40人が乗船! 岩手県釜石市根浜海岸で根浜あおぞらビーチパーク 「ウェールズ号(レスキューボート)乗船体験」を開催しました!
10年ぶりに全面開放された岩手県釜石市の根浜海岸で、地域の子どもたちがレスキューボートに乗って水辺の安全や救命救助を学ぶ「ウェールズ号乗船体験」を開催しました。爽快な走りを楽しみながら、レスキュボートの必要性と救命救助について学びました。
2021.09.16
一般社団法人 Atlantic Pacific Japanは、釜石市根浜海岸で2021年7月22日・23日に地域の子ども達がレスキューボートに乗って根浜の海を走って楽しみ、水辺での安全や救命救助について学ぶ「ウェールズ号(レスキューボート)乗船体験」を開催いたしました。
参加者は、日本で唯一釜石市根浜海岸にある、「Lifeboat in a Box(救命ボートステーション)」について学び、安全のためのライフジャケットやヘルメットを身につけ海での安全のルールを確認し、ウェールズ号(根浜海岸にあるレスキューボートの名称)に乗って爽快な走りを楽しむと共に、レスキューボートの必要性と救命救助について知るきっかけとなりました。
このイベントは、次世代へ海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。
日程
2021年7月22日~23日
開催場所
岩手県釜石市根浜海岸 根浜緑地公園
参加人数
40人
主催
根浜あおぞらパーク実行委員会(ウェールズ号体験乗船会は、(一社)根浜MNDと(一社)Atlantic Pacific Japan)
構成団体
(一社)三陸ひとつなぎ自然学校/(株)かまいしDMC/(一社)根浜MND/釜石まちづくり(株)/NPOおはこざき市民会議/自然あそび広場にここ/さんりくBLUE ADVENTURE
協力団体
鵜住居地域会議/根浜親交会/釜石ライフセービングクラブ/釜石はまゆりトライアスロン協会/釜石水泳協会/釜石ヨットクラブ/Tri4Japan/Beach Academy釜石/三陸シーカヤックMESA/(一社)ユナイテッドグリーン/ボーイスカウト岩手連盟/石村工業(株)/(株)キヌガワ/774プロジェクト/AQA/宝来館
自分たちの地域を自分たちで守る
2021年、根浜海岸では砂浜再生工事が完了し、10年ぶりとなる全面開放の海開きとなりました。Atlantic Pacificは2016年に、第1号となる「Lifeboat in a Box(救命ボートステーション)」を東日本大震災の津波被害を受けた岩手県釜石市根浜海岸に提供しました。以来、地域コミュニティと連携し、救命救助の訓練や若い世代への海に関する教育支援に取り組んできました。乗船体験会で地域の子ども達は、日本初であり唯一の、完全ボランティアで成り立つ救命ボートステーションが彼らの住む釜石にある経緯、海での救命救助とはどんなものか、海で安全に遊ぶために一人一人が取り組むべき事を学びました。レスキューボートに乗って根浜の海を満喫した子ども達は、「爽快」や「楽しい」というポジティブな感情を抱き、救命ボートに親しみを感じた様子でした。
地域の子ども達が海を恐れずに安心して楽しむためには、自分で自分の身を守るための海で安全に過ごす方法や「Lifeboat in a Box」で自分たちの地域を自分たちで守ることができるのだと知る事が大切です。乗船会を通して、地域の子ども達の海に対する興味・関心を喚起し、自分たちで海を保護・大切にするという気持ちを育むことで、プラスチック削減などの行動変化にも繋がり、海をより安全で健康な場所にすると信じています。
Atlantic Pacificは、海についてより深い理解を広める事で、私たちの海の未来を保証できると信じ、「コミュニティエンパワーメント」「教育支援」「海との繋がりの促進」に価値をおいて活動しています。溺水・溺死は予防可能であり、溺水や救命救助についての教育は欠かせません。Atlantic Pacific は海で安全に過ごすための知識だけでなく、気候変動や自然災害などの水や海に関する教育も展開します。
イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています
参加人数:40人