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2020 Sea級グルメスタジアム in 福島 〜海と日本PROJECT〜

いわき海星高校の生徒たちが小学生を対象に地元の海についての授業を行いました。アクアマリンふくしまや水産物加工会社の協力で、いわきの海の特徴 “潮目の海”や常磐ブランドの今昔を学び、いわきの郷土料理「サンマのポーポー焼き」風味のふりかけのネーミングも考案しました。

2021.04.23

いわき海星高校の生徒たちが小学生を対象に地元の海についての授業を行いました。いわきの海の特徴である “潮目の海”や“常磐もの”と呼ばれる常磐ブランドの今昔についても学びました。

次世代へ海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として開催。高校生による小学生を対象とした授業を行い、地元の海の現状と課題を学び、豊かな海を守り、将来へつなげていく意識を高めます。

日程
2020年8月22日(土)

開催場所
いわき海星高校・アクアマリンふくしま

参加人数
21人

主催
海洋キッズスクール実行委員会

協力
福島県立いわき海星高校、アクアマリンふくしま、JAライフクリエイト、上野臺豊商店

「アクアマリンふくしま」で秋刀魚の生体を学習

(アクアマリンふくしま)
【座学】常磐ものの代表格サンマの生態系を知ろう
【体験】サンマのエサやり(館内バックヤードで実施。サンマの泳ぎ方に注目)

全国で唯一サンマを飼育する水族館「アクアマリンふくしま」。
“常磐もの”の代表格、サンマについて、まずはその生態からアプローチしました。
サンマの世界での分布や種類、回遊など、自分たちの食卓に並ぶまでの道のりを知ることで、海の大切さを学びました。
また、サンマを飼育することの難しさの理由や飼育するための様々な工夫を学び、自然環境が生き物にとっていかに重要かを実感しました。

いわきの海の特徴「潮目の海」の恵みとは?

(いわき海星高校)
【座学】
◆「潮目の海」ってしってる?~とってもリッチないわきの海~
◆近年は、海温上昇による問題も・・・
◆実習船ふくしま丸の取り組みを知ろう(VTRを視聴)
◆まとめ、質疑応答
◆いわきで獲れる常磐ものとは?(水産加工業者:上野臺豊商店)

~「常磐もの」の昔と今~新たな常磐ブランドの確立を目指して、いわきの海の特徴である“潮目の海”について学習。
“潮目の海”の意味や二つの潮流が交わることによりプランクトンから大型魚まで集まり、豊かな「海の食物連鎖」が起きていることを学習しました。
また、森から河川、そして海へという、森からの栄養分が魚の成長に影響するという説明を受け、自然環境全体を視野に入れた環境保護について理解を深めました。
さらに、地元小名浜に水揚げされた海産物が「常磐もの」と呼ばれ、古くから大切にされてきたが、最近の魚離れの影響で、新たな常磐ブランドの確立を目指している現状をいわき市の水産物加工会社、上野台豊商店の上野臺社長から説明を受けました。

商品開発のために郷土料理「サンマのボーボー焼き」を試食

(いわき海星高校)
【体験】
◆いわきの郷土料理「サンマのポーポー焼き」を食べてみよう
◆生魚に触れよう~サンマの魚拓作り~

昼食時にサンマのポーポー焼きを試食。
その後に行う商品開発(ネーミング・パッケージデザイン)の発想のヒントにするための試食です。
昼食後は高校生に指導の下、サンマの魚拓づくりを行いました。
生の魚に初めて触ったという小学生もいて、有意義な取り組みでした。

学びと体験から商品名を考案

(いわき海星高校)
【座学】
◆商品開発

・「サンマのポーポー焼き」の試食の感想
・ふりかけづくり~パッケージデザインや商品名を考案
「サンマのポーポー焼き」風味のふりかけのネーミングを考案
「座学、試食、魚拓づくりを思い出しながら、自分の五感をフルに使って考えよう」と、いわき海星高校の手代森教諭からネーミングのヒントをもらい、各自、自由に意見交換を行いました。

参加者の声
【高校生】
・長い時間小学生と触れ合うことができて良かった。授業を通して、「小学生にどうしたら分かりやすく伝えられるのか」考えることができて、とてもい勉強になった。
・宇和海の問題について改めて学ぶことができた。
【小学生】
・高校生の授業を聞いて、宇和海を守るために海にゴミを捨てないようしたいと思いました。
・真鯛のさばき方や海の生き物とふれあって、驚くことがいっぱいありました。
・オリジナル商品を通して、宇和海のことを知ってもらえるから良いと思いました。

メディア掲出
2020/8/22(土)「JNNニュース」
2020/8/24(月)「Nスタふくしま」

配布資料(学習ノート)

 

イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています。

参加人数:21人