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オンラインイベント映画『プラスチックの海』上映会(22分版)~海ごみから考える私たちの暮らし~

一般社団法人えらぶ手帖は、オンラインイベント映画『プラスチックの海』をzoomにて開催。映画を通して、海洋ごみが私たちの身近な問題であることを改めて自覚し、みんなで環境について考えるきっかけとなりました。

2022.05.13

私たち一般社団法人えらぶ手帖は、オンラインイベント映画『プラスチックの海』上映会(22分版)〜海ごみから考える私たちの暮らし〜(2022/3/20)をzoomにて開催しました。

日常で使われたモノが適切に処理されない場合、その多くはやがて海に流れ着き、海洋ごみとして海岸に流れ着くと言われています。このごみたちがどこからやってきたのか、地球にどのような影響を与えているのか。映画「プラスチックの海」を通して、海洋ごみが私たちの身近な問題であることを改めて自覚し、みんなで環境について考えるきっかけとなる時間になりました。

上映後は奄美群島に位置する与論島で環境教育活動を行うE-Yoron代表の池田龍介氏をゲストにお招きし、奄美群島の海洋ごみの現状や、与論島の行政との連携事例についてお話していただきました。合わせて、私たち一般社団法人えらぶ手帖が日本財団「海と日本PROJECT」において実施した、マイクロプラスチック等の海洋ごみを使ったアップサイクル作品開発事業等の活動報告をさせていただきました。

このイベントは、次世代へ海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。

日程
2022年3月20日(日)20:00~21:30
開催場所
オンライン(zoom)
参加者
26名
プログラム
20:00~ ご挨拶
20:05~ 映画「プラスチックの海」(22分ver)上映
20:30~  facebook live 開始
      ゲスト:島留学生の話
20:35~ ゲスト:池田さんの話
20:55~ 参加者との対話
21:10~ えらぶ手帖の活動報告
21:25~ ご挨拶
21:30  終了

~海ごみから考える私たちの暮らし~

オンラインイベント当日は26人が参加しました。映画「プラスチックの海」(22分版)を視聴した後に、ゲストトークとして、えらぶゆりの島留学1期生と与論島にある環境教育団体の池田龍介氏から「海ごみと私たちの暮らし」について話を伺いました。

映画の中では、実際の映像を元に、今海で何が起きているのかが描かれています。海洋ごみが海の生き物に与えてる影響や、これから地球を守るために私たちにできることについて考えるきっかけとなりました。

上映後はゲストトークとして、島留学生から暮らしの中での海との関わりを通して感じたことを聞きました。島留学生は「僕は海が近いところに住んでいなかったので、海ごみの問題は考えたことがなくて、どこか遠い世界のように感じていたけど、沖永良部島に来て海が近くなった。」と話してくれました。沖永良部島で印象に残っていることとして、海で釣りをしている時に死んでしまったウミガメを見たときのことを話してくれました。なぜ死んだのかは分からなかったけど、足にプラスチックの紐が巻ついていたそうです。これから考えていきたいことについては、「ビーチクリーンをする中で、自分たちが海を汚しているのに気づいたので、私たちの行動がどのように海に影響を与えているのかをこれから考えたい」と話していました。

池田氏には、奄美群島の海洋ごみの現状と、私たちの身近な暮らしからできることについてお話いただきました。話の中で印象的だったことは、海洋ごみの8割近くは街中から出ていることや日本のプラスチック総使用量が中国よりも多い事実です。「そもそも私たちは地球にかなり負荷をかけているので、しなくても良いことをしない、という考えも必要だと思う」と話していました。また池田氏の与論島での活動の話では、初めた当初は1人から始めた活動が、続けていくうちにちょっとずつ仲間が増えていったそうです。大事にしていることは「特定の人だけが頑張るんじゃなく、100人の1歩をちょっとずつやりたい」ということ。実際の私たちの暮らしからどのように行動に移せるのかについて考える機会となりました。

「私たちにできること」

映画では、今まで知らなかった海洋ごみ問題の現状を知り、考える機会となりました。私たちが生み出す海洋ごみが海を汚し、海で生活する生物たちに大きな影響を与えています。ゲストの池田氏が話していたように、身近な暮らしから、まずは使わなくていいものは使わないという考えを暮らしの中から工夫していきたいと思いました。最初は1人の活動であっても、続けていくことで活動の輪が広がり、大きな1歩につながっていきます。まずは知ることから始まり、その先にどのようなアクションに起こせるのかを考えていきたいと思いました。

参加者からの声

私が今住んでいる場所も海が近いけれど、海洋ごみがどこから流れてきたのか、何に、どのような影響を与えるのか改めて考える時間となりました。教育に関わる私たちが、海洋ごみ問題についてもっと考え、次世代に繋げられるような存在で在りたいと思います。(小学校の教員)

イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています

参加人数:26人