~もぐって、みつけて、かんがえる~水中ドローンを体験操縦して「海のいま」について考える 水中ドローンで知る「私たちの海」in 青森を開催しました!
一般社団法人日本水中ドローン協会(運営:大坂組・水中ドローンスクール青森校)は、「水中ドローンで知る私たちの海in青森」を青森市・あおもり駅前ビーチで開催。水中ドローンを体験操縦した参加者は海の調査探検隊として目を輝かせていました。
2022.09.21
一般社団法人日本水中ドローン協会(運営:大坂組・水中ドローンスクール青森校)は、「ブルーエコノミーの啓発活動」の一環として「水中ドローンで知る私たちの海in青森」を青森市・あおもり駅前ビーチで2022年8月20日に開催しました。青森市は、陸奥湾に面しており、様々な海の産業が盛んなところです。しかし、近年、様々な環境の変化で、海は汚れ、生き物にとっても住みにくい状況になりつつあります。
常に海を見て、海を感じてきた子どもたち。しかし、海の中深く見ることは、ほとんどありませんでした。子どもたちは水中ドローンを直接操縦し、地域の海を見たとき、大きな歓声を上げるとともに、瞬きをするのを忘れるくらい海の中を凝視し、いろいろなことを感じたようです。そして、どうすれば「海を守り、海を育て、海を作っていけばいいのか」を考えるきっかけになったようです。
このイベントは、次世代へ海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。
水中ドローンを体験操縦して「海のいま」について考える
水中ドローンで知る「私たちの海」in 青森
日程
2022年8月20日
開催場所
あおもり駅前ビーチ、青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸(青森市)
参加人数
7名
協力団体
NPO法人あおもりみなとクラブ、あおもり県民カレッジ事務局
ちびっ子操縦士が、水中ドローンで海中探査!見るモノすべてが大発見!?
参加した子どもは、全員初めて水中ドローンを操作しましたが、大学生の指導のお陰で、あっという間にうまくなり、水中ドローンで自由に海中を調査・撮影していました。
撮影したデータを、各グループのパソコンでチェック。自分たちが撮影した映像を見ながら、海がどのようになっているのか、詳しく調査。撮影の時は、気がつかなかったことが沢山見つかり、メモを取りながら、海の調査探検隊として、目を輝かせていました。
子どもたちの夢と希望を詰め込んだパネルを作成!未来の海について考える
グループディスカッションでは、「今の海は」「なぜ、こうなったの?」「目指す海は!?」「そのためにはどうすれば!?」等について、大学生がリーダーとなって、活発な子どもたちの意見交換がなされました。最後にグループ毎に、自分たちが住んでいる地域の海について、どうすれば「海を守り、海を育て、海を作っていけばいいのか」について発表を行いました。映像のチェックから休憩なしの100分間で、それぞれのチームが話し合って完成したパネルには、未来の海への子どもたちの夢と希望が詰まっていました。確実に未来の海について考える機会になったと思います。
当日の様子 : https://youtu.be/MhbYP6YzRio
パネルディスカッションより出た意見
(1)水中ドローンで発見したモノは?
・魚、貝がたくさんいた。 ・ごみがいっぱいあった。 ・海藻が多い。いろんな海藻があった。
・濁っていない。 ・ごみが思ったより少ない。・魚が少なくなってきている。
(2)なぜこんな、海になったんだろう?
【悪いなぜ】
・ごみが流れ着いた。 ・ごみを捨てる人がいる。 ・食べる人が多いから
・自然災害で山から木などが流れてくるから。
【良いなぜ】
・ごみを拾う人がいるから。 ・ごみを捨てる人が少なくなったから。
・アマモなどを育てている人がいるから。 ・森から栄養がある水が流れてくるから。
・魚が住みやすい環境だから
3)未来の海は、どうなればいいんだろう。
・生物が多い海 ・ごみがない海 ・近くに工場がない海
・ハワイのようなきれいな海 ・人間と魚が一緒に生きていける海 ・海藻が多い海
・自然があふれる海 ・健康にいい海 ・2度と汚くならない海
(4)「未来の海」を目指すためにどのようにして「海を守り、海を育て、海を作って」いけばいいだろう
・魚を育てて大きくする ・川もきれいにする ・ごみをリサイクルする
・ごみを感知して、自動でごみを拾ってくれる機械を作る ・ごみを拾う
・ごみを捨てた人を罰する。 ・ごみで発電する。 ・森を残す
・魚を捕りすぎない ・CMで呼びかける ・asc認証、msc認証のものを買う
・プラスチックを使わない
参加した子ども・保護者からの声
【参加した子どもたちの声】
・案外操作が難しかったけど楽しかった。
・パネルディスカッションで、話を聞いたり、考えることが楽しかった。
・ SDGs14のことがとてもよくわかった。
・水中ドローンでふだん、あまり見ないものを見ることができてよかった。
・どうやって海をきれいにできるかを考えることができてよかった。
【大人(見学者)の声】
・子どもたちが自分で撮影した映像を見ることで、海の問題や課題について自分事として向き合って様々な意見がどんどん出てくることに驚いた。
・子どもたちの意見や考えを否定することなく、全て受け止めて皆さんが発表しやすい環境が作られていてとても良いと感じた。
イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています
参加人数:7人