての「海」とは何か。
北前船がもたらしたものとは。1日を通して学んだ内容をまとめ、レポートを作成しました。まとめたレポートはそれぞれ発表をしました。
※ふるさと納税品をこのまとめ作業の際に決めました。
「北前船調査隊・海印バタバタ茶」の開発を2021年1月16日に実施します。

参加者の声
・海は島と島を結ぶ、遊ぶ、魚をつるなど、観光や漁業だけだと思っていたけど、いろいろな物を運ぶために使われているのだとわかりました。
・海は大切だということはわかっていたけど、昔の北前船のような目的で海を使ったりしていたことを知り、驚いてもっと海が好きになり大切にしようと思った。
・山から海へつながっていることもわかった。海岸にヒスイがあることもある。
・海で働く船たちの存在を知った。
・姫川港は大きく外国と行き来している。
・能生漁港は地元の魚を獲っている。
・海はただ楽しいだけでなかった。
・港の仕事内容の違いを知らなかったのがわかった。
・お茶が遠いところから海におって伝わったことにおどろいた。
・海がなければ何も伝わってこないかもしれないと思った。
・今でも昔のお茶を守っている人がいる。

 

配布資料

 

イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています。

参加人数:11人