2020 日本遺産の誇りで繋ぐ海洋教育連携事業 in 京都 〜海と日本PROJECT〜
宮津市の小学生が、京都府立海洋高等学校の生徒の皆さんから学ぶイベントを開催。ふるさと納税の返礼品のアイデアも出し合いました。
2021.03.04
宮津市の小学生が、京都府立海洋高等学校の生徒の皆さんからつくり育てる漁業や食品加工について学ぶイベントを開催しました。また、ふるさと納税の返礼品についても話を聞き、自分たちでもアイデアを出し合いました。
全国16エリアの小学生が海洋教育授業で海が暮らしにもたらした恩恵を学び、海と生きる国としての誇りと海を尊ぶ意識を醸成、地域の宝を商品化する過程で実践知による海洋教育を行うとともに、 ふるさと納税で小学生が地域に貢献します。
日程
2020年9月17日(木)
開催場所
宮津市立栗田小学校
京都府立海洋高等学校
参加人数
12人
主催
一般社団法人北前船交流拡大機構
共催
海と日本プロジェクトin京都実行委員会
宮津市教育委員会
栽培環境コースの生徒から、「つくり育てる漁業」を学ぶ
9:10~10:10
場所:京都府立海洋高等学校
タイトル:「つくり育てる漁業」についての講座
講師:海洋高校 栽培環境コースの皆さん
栽培漁業についての説明、海洋高校「栽培環境コース」の取り組み、水槽見学。
栽培漁業についての説明と魚を育てるうえで大切にしていることなど、命に責任を持って毎日世話をしていることを小学生に説明しました。その後、水槽で泳いでいるヒラメやトラフグの前で魚ごとの特徴や育て方などの解説がありました。最後は「栽培環境コース」が管理している水槽の見学をしました。水槽ごとに生徒がついてくれて実験中の水槽やエビの稚魚など珍しい魚などを見ることができ、小学生の質問にもわかりやすく答えていました
食品経済コースの生徒から、食品加工について学ぶ
10:20~11:20
タイトル:食品加工見学・インタビュー
講師:海洋高校 食品経済コースの皆さん
参加している小学生が翌日給食で食べる「ヤナギ(サワラの小さい個体)」についての説明を受け、さばいている現場を見学しました。未利用資源・低利用資源の説明、またその資源を使ったオリジナル商品の開発について説明。
地元でその日に水揚げされた「ヤナギ」がどのような魚なのか、またヤナギが大きくなると「サゴシ」になり、最後は「サワラ」と名前が変わっていく出世魚だと説明がありました。その後、横にある学校内の加工工場を見学しました。ヤナギをさばいている高校生へ「サワラは何を食べているのですか?」や、「エラはどこですか?」などインタビューをしていました。高校生も「胃はこれで、胃を開くと小魚が出てきたね。」「エラはこれで・・・」など実際に見せて質問に答えてくれました。加工工場内は魚の臭いや、血の臭いがあったため気持ちが悪くなってしまう子もいました。加工工場見学の後、未利用資源・低利用資源のサメを使った、オリジナル商品開発や地元食材を使った商品開発のお話しをしていただきました。
ふるさと納税の返礼品について知る
13:40~14:00
場所:宮津市立栗田小学校
タイトル:「ふるさと納税の返礼品」についての講座
講師:宮津市役所 産業経済部 橋本学氏
宮津市のふるさと納税担当職員の橋本氏から、ふるさと宮津応援寄付制度や返礼品にラインナップされている地元産品について説明を聞きました。
宮津市の返礼品の一部を教室に持って来たので、子ども達に見てもらいました。干物や鯖の缶詰、お酢などはみんなが知っている会社で食べたこともある子がいましたが、お酒や、へしこ、このわたなどはさすがに知らない子が多かったようです。ラインナップされている中でどのような商品が返礼品として人気があるのか説明がありました。
ふるさと納税返礼品のアイデアを出し合う
14:00~14:45
タイトル:ふるさと納税の返礼品のアイデアを考える
講師:一廼穗光将教諭、橋本学氏
ふるさと納税の返礼品についてグループごとに考えました。
考えた商品をみんなの前で発表し、橋本さんに講評していただきました。子ども達が考えた商品は返礼品として郵送するには難しい物がいくつか ありました。しかしレストランなどでの提供や郵送方法の工夫によっては可能 なため、子ども達はとてもびっくりしたり喜んだりしていました。
参加者の声
・魚をさばいているのを見せてもらったときに内蔵から飲み込んだ小魚が出てきてびっくりした。
・いろんな魚が見れた。魚を育てる工夫を知った。
・ふるさと納税で宮津市の役に立ちたいと思った。
・ふるさと納税のことや栽培漁業のことについて詳しく知ることができた。
・返礼品として送るには、送り方などを考えなければいけない。
「海の学校」ワークショップ~海のおいしいものをとどけよう from京都・宮津~
ふるさと納税を学ぼう
宮津遺産
イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています。
参加人数:12人