公益財団法人B&G財団が2021年度より取り組む海洋ごみ専用ごみ箱「B&G拾い箱」設置事業は  、地方自治体と連携し、海を訪れた誰もがいつでも海洋ごみを回収できる環境を整えることで、イベント参加者や地域住民等の環境保全意識を醸成し、海洋ごみを削減することを目的とした事業です。

2023年度は、全国５か所に新たに「B&G拾い箱」を設置し、お披露目会を開催しました。

このイベントは、日本財団が推進する海洋ごみ対策プロジェクト「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」の一環で開催するものです

開催概要
海洋ごみ専用ごみ箱「B&G拾い箱」のお披露目会および清掃イベント
日程、開催場所
7月17日　鹿児島県阿久根市　大川島海水浴場
8月20日　熊本県長洲町B&G海洋センター
9月2日　  長崎県時津町B&G海洋センター
10月1日、2024年2月23日　 鹿児島県天城町B&G海洋センター
10月29日  岡山県備前市　渚の交番　ひなせうみラボ
参加人数
5か所合計 約1,000名
協力団体
鹿児島県阿久根市：阿久根市Ｂ＆Ｇ海洋センター・Ｂ＆Ｇあくね夢まち海洋クラブ
熊本県長洲町：長洲町Ｂ＆Ｇ海洋センター・長洲町ＳＳＣ共同事業体
長崎県時津町：時津町Ｂ＆Ｇ海洋センター・Ｂ＆Ｇ時津海洋クラブ
鹿児島県天城町：天城町Ｂ＆Ｇ海洋センター
岡山県備前市：備前市吉永Ｂ＆Ｇ海洋センター・渚の交番　ひなせうみラボ

時津町でマリンスポーツや壁面チョークアートを実施！

長崎県時津町では、9月2日に時津町B&G海洋センターにおいて、マリンスポーツなど様々なプログラムを実施する「マリンデーフェスタ」と「B&G拾い箱」のお披露目会を同時開催しました。

この日は、小学生や地域住民など約400名が参加し、地元お笑いタレントの司会の元、各種プログラムを楽しみました。壁面チョークアートでは、時津町「B&G拾い箱」のコンセプトである、海洋ごみを拾うことで地球が喜ぶことをイメージした、大村湾に生息している海洋生物や地球に見立てたクジラをイラストしました。

担当者の方は、「B&G拾い箱があることで、日々の活動の中でごみを拾う習慣ができ、子どもたちが自分の住む大村湾のごみ問題について考え、環境意識の向上につながっていることに大きな価値がある」と話していました。

天城町では、海でも町中でもクリーン活動を実施！

鹿児島県天城町は、拾い箱を2個設置し、10月1日に天城町B&G海洋センター艇庫と2024年2月23日に天城町B&G海洋センターでお披露目会を開催し、2日間で合計約150名が参加しました。

10月1日は、ビーチクリーンやSUP体験会、水上バイクを用いたバナナボート体験会を実施。参加した子どもたちは、「天城町の綺麗な海を維持するためにごみを無くしたい」と話し、環境意識の向上が見られました。

2月23日は、天城町内をサイクリングしながらごみ拾い活動を実施。海だけでなく自分の住んでいる環境についても考える機会となりました。

参加した子ども・保護者からの声

・拾い箱のおかげで、ごみ拾いが楽しくなった（小学生）
・カラフルな拾い箱ができたので、ごみ拾いを頑張りたい（小学生）
・お披露目会のプログラムで、海洋ごみに関する講演の後のプラスチックのごみを使ったプラ板作りが楽しく、環境問題の勉強にもなった。（保護者）
・日常生活におけるごみについて再度考える機会になった（保護者）

イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています

参加人数：1,000人