函館市国際水産・海洋総合研究センターで「海の宝アカデミックコンテスト優秀作品上映 -海と日本PROJECT-」を開催しました
北海道大学は、函館市国際水産・海洋総合研究センターにて「海の宝アカデミックコンテスト優秀作品上映 -海と日本PROJECT-」を開催。海の環境問題をテーマにした動画の放映を通して「海」の魅力と課題について考えました。
2022.12.07
北海道大学は、海の環境問題をテーマにした動画の放映を通して「海」の魅力と課題を考える目的で、2022年6月2日(木)から9月21日(水)に「海の宝アカデミックコンテスト優秀作品上映 -海と日本PROJECT-」を開催しました。
このイベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環で実施しています。
開催概要
「海の宝アカデミックコンテスト2021」の応募作品の中から、海洋環境問題を題材にした優秀作品6作品の動画を上映し、「海」の魅力と課題を考える。また、「海の宝アカデミックコンテスト2022全国大会-海と日本ROJECT-」のPR展示も併せて行う。
日程
2022年6月2日(木)から2022年9月21日(水)
開催場所
函館市国際水産・海洋総合研究センター
参加人数
1866人
主催
北海道大学大学院水産科学研究院
「海の宝」をテーマにつくられた電子紙芝居を上映
函館市における水産海洋分野の研究開発や産学官連携の拠点となっている函館市国際水産・海洋総合研究センターのエントランスホールにて、「海の宝アカデミックコンテスト2021全国大会-海と日本PROJECT-」で最優秀賞や優秀賞を受賞した作品の動画を上映しました。「海の宝アカデミックコンテスト」は、全国の中学生・高校生を対象に開催し、「海の宝」を調査・研究・考察し、写真やイラストを活用した8枚組の電子紙芝居で表現するものです。
海洋環境問題について訴える”中高生らしい”作品を中心に放映
今回は2021年のコンテスト優秀作品の中から、海洋環境問題に関する作品を中心に6作品の動画を上映しました。海洋環境問題のひとつとして上げられる、船の事故などで海に流出した重油による海洋汚染について、ネギボウズを使って重油を除去する方法について研究した作品やバイオプラスチックを作る試みを紹介した作品、100年後の未来から2021年に生きる”私”に届くメッセージで海の環境問題について訴える作品など、中高生らしい豊かな感性で制作された作品の動画が函館湾を一望するエントランスホールで放映されました。
参加者の感想
センターを訪れた中学生・高校生にこの動画放映を紹介したところ、「楽しそうな実験だな」や「紙芝居を作るのは結構難しそうだ」などの感想が聞けました。また、海や特に釣りが好きで函館にもよく訪れる若者など、多くの来館者に「海の宝アカデミックコンテスト」を周知することができました。このイベントを通して、自分自身の「海の宝」を探し、あらためて身近に存在する「海」について考え、「海」の未来を考える契機となりました。
イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています
参加人数:1,866人