海洋プラスチック問題について考える 「AP クラブ マイクロプラスチックと向き合う」を開催しました!
岩手県釜石市の方を対象に海洋プラスチックごみ問題を考えるオンラインイベントを開催しました。プラスチックが海や人間に与えるダメージ、削減のための活動を学び、議論。英国と繋いで海洋環境の変化や水辺の安全についても学びました。
2021.10.11
一般社団法人 Atlantic Pacific Japanは、2021年8月31日に、岩手県釜石市の地域の方を対象に海洋プラスチック汚染、特にマイクロプラスチックについて学び考える「AP Club マイクロプラスチックと向き合う」をオンラインで開催いたしました。
また、海洋プラスチックだけでなく、英国とオンラインで繋いで、海洋プラスチック汚染や気候変動に伴う海洋環境の変化、そして溺水の危険と救命救助についても学びました。プログラムの最後に参加者はグループごとに、プラスチック削減のために自分たちが明日から取り組むことを話し合い発表しました。
Atlantic Pacific は「コミュニティエンパワーメント」「教育支援」「海との繋がりの促進」に価値をおき、海をより安全で健康な場所にします。Atlantic Pacificは、海について深い理解を広める事で私たちの海の未来を保証すると信じています。このイベントは、次世代へ海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。
開催概要
釜石の地域の方を対象とした、海洋プラスチックについて学ぶプログラムです。
日程
2021年8月31日18時30分~20時
開催場所
オンライン(Zoom)
参加人数
子供3名、大人12名
海洋プラスチック削減に向けて
世界、そして日本ではどのくらいのプラスチックが生産され、消費されているのか、そしてそのうちどれほどが海に流れて行っているのかを学びました。海に近い釜石に住む参加者は、プラスチックが自分自身や身近な海に与える影響を学び、驚いた様子でした。そして、海だけでなく、それが人間に与えるダメージを知った参加者は「自分の周りのものや日々使っているものがプラスチックだらけだと改めてわかった」と感想を述べました。プログラム前半で海洋プラスチック問題とその削減のために日本や世界ではどのような活動が行われているのかを学び、プログラムの最後には学んだ内容を活かして、海が近くにある釜石に住む参加者一人一人が今日からプラスチック削減のために取り組めることを考えました。学校で使うものに絞って考えた参加者からは、消しゴムのケースやシャープペンシルをプラスチック製でないものを作って使うというアイディアが上がり、学校での生活でプラスチックを使っている場面を考えた時にはたくさんの意見が飛び交い、活発な議論が行われました。本プログラムを通して、「海洋プラスチックについてさらに興味をもった」と感想を述べた小学生の参加者もおり、海が身近だからこそより関心をもって考えるきっかけになった様子でした。
Atlantic Pacificは溺水の影響を受ける人を減らすために設立されましたが、活動を通して団体として海の中や周りの命についてより深い理解を得ました。それを活かし、水辺で安全に過ごすための知識だけではなく、気候変動や自然災害などの世界中で起きていることについても情報を発信し、中高生をはじめとする若い世代に学びの場を提供しています。
イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています
参加人数:15人