デフノーマライゼーションの実現に向けて!聴覚に障がいを持つ子供たちを対象にボディボードを始めるきっかけを!【AKEUMI スマイルBBチャレンジ 「海と日本PROJECT 2023」】を開催しました!
一般社団法人陽けたら海へは、聴覚に障がいをもつ子どもたちを対象に、彼らがボディボードを始めるきっかけとなるよう、ボディボードのスクール「AKEUMI スマイルBBチャレンジ『海と日本PROJECT 2023』」を開催しました。
2023.07.20
一般社団法人 陽けたら海へは、聴覚に障がいをもつ子供たちを対象にボディボードのスクールを2023年6月24日(土)にボディボードを始めるきっかけとなるよう、AKEUMI スマイルBBチャレンジ 「海と日本PROJECT 2023」を開催いたしました。
このイベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。
概要
聴覚に障がいを持つデフ(聴覚障がい者)キッズのためのボディボード運動会
日程
2023年6月24日(土)
会場
千葉県御宿中央海岸
参加人数
デフキッズ(聴覚障がいのある子供)、コーダ(家族に聴覚障がいのある子供)10名
協賛
リオン株式会社
たくさんの方に見守られて良いスタートができました
お天気にも恵まれ、スタッフや御宿町の皆さまにも支えられて子供たちの笑顔を何度も見ることができるイベントとなりました。たくさんのデフキッズにコーダキッズは(コーダ=両親が聞こえないけど自分は聞こえること)お互いの聞こる聞こえないは関係なく海からいただいた波を楽しんでいました。
サポートスタッフも手話ができるスタッフばかりで、たくさんの手話が飛び交い、手話ができない聴者のスタッフの方がコミュニケーションをとるのに助けられることが多い1日でした。開会式では今回初めて参加する子供たちとも一人ひとり目的・目標を確認することができ、良いスタートとなりました。スタッフミーティングでは簡単な手話を練習していたので、とびきり素敵な笑顔と手話で子供達に接してくれました。
聞こえないからこそ気づけることもある
最初はサポートスタッフに押してもらいながら波に乗りますが、最後の発表の時間は、自分自身でできるだけ波に乗る。海をしっかり見て、乗る波が決まったらあとはがむしゃらにパドリングするだけ。もしも波に乗れなくても諦めない。また次に波は来るから、そこに再度チャレンジする。そして自分が乗ると決めた波に乗れた時、達成感を感じるでしょう。
初めてボディボードにチャレンジした子供も多く、夢中になって波に向かっていました。そんな子供たちには時間があっという間で、もっともっと海に入りたいとの声がたくさん聞こえてきました。初めはコミュニケーションをとるのも消極的だった子供たちからもたくさんの笑顔が見れることができました。
初めてのことに挑戦するのは誰だって不安です。それでもやってみようと挑戦した子供たちにはたくさんの勇気が必要だったと思います。
参加した子ども・保護者からの声
閉会式では子供たちにこの環境があることを当たり前に思わずに、連れてきてくれた両親、スタッフ、一緒に波に乗った仲間に感謝することを伝えました。次のチャレンジとして、7月8日にまたスクールと試合があることを伝えると全員がまた来たい!と次の目標についても語ってくれました。
イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています
参加人数:10人