NPO法人太宰府アートのたねは、10月1日（土）・2日（日）に、文化と学びの神様太宰府天満宮参道や絵馬堂にて、テレビや映画で大活躍のひびのこづえさんにお越しいただき、ダンサーが美しく不思議な海の中を表現するパフォーマンスを実施しました。この海のダンスパフォーマンスは、子どもたちに美しい海と自然を手渡していくことや毎日の暮らしを見直すことを目的に開催。

このイベントは、次世代へ海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。

ひびのこづえパフォーマンス　Rinnne　WONDERWATER
日程
2022年10月1日（土）2日（日）13:00～13:45　15:30～16:00
開催場所
太宰府天満宮
参加人数
200名×4回　合計800名
協力団体
太宰府天満宮　福岡県立太宰府高校

Rinnne

突然、太宰府天満宮の境内に巨大な魚が現れ海に誘う。海藻が海に揺れ、エビや夜光虫が戯れる。もっと目を凝らすと小さなプランクトンが漂い、それはいつか宇宙へと広がっていく。海から広がり生まれたひびのこづえの不思議な衣装と不思川な衣装と川瀬浩介の曲を軸とした音楽に合わせて、二人のキュートなダンサーがダンサーが踊る。新しい海の命を表現した「Rinnne」が太宰府の地で誕生。ひびのこづえがさかなをデザインした斬新な衣装で二人のパフォーマーが太宰府天満宮境内を練り歩き、観光で訪れた多くの人やこの日を待ちわびた人が群がっていきました。大きな魚の衣装の後ろには、たくさんの子どもたちも連なってにぎやかにお祭りのはじまりのよう。絵馬堂へ到着すると、川瀬浩介さんの海をイメージした美しい音楽が流れ、二人は海の生物となって命を表現したパフォーマンスを行います。あっという間に200人ほどの観客に包まれ、大きなため息や歓声と拍手で、そのパフォーマンスを讃えられていました。30分の無料野外公演にもかかわらず、ほとんどの方が最初から最後まで観覧し、講演後には大きな拍手が。たくさんの子どもたちに目を輝かせてステージを見ていただき、海の不思議さや美しさを存分に伝えることができたのではないかと手ごたえを感じました。

wonderwater

ダンスやサーカス・大道芸で活躍し、全国で大人気のダンスパフォーマー・ホワイトアスパラガスが魚やクラゲ、イソギンチャク、海藻などのカラフルな衣装に身を包み、アクロバットな身体表現とジャグリングなどで幻想的な水中の世界を生き生きと描き出します。リピーターも多く、公演のリクエストが絶えません。今回で、ホワイトアスパラガスのパフォーマンスは3回目となります。東京オリンピックの開会式・閉会式でパフォーマンスを披露した実力は、今まで以上の身体の表現力で見る人の胸を打ちました。これが秋のお宮の楽しみになったと言っていただける方も増え、秋の七五三や菊展とともに太宰府天満宮の年中行事のひとつになれる可能性を感じています。今回のパフォーマンスで、子どもたちの歓声と笑顔を見て、海の不思議さや美しさをアートを通して伝えることができる確信を得ました。太宰府天満宮の方々からは「多くの人を笑顔にできる素晴らしいアートで、環境についても考えることができる事業をお宮で公演できたのは光栄です」とお言葉をいただきました。
 

イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています

参加人数：800人