3海峡クリーンアップ大作戦
鳴門海峡・紀淡海峡・明石海峡の3海峡に面する海岸でビーチクリーンを開催。並行して、藻塩作りの体験や自然に配慮したワークショップを行いました。
2022.02.25
渦潮の発生に重要な役割をもつ3つの海峡の環境を守るため、3海峡に面する海岸でビーチクリーンを開催。並行して、藻塩作りの体験や自然に配慮したワークショップを行い賑わいました。
世界でも稀有な自然美であり、世界最大級である“鳴門海峡の渦潮”を世界遺産に登録することを私たちは目指しています。渦潮の発生に重要な役割をもつ3つの海峡(鳴門海峡・紀淡海峡・明石海峡)の環境を守ろうと、市民を中心に海岸清掃を実施します。
日程
2021年11月6日
開催場所
兵庫県淡路島 伊毘海岸・生石海岸・田ノ代海岸
参加人数
1,300人
主催
3海峡クリーンアップ大作戦実行委員会
協力
近畿地方環境事務所、第五管区海上保安本部、(一社)JEAN、(公社)瀬戸内海環境保全協会、兵庫県、南あわじ市、洲本市、淡路市、(一財)淡路島くにうみ協会、(一社)淡路島観光協会
3海峡に面する各海岸でクリーンアップ大作戦
渦潮の世界遺産登録を目指して、鳴門海峡、紀淡海峡、明石海峡に面するそれぞれの海岸で同時にビーチクリーンを行いました。
コロナ禍のため、夏の海水浴場開設がなかったことや、台風被害が少なったことが影響し、大きな漂着ゴミは少なかったです。しかし、細かなゴミやマイクロプラスチックが多く目に付き、それらに注目する参加者の方が多かったです。
淡路島で受け継がれる藻塩作りを体験
クリーンアップと並行し、淡路島で古来より行われてきた藻塩作りが体験できるコーナーも設置しました。海からの恵みと、受け継がれてきた自然と人との共生の歴史を感じてもらうことが目的です。貫頭衣姿で楽しみながら体験してもらいました。
自然に配慮したワークショップを開催
各会場ではSDGsを意識したワークショップも開催しました。鳴門海峡会場では蜜蝋で作る繰り返し使えるエコラップ、紀淡海峡会場では流木を使ったペン作り、明石海峡会場では荷車を引いた馬と一緒にクリーンアップを行いました。
また、高校生たちが主体となって、海岸で拾った貝殻やシーグラスを使ったアクセサリー販売や、渦潮の世界遺産登録を応援するキーホルダー作りのワークショップも実施し、賑わいを見せました。
参加者の声
・今年はゴミが少ないとのことだったが、拾い出すとゴミが次々と目に入り、意欲的にごみ拾いができた。きれいな海を保ちたいという思いは高まった。
・予想以上に細かいプラスチック片が砂に混ざっており普段の生活を見直すきっかけになった。海辺に遊びに行くときはゴミ拾いもしたいね、と家族で話になった。
・淡路島は会場以外にもっとゴミが散乱して酷い場所が沢山ある。こんなに多くの人が集まるのだから、もっと酷い海岸にも人を分散してゴミ拾いをして、淡路島の現状を多くの人が知るべきだと思う。
・来年は、淡路島観光も兼ねて知り合いを連れて参加したい。
イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています
参加人数:1,300人