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205人が参加!表浜ほうべの森・谷ノ口海岸でハロウィン地引き網~自然環境学習会~を開催しました!

キッズファッションショーと地引き網を行うイベントをハロウィンに開催しました。田原市内の発達障がい児を含む子どもたちが仮装姿で歩きポーズで自分を表現。自然と触れ合いながら、海の生き物や海ごみの影響についてのお話を聞いたり、漁師さんなど地域の人たちと交流しました。

2021.12.22

たはらサンドアート実行委員会は、2021年10月31日(日)に、仮装した子どもたちのキッズファッションショーと地引き網を行うイベント「ハロウィン地引き網~自然環境学習会~」を開催いたしました。

このイベントは、次世代へ海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。

開催概要
田原市内の発達障がい児を含む仮装した子どもたちのキッズファッションショー、地元漁師さんの協力による地引き網、地元の海を舞台に自然の魅力を体験するイベントなどを開催しているBule Dropさんによる海のお話会を実施しました。
日程
2021年10月31日 9:00~13:00
開催場所
表浜ほうべの森(谷ノ口公園)愛知県田原市南神戸町南中島1
参加人数
205人程度

イベント当日の様子

海をフィールドとして知的・発達障がい児の居場所づくりを行なっている当委員会が、コロナ禍でも障害の有無に関係なく誰もが海や自然に親しんでもらおうと企画しました。障がいの有無に関係なく地元の小学生を対象に、参加者を募集しました。
キッズファッションショーでは、仮装した子どもたちが、BGMに合わせて歩き、司会者の合図に合わせてポーズをしました。人前に立つことに慣れていない子どもたちにとって、人に注目される緊張を乗り越えて、自分の好きなポーズで自分を表現するという挑戦の機会となりました。
地引き網では、漁師さんに仕掛けや網を引っ張るときの工夫について説明してもらった後、出港する船をみんなで見送りました。船が戻って来る間に、海を舞台に自然の魅力を体験するイベントなどを開催しているBule Dropさんに、海の生き物や海のごみが生き物に与える影響についてのお話をしていただきました。
船が沖から戻ってきた後は、全員で「よいしょ、よいしょ」と声をかけながら網を引っ張りました。どんな魚がいるのかなと待ち遠しいワクワクした気持ちとみんなで協力して網を引っ張るという一体感に包まれた時間となりました。
知的・発達障がいと言われる子や疑いのある子どもたちが地引き網を通して魚などの海の自然と触れ合い、地元の漁師さんなど多様な地域の人たちと交流できる場となりました。

海をきっかけに「誰一人取り残さない」持続可能な社会を目指す

近年では、「大人の発達障がい」などメディアでも多く取り上げられ、社会問題にもなっていますが、今この瞬間も、多くの発達障がいや疑いのある方が差別や偏見などで苦しんでいます。それはきっと多くの方が発達障がいについて知らないからであると思います。知らないからこそ無意識的に差別や偏見が起こるのです。でもそれは多くの方に知ってもらえたら変わっていくのではないでしょうか?
まず、私たちが率先して皆さんに知ってもらう機会を設け、子どもたちと関わりながら自然な姿を社会に見せていくことで、多くの方の理解が深まっていくと思います。発達障がいの人たちが活躍できる場は、私たちのすぐ側にあることに気づき、世間の見方が変わっていけば、特別視することもなくなっていくのではないでしょうか?私たちはそうなることを信じて今も活動しています。発達障がいや疑いのある子どもたちの「安心できる居場所」を増やしたい。それが「誰一人取り残されない」持続可能な社会に寄与できれば幸いです。


イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています

参加人数:205人