名古屋港で生物観察!水中ドローンを体験してSDGsについて考えよう!水中ドローンで知る「私たちの海」in名古屋を開催しました!
一般社団法人日本水中ドローン協会は「水中ドローンで知る『私たちの海』in名古屋」を開催。市内の小中学生たちが水中ドローンを使って海中観察を行いました。また海洋プラスチックごみが海洋生物におよぼす悪影響などについての講演に耳を傾け、今できることは何か、活発なディスカッションが行われました。
2023.11.17
一般社団法人日本水中ドローン協会は、2023年10月14日(土)に水中ドローン体験を通じ、周辺海域の調査、課題定義、美化活動を行い、名古屋の海の現状を観察し、SDGs14『海の豊かさを守ろう』や海の課題を考えるきっかけとなるように、水中ドローンで知る「私たちの海」in名古屋を開催いたしました。
このイベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。
開催概要
水中ドローンで知る「私たちの海」in名古屋
日程
2023年10月14日(土)13:30~16:30
開催場所
名古屋港ガーデンふ頭 南極観測船ふじ
参加人数
13名
協力団体
水中ドローンスクール名古屋校、水中ドローンスクール岐阜校、水中ドローンスクール愛知校、名古屋港水族館 学習交流課
水中ドローンで海中観察
名古屋市内の多くの小中学生が普段見ることができない名古屋港の海の中を水中ドローンを活用し生物観察を開催しました。名古屋市内には堀川、新堀川、中川運河と3つの運河があり、都心で出たプラスチックごみが運河へ名古屋港へとたどり着きます。参加した子どもたちは、名古屋港へたどり着いた海洋プラスチックごみがどのように生物に悪影響を及ぼすか?を名古屋港水族館の職員からのレクチャーに真剣に耳を傾け、今できること、未来に向けてやれることを考える良い機会となりました。
初めて名古屋港の海の中を観察した子どもたちの感想は、「海をきれいにしたい。」「もっと多くの魚が観察できるようにしたい」など地元の海を守る行動を始めるきっかけづくりになりました。今回、名古屋港水族館学習交流課の協力とフジトランスコーポレーション株式会社様の後援を頂き、有意義なイベントとなりました。引き続き、水中ドローンを活用し地元の海を守るため『なにができるか?』を考えるきっかけづくりを続けていきたいと思います。
開催経緯
名古屋港ガーデンふ頭は、海洋博物館、名古屋港水族館、ポートビルなど名古屋市内在住の子どもたちになじみのある一番身近な場所です。そんな身近な場所の海中がどうなっているのか?を知る子供はまず居ません。この名古屋を代表する海『名古屋港ガーデンふ頭』が開催場所として最適と考え決定しました。
コロナ感染が落ち着き、10月といえば運動会に自治会のイベントなど各地で多くのイベントが開催される中、参加者募集開始直後に定員に達し、SDGsの関心の高さを実感しました。名古屋港水族館の講師の『根がかりプロジェクト』(釣り場の海底ごみを回収する活動を行っている団体)のお話では、海洋プラスチックごみが海洋生物にどのような悪影響を及ぼすか?を講演していただきました。参加する子供たちはもちろん保護者の方も真剣に講演を聞く様子と『今できること』『未来にむかって考えないといけないこと』をグループで活発なディスカッションを行い、SDGs14『海の豊かさを守ろう』の意識づけをさらに大きなものになった結果となりました。
参加した子ども・保護者からの声
・海がきたなかった。
・魚がたくさんみれる海にしたい。
・またやりたい。
・海底に沈むごみをアームの付いた水中ドローンでとりたい。
・新しい生物を見つけたい。
イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています
参加人数:13人