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オンライン会議ツールを使って東京学芸大学附属小金井小学校で「かい君のさがしもの」を使った授業を実施しました!

東京学芸大学附属小金井小学校でICT紙芝居教材を使ったオンライン授業を行いました。京都のスタジオにいる俳優たちと東京の教室をオンラインでつないで上演。上演後には子どもたちがセリフを考えて俳優が演じるアクティビティも実施し、想像力を使って学びを深めました。

2022.02.10

一般社団法人アートをコアとしたコミュニケーションデザイン大学コンソーシアムは、開発したICT紙芝居教材の授業実践の一環として、11月19日にICT紙芝居教材「かい君のさがしもの」を活用した授業を東京学芸大学附属小金井小学校とオンラインでつないで開催しました。

このイベントは、次世代へ海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。

開催概要
小学校の授業にて、京都のスタジオにいる俳優と東京学芸大学附属小金井小学校の教室をつなぎ、ICT紙芝居教材「かい君のさがしもの」を用いた授業実践を行いました。
日時
2021年11月19日(金)8:50〜10:30
開催場所
東京学芸大学附属小金井小学校
配信会場
KAIKA
参加人数
小学5年生 33人
協力団体
劇団衛星

オンライン上での自由な児童とのやりとり

京都のスタジオと、東京学芸大学附属小金井小学校の5年生の教室をオンラインでつなぎ、京都にいる俳優と教室にいる担任の先生とが一緒に授業を行いました。

授業冒頭では、まずシアターゲームを行い、普段の授業とは少し違う、正解を求めることではなく、想像することに重点をおいた発問や課題を出し、児童の自由な発想をみなで共有する時間を持ちました。

ゲーム感覚で楽しみながら、自由に想像することを楽しむ場の空気を作り、その後の紙芝居上演を通した道徳の授業の導入としました。

その後、ICT紙芝居教材「かい君のさがしもの」を上演しました。紙芝居は教室の大画面ディスプレイに映されました。京都にいる俳優が紙芝居を送りながら、また、音響効果を出しながらセリフを吹き込んで行きました。オンラインながらも、リアルタイムで繰り広げられる臨場感溢れる紙芝居上演に、子どもたちは没入していました。

紙芝居上演後は、子どもたちに俳優に対して海に関するクイズを出してもらいました。子どもたちに向けてクイズを出題するのではなく、子どもたちが出題者であるというデザインによって、子どもたちが主体的に海について考えたり、知識を共有しあったり、今後積極的に海について調べるように導きました。

また、ウミガメの心の中を想像してセリフを考えてもらうアクティビティも行いました。

東京学芸大学附属小金井小学校は一人1端末を活用した学びを活発に行っています。今回は、ウミガメのセリフを考えてもらい、各自の端末から考えたセリフをフォームに入力してもらいました。

集約されたセリフたちは、俳優が実際に演じることで発表されました。子どもたちは、子どもたちそれぞれの個性が反映されたセリフに対して、笑い声を上げていたり、感心する声を上げていました。自分では気づかなかった様々な視点に出会い、学びを深めていました。

事後アンケート内でも、児童は様々な視点から感想を述べていて、最初のシアターゲームで行った”自由に想像することを楽しむ場作り”が功を奏したと実感しました。

「海」を心で感じてもらう

今回の授業では道徳の学習指導要領に記載されている内容項目の「自然愛護」に書かれているように、児童に海という自然の偉大さを知り、自然環境を大切にすることを考える機会になるように取り組みました。

海に対しての知識を得るだけではなく、主体的に考えたり、想像力を持ったり、疑問を持てたりするような、みんなで考えられる内容を目指しました。いつもは問いを出題され、正解や最適解を探すことに慣れている児童に出題する立場も経験してもらいます。これまでの時間ではなかった双方向での問いを立てられる機会を設け、海に対して多角的な視点をもてるよう工夫をしました。児童はクイズに答えるのも出すのも楽しみながら、積極的にクイズを考えている様子でした。児童たちはこの授業で、外部の講師、読み物の世界、海の世界、それぞれとつながろうとする力を楽しみながら得られている様子でした。オンラインということで便利になる半面、不便である部分を乗り越え、「つながろうとする力」がお互いに高まる機会を大切にしていきたいと思います。

また、授業当日の学級日誌では、担当の児童によって「海洋プラスチック問題は、大切な問題だなと改めて思いました」と綴られていました。授業後も振り返ったり、また、友達や家族に海に関して学んだことを伝えることによって、より学びが深まり、広まると考えています。持続可能な海洋資源利用が選択できる人材育成の観点で、当授業は社会的意義があったと考えます。

参加した子ども・保護者からの声

・芝居で、海と人がつながっていることが分かりました。ウミガメは、ビニール袋などを食べるなど大変ということを知っていたから、改めてプラスチックなどのごみを排出しないことが大事だと思った。
・ウミガメってすごいなあと思いました! 私たちが汚している海は、ウミガメたちにも影響しているんだなと改めて思いました。紙芝居、面白かったです。いろいろなことが知れました!今日はありがとうございました。

 

イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています

参加人数:33人