海と日本 さばける塾 in 長野 〜海と日本PROJECT〜
海なし県の長野ですがもっと魚にふれ、味わいたくなる機運を高めようと、「海の魚をさばく」イベントを開催しました。今回はサンマを取り上げ、サンマの不漁問題について話を聞き、さらにさばき方を教わって調理しました。調理後は皆で味わい、魚や海、食文化への興味を広げてもらいました。
2021.02.08
海なし県の長野で、「海の魚をさばく」イベントを開催しました。今回はサンマを取り上げ、サンマの不漁問題について話を聞き、さらにさばき方を教わって調理しました。調理後は皆で味わい、魚や海、食文化への興味を広げてもらいました。
海なし県の長野県で、「海の魚をさばく」イベントを開催。長野県民がもっと魚に触れ、味わいたくなる機運を高め、海の恩恵に想いを馳せ、海への感謝と、海を守る心を育む機会とします。
日程
2020年11月14日(土)
開催場所
長野県松本市松南地区公民館
参加人数
12人
主催
海と日本プロジェクトin長野県実行委員会
協力
松本市、長野放送
サンマの不漁問題から海の環境を考える
まず、長野放送の汾陽美樹アナウンサーから、さばける塾の概要説明(さばける男子・女子を増やすプロジェクト)、日本財団紹介、海と日本プロジェクト紹介、さばける塾の趣旨説明(海洋環境保全、海洋文化継承)、クッキングコーディネーター・浜このみ先生の紹介などがありました。
そのあと、次の内容で、ミニ講義「サンマの不漁問題」を開催しました。
①今年のサンマは特に高い。なぜ? 実は水揚げ量が大幅に減少
②地球温暖化による海水温の上昇・周辺国による乱獲が原因とみられる
③魚の価格を見れば、海の状況がわかる。海の環境を守ろう
サンマをさばいて、料理をして、みんなでいただく
ミニ講義のあとはいよいよさばき方教室です。サンマのさばき方を解説してもらい、調理も行いました。作ったのは、サンマのぺペロンチーノスパゲティ、レタスとサンマのポテチサラダ、季節のフルーツのシュワシュワゼリーです。
みんなで食べた後、動画サイトを紹介。さばけるマスターカードを授与し、記念撮影を行いました。
参加した子どもたちは、ほぼ全員が魚をさばく行為が初めてでした。親の中にも丸々1匹の魚をさばくのが初めてという方もいて、魚にふれあい、恵みを感じ、海への想いを深めるイベントになりました。単なる料理体験だけでなく、長野県民にも身近な魚である秋の味覚サンマの価格の高騰原因から海の環境問題、乱獲の水産資源問題などを学び、考えるきっかけづくりになりました。
参加者の声
・魚をさばいたことはなかったけど、楽しかったです。
・子どもが進んでさばく姿、成長している姿を実感することができました。
・食べず嫌いな子どもが魚をさばく料理を通じて、魚料理に興味を持ってくれたと思います。
・魚をさばくのは怖いと思ったけど、さばいて料理をするのが楽しかったです。
・スーパーの値段を見ると魚が不漁なのかどうか考える機会になることが分かりました。これからも考え続けていきたいと思います。
メディア掲出
2020年11月29日(日) 長野放送「海につながる長野県」
さばける塾パンフレット レシピ
イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています。
参加人数:12人