海と日本公式サイトの最新ニュースをウィジェットで埋込み

<iframe class="uminohi-widget official-newest" src=" https://uminohi.jp/widget/newest/" width="100%" height="800" frameborder="no" scrolling="no" allowtransparency="true"><a href="https://uminohi.jp">海と日本PROJECT【日本財団】</a></iframe><script src=" https://uminohi.jp/widget/assets/js/widget.js"></script>

海と日本PROJECTミッション2023「科学を見る目・芸術を見る目~”事実”を観察することから導き出す”事実”【海】をキーとして~」1日目「南房総への実地観察」を開催しました!

千葉市科学館は北海道大学大学院水産科学研究院と連携して「科学を見る目・芸術を見る目~"事実”を観察することから導き出す"事実"【海】をキーとして~」のイベント1日目「南房総への実地観察」を開催。子どもがわかるよう解説を噛み砕き展示資料を深堀りし、千葉県天然記念物の隆起段丘も真近に観察しました。

2023.08.04

千葉市科学館は、北海道大学大学院水産科学研究院と連携して、「科学を見る目・芸術を見る目~”事実”を観察することから導き出す”事実”【海】をキーとして~」のイベント1日目「南房総への実地観察」を2023年7月17日(月・祝)に開催しました。

このイベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。

開催概要
モノや事象(現象)を見る際、科学の目線と芸術の目線は同じだろうか?
または異なっているだろうか?「事実」は目の前に存在しますが、そこに隠された「真実」を知るにはヒトが経験値や様々な知見等から導き出していくプロセスが必要です。「真実」は事実を検証することで 導き出されるため、それらをいかに見極めていくか、その「見方」について、海に係る標本や風景、そして、 それらを題材とした絵画を素材として検証することがミッションです。
日程
7月17日(月・祝)
開催場所
館山市立博物館分館渚の博物館、バス車中から「隆起段丘(沼Ⅰ面~Ⅳ面)」見学、千葉県天然記念物「南房総の地震隆起段丘」及び「白浜屏風岩」見学
参加人数
14人

館山市立博物館分館「渚の博物館」見学

館山市立博物館分館「渚の博物館」で房総半島の伝統的な漁撈技術や海に関わる人々の暮らしを学ぶため、房総半島の漁撈資料(国指定の重要有形民俗文化財)や万祝などの関連資料(千葉県有形民俗文化財)を元千葉県立中央博物館分館海の博物館長と現千葉市科学館館長補佐(新和宏氏)のガイドを交えて、子どもがわかる様に噛み砕き解説しました。博物館では、今回のテーマである「事実を観察することから導き出す真実【海】」をキーとして展示資料を深堀りし、観察眼を養いました。

渚の駅の「たてやま海辺の広場」で、館山湾に生息する海洋生物を人工の潮干満を再現したタッチングプールや水槽、貝殻標本の展示を見学しました。南房総の海の生物多様性について知り、海洋生物の生態や貝殻などの様々な形状を生態展示から学びました。

左:館山市立博物館分館渚の博物館見学の様子   右:渚の駅たてやま海辺の広場の見学の様子

千葉県天然記念物南房総の地震隆起段丘及び白浜屏風岩の見学

館山市から南房総の海側をバス車中から「隆起段丘」見学し、その後、実際に千葉県天然記念物の地震隆起段丘及び白浜屏風岩を見学しました。房総半島南部沿岸の海岸段丘は、津波堆積や地震による隆起があり、関東地震の履歴が地質から読み取れることを分かりました。元禄16年(1703)11月23日、南房総市白浜町沖を震源とした元禄地震で隆起した事実を、歴史資料の絵図から知り、実際の隆起段丘を真近に観察することができまた。参加者は、海岸で縦状に隆起した地層を見て、とても驚いている様子でした。

白浜屏風岩のところでは、ブンブクウニの生痕化石の観察も行いました。

左:南房総の地震隆起段丘(県指定)の見学様子    右:白浜屏風岩の見学様子

参加した子ども・保護者からの声

・白浜海岸で様々なサンゴのかけら、サンゴ化石、色とりどりの貝殻、ウニの這った生痕化石を見つけて驚いた。
・白浜屏風岩を見学して海岸に縦状に聳え立つ岩に圧巻した。
・山側にも斜めに地層が走る部分を見て、複雑な地層地形を目のあたりしてその隆起規模の大きさに驚いた。

 

イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています

参加人数:14人