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西表島の手つかずの海洋ごみ回収プロジェクト 崎山・網取ビーチクリーンを開催しました!

一般財団法人西表財団は地域のみなさんと一緒に、世界自然遺産に登録されている西表島の陸からはアクセスできない海岸へ渡り「西表島の手つかずの海洋ごみ回収プロジェクト 崎山・網取ビーチクリーン」を実施。第一弾としてたまった漂着ごみを回収し、貴重な島の歴史・文化資源を学びました。

2023.07.07

一般財団法人西表財団は、6月12日(月)・13日(火)に地域のみなさんと西表島白浜港からチャーター船に乗り、島の西部の陸からはアクセスすることができない海岸に行き、「西表島の手つかずの海洋ごみ回収プロジェクト 崎山・網取ビーチクリーン」を開催いたしました。

このイベントは、日本財団が推進する海洋ごみ対策プロジェクト「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」の一環で開催するものです。

開催概要
島の西部の陸からはアクセスすることができない崎山と網取の海岸には、何年も手がつけられていない漂着ごみがたまっており、人工物のほとんどない美しい景観を汚すだけでなく、生態系への影響も心配されています。そこで今回、「西表島の手つかずの海洋ごみ回収プロジェクト」の第一弾として、チャーター船で崎山・網取の海岸に赴き、海洋環境の健全化を目指して、地域のみなさんと手つかずのごみのビーチクリーンを行い、ビーチクリーン後には、このエリアに残るかつて人々が暮らしていた痕跡を訪ね、貴重な島の歴史・文化資源について学びました。
日程
2023年6月12日(月)・13日(火)
開催場所
西表島崎山(イドゥマリ浜)・網取(アントゥリ浜)
参加人数
22人
協力団体
西表エコプロジェクト

手つかずの海洋ごみを、船で回収

世界自然遺産に登録されている西表島は、そのほとんどが亜熱帯の森やマングローブの林で覆われており、島を一周する道路がないため、島の南西部の海岸へは陸からアクセスすることができず、そこに大量に流れ着く海洋ごみは手つかずのまま放置されてきました。
今回のイベントでは、船をチャーターして地域のみなさんと崎山のイドゥマリ浜、網取のアントゥリ浜に向かい、ビーチクリーンを行いました。島民でもなかなか上陸することができない浜のため、雨模様の中みなさん遠足気分で出発しましたが、浜の想像を超えるごみの量に一同唖然…。大きな発泡スチロールにはアダンが根を張り、手に取るプラスチックはポロポロと崩れ落ちる様から、放置されていた年月を感じました。参加者それぞれ黙々とごみに向き合い、協力して船に積み込み、2日間で回収したごみはトン袋で40個にもなりました。
 

先人たちの暮らしを垣間見る

ビーチクリーンを行った崎山・網取には、かつて集落があり、戦後まで人々が暮らしていました。ビーチクリーンの後に、集落跡を散策し、島の歴史や文化を学びました。以前はそこら中にあった田んぼの面影はなく、家々も朽ち果てていますが、家の石垣や赤瓦や御嶽が残されており、先人たちの暮らしを垣間見ることができました。石垣にはテーブルサンゴや、大きな貝がたくさん使われていて今よりずっと海の資源が豊かだったことがうかがえました。参加者からは「貴重な体験ができた」「厳しい自然の中を生き抜いてきた昔の人の知恵に学ぶことが多い」といった感想が聞かれました。
 

参加者からの声(学んだこと)

・作ってしまったプラスチックをどうするのか。
・海洋ごみ問題は自分が住んでいる場所で起こっていて、途方もない規模だということ。そして住んでいる人たちが協力してこの問題に取り組んでいること。
・マイクロプラスチックがどのように作られてしまうかなど、自分たちが気にかけていかなければならないことの大切さを学べました。

 

イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています

参加人数:22人