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ビーチクリーンをして漂着ごみから日本の離島が直面する海洋問題を学ぼう「離島アドベンチャー教室 in 対馬」を開催しました!

一般社団法Mfiseaは、971もの離島がある日本一の多島県である長崎県で「離島アドベンチャー教室 in 対馬」を開催。参加者はビーチクリーンを通じて日本の離島で起きている海洋ごみ問題を学ぶと共に、対馬の美しい海や自然を体感していました。

2022.08.31

一般社団法人Mfisea(エムフィッシャー)は、2022年8月13日(土)に「離島アドベンチャー教室 in 対馬」を開催いたしました。長崎県は離島が971ある日本一の多島県です。豊かな漁場や風光明媚な風景に心を奪われる旅行者も多くいるような素晴らしい土地です。しかしながら、日本海に面している離島は、季節風や対馬海流の影響で漂着ごみの問題が顕在化しており、漂着ごみ問題に直面しております。本イベントでは、ビーチクリーンを通じて日本の離島で起きている海洋ごみ問題を学ぶと共に、対馬の美しい海や自然を体感することにより海への愛を育むことを目的としております。

このイベントは、次世代へ海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。

開催概要
離島の海洋問題について、漂着ごみ拾いを通じて現在日本の海が直面している問題を認識するだけでなく、美しい海や自然を目の当たりにして海への愛を育むイベント
・ビーチクリーン
・異国の見える丘展望台見学
・対馬野生生物保護センター見学
日程
2022年8月13日(土)
開催場所
井口浜海水浴場
参加人数
10名

井口浜海水浴場 ビーチクリーン

「離島アドベンチャー教室 in 対馬」が長崎県対馬市で実施されました。イベントのメインでもあるビーチクリーンでは、親子連れや学生及び現地の方が参加し、40度近い暑い日差しのなか、大量に漂着したごみに怯むことなく熱心に拾っていました。
 

学生さんのなかにはアフリカのチャド、ネパール、ミクロネシアといった海外から来られていた方もおり、ビーチで落ちていた錆びた冷蔵庫、地中深くに埋まった巨大な漁網、大量の海外由来のペットボトル等を目の当たりにし、驚いた表情を見せていました。アフリカから参加した学生は、「アフリカでは環境に対するエコマネジメントシステムがしっかりしていないので、こういう状態のビーチをよく見る。しかしなぜ、先進国の日本でこのようなことが起きるのか?」といった驚きの様子を見せていました。参加した中学生も、「想像以上の漂着ごみのボリュームに、海洋ごみ問題が対馬だけの問題ではなく、日本として、世界としてしっかりと取り組んでいかなければならない課題に感じる」という声も聞かれ、とても価値のあるイベントになりました。少ない人数ではありましたが、最終的には1t袋10個分(10立法メートル)の回収となり、いままで当団体主催で開催したビーチクリーンイベントのなかでも最も回収量の多いイベントとなりました。
また、参加した中学生からは「まだまだ海は綺麗になっていない、もっと綺麗にしなくてはいけない」と、片付けきれない海洋ごみをなんとかしたいという想いが込められていたように感じました。子供から次世代を担う学生まで海への関心を高める良い機会になったものと考えております。

実体験を通じて海の課題が自分ごととなり、“豊かな海を未来に”受け継ぐことになる

四方を海で囲まれることにより、長年その恩恵を受け続けてきた日本ですが、海洋ごみ問題や世界的な水産資源の乱獲などの影響で豊かな海を維持することができない状態になりつつあります。一般社団法人Mfiseaでは、“豊かな海を未来に”を理念として活動しています。
今イベント、「離島アドベンチャー教室 in 対馬」は実体験として海洋ごみに接し、現在日本や世界で抱えている海の問題について知ることにより、海洋ごみ問題を自分事化してほしいという狙いがありました。より多くの方が参加してくださり、海洋ごみ問題への関心を深めるだけでなく、いままで関心がなかった子供たちや次世代の未来を作る方々の意識が変わるきっかけになったものと認識しております。
今後も、”豊かな海を未来に”に向けて一歩でも近づけるよう邁進して参りたいと思います。
 

 

イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています

参加人数:10人