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【親子で無人島キャンプ 第11回~第15回】を開催しました!

一般社団法人IKUHART企画は、兵庫県姫路市家島諸島無人島鞍掛島で「親子で無人島キャンプ」を開催しました。ヨット体験や海水浴、シュノーケリング、磯遊び、魚釣り、ビーチクリーン活動などの体験を通じて播磨灘の海と環境を考えてもらいました。

2024.03.01

一般社団法人IKUHART企画は、播磨灘の海と環境を考え体験する事業として、令和5年9月から10月にかけて5回、兵庫県姫路市家島諸島 無人島 鞍掛島で、<親子で無人島キャンプ>を開催いたしました。

このイベントは、日本財団が推進する海洋ごみ対策プロジェクト「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」の一環で開催するものです。

開催概要
親子で無人島キャンプ
ヨット体験、帆をあげる、操船体験、船員体験見張りなど
無人島体験、海水浴、シュノーケリング、飛び込み、磯遊び、魚釣り、貝採り、タッチプール、生き物観察、食育学習、かまど作り、火起こし、食材調理、BBQ、流木、海浜植物観察、シーグラス集め、アクセサリー作り、環境学習  片付け、ビーチクリーン活動など
日程
第11回 2023年9月2日(土) はりま森のようちえんそとっこに所属の家族
第12回 2023年9月3日(日) こうべ森のようちえんそとはうちに所属の家族
第13回 2023年9月16日(土) あわじ室津アルテミスに所属の家族
第14回 2023年9月30日(土) 関西圏から公募で参加された家族
第15回 2023年10月1日(日) 関西圏から公募で参加された家族
開催場所
兵庫県姫路市家島諸島 無人島 鞍掛島
参加人数
122名
協力団体
淡路市富島漁協、帆船としま丸、あわじ自然海浜の環境推進協議会

第11回 9月2日 はりま森のようちえんそとっこに所属の家族が参加した無人島キャンプ

播磨町で園舎を持たずに公園を利用して活動を続けている森のようちえんに所属のご家族が参加してくれました。播磨町は海に面している町ですが、人工島などの工業地帯で100%が護岸岸壁のため海に親しむ生活がありませんので、海での活動をとても楽しみにして毎年参加してくれています。

9月にはいりましたが海水温も例年より2℃高く、クラゲの発生も少ないので、子どもたちは無人島に着くとすぐに海水浴やシュノーケリングを楽しんでいました。今回は、サビキ釣りで魚を釣って、軍手とスクレッパーで貝類を獲ったりして、島の海の幸をおかずとして食べることを目標にしていたようで、参加者はおにぎりだけの持参でした。魚は、ベラ、稚鯛、グレなどが釣れて、貝は亀の手、マツバ貝などたくさん集めることができました。

チームワークのよい団体で、みんなで石を集めてかまど作り、薪になる流木を拾い、恒例になっている火打ち石での火起こしを楽しみました。亀の手とマツバ貝をたくさん使った味噌汁は、とてもよい出汁が出てみなさん口々に美味しい美味しいと喜ばれていました。ベラの塩焼きもとても美味しくて、子どもたちは昼食後も魚釣りをして塩焼きにして食べ続けていました。

第12回 9月3日 こうべ森のようちえんそとはうちに所属の家族が参加した無人島キャンプ

神戸市の諏訪山公園で活動する森のようちえんの皆さんと6年目の無人島キャンプになります。毎年口コミで森のようちえんの関係者などの参加者が増えていき、昨年から2回に分けて無人島に行っています。それでも何人かの方はお断りしているそうです。主催者としてとても嬉しく有り難いことです。

昨年も今年もこちらの団体に海浜植物に詳しい先生が参加していましたので、今年の無人島キャンプ手引きの冊子には海浜植物一覧を画像と名前をつけて掲載しています。今年のキャンプでは、冊子を見ながら海浜植物を見つけて学びを取り入れられているご家族もいました。実は、スケッチができるように促して冊子にはスケッチ欄と色鉛筆を用意しているのですが、今年の15回のキャンプでは、朝ドラの牧野萬太郎さんのように植物をスケッチして自宅に持ち帰って調べるような子どもは出てきませんでした。来年度は、探究心を伸ばせるような工夫を取り入れたいと考えています。

6年目になると参加する側の幹事役のスタッフも慣れてきて持ち物も活動もサバイバル化していきます。子どもたちは午前中からシュノーケリングしながら魚や貝を集め、大人も潜って岩牡蠣などを集めていました。毎回、集合時と解散前に集合写真を撮るのですが、日焼けして無人島キャンプを満喫されたみなさんの笑顔は最高で素敵です。無人島キャンプはかなり過酷ではありますが、参加者からの御礼や感謝のメール等で、私たち無人島キャンプスタッフの疲れも薄れ、次の頑張りに繋がっています。

第13回 9月16日 あわじ室津アルテミスに所属の家族が参加した無人島キャンプ

淡路市室津地区で年間を通して畑の活動を続けているアルテミスに所属のご家族が無人島キャンプに初参加してくれました。アルテミスのリーダーが当法人が開催するビーチクリーン活動に参加してくれていることからのご縁です。今回は未就学児の小さなこどもの参加が多かったです。海水温もまだ高く海水浴も可能ですが、この時期になると小さなクラゲが大発生して海の中に入るとちくちくします。

午前中は桟橋でサビキ釣りで魚を釣って、小さな子どもたちはタッチプールの魚つかみを楽しんでいました。BBQでは日頃活動している畑で収穫した野菜を焼いたり、釣った魚を塩焼きで食べたりして過ごしました。今回はシーグラスや流木を使ってアクセサリー作りを得意とするスタッフの参加があったので、小さなこどもにも大人にもアート作品制作が人気でした。

最後はみんなでビーチクリーン活動です。大人も子どもも本当にたくさんの漂着ごみを拾ってくれました。ビーチクリーン活動はだいたい5回程度で人が出した石油系のごみをほとんど回収することができます。さらに流木などをかまどや焚き火で使うので無人島の浜がどんどんきれいになります。この夏は大きな台風がひとつ直撃したので大量のごみや流木等が流れ着いたため、最後の回までしっかりとビーチクリーン活動ができました。

第14回 9月30日 関西圏から公募で参加された家族と無人島キャンプ

当法人のSNSに掲載して参加者を募集しました。9月30日、10月1日ともに2日間で定員に達しました。口コミも含めて無人島キャンプに関心を寄せていただけることは本当に有り難いことです。

家族単位での個別の申し込みになるので、どうしてもアレルギー対策など気になることが多いです。食べ物のシェアなどに気をつけるように、事前に注意喚起の連絡を入れて、当時朝もお話をさせてもらい活動をしました。季節もやや涼しくなりましたが、島に到着するとみなさん海水浴を始めていました。今回はくらげの発生も少なくて運が良かったです。

また魚釣りを初めてするという20代から30代の親が多く、午前中はスタッフ4名がサビキ釣りの指導と付き添いで忙しい時間でした。子どもたちの中には初めてみずくらげを触った人や岩場に登った人など、今回は親も子も無人島で多くの初体験と発見があったようです。帰りの船の中で海が楽しいと言ってくれたことは本当に嬉しいです。

第15回 10月1日 関西圏から公募で参加された家族と無人島キャンプ

今回は大阪、和歌山、兵庫から参加してくれました。囲碁の世界で父も子も日本ランキング上位のご家族、神戸で多文化共生事業を開催しているご家族など、個性あふれる仲間で無人島キャンプでした。公募なので見ず知らずの家族単位の参加ですが、いつも最後にはかまどを囲んで誰もが仲良くなります。不便な無人島では、協力がなければ、荷物の運搬もテントなどの設置も進みませんし、楽しむことができませんので、環境が皆さんの繋がりを深めてくれるようです。

10月になり秋も深まると魚もたくさん釣れます。今回はサビキ釣りで10Lバケツに半分くらい小魚(アジ、イワシ、サバなど)を釣ったご家族もいました。シーグラスなどを使ってアート作品を作り、思い出を持ち帰ろうの人気のプログラムは5年前から実施しています。後日、再会したときにほとんどのご家族が思い出を家の中に飾ってくれていること、無人島キャンプでこどもの成長を感じたことなどの話をしてくれます。

無人島キャンプスタッフは年長74歳、若くて55歳、みなさんお孫さんもいるので、参加者に対して自分の子どもや孫と接するように本当に丁寧に優しく接してくれます。そんな素晴らしい仲間と船舶に恵まれ、今年度も15回の無人島キャンプを開催できました。

 

イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています

参加人数:122人