鎌倉から豊かな魚食を考える「マルカマクラブ」キックオフ 魚の伝道師・ウエカツさんによるトーク&魚料理イベントを開催しました!
一般社団法人鎌倉さかなの協同販売所は、海や生産者とのつながりを身近に感じ、鎌倉から豊かな魚食について考えるサカナの部活動「マルカマクラブ」のキックオフイベントを開催。魚の伝道師・上田勝彦氏の講演と魚をおいしく食べる料理実演を満喫しました。
2024.02.21
一般社団法人鎌倉さかなの協同販売所は、海や生産者とのつながりを身近に感じ、鎌倉から豊かな魚食について考えるサカナの部活動「マルカマクラブ」のキックオフイベントを9月10日に開催しました。
元水産庁官僚・漁師である魚の伝道師・上田勝彦氏に「今、私たちをとりまく海やサカナに何が起きているのか」講演いただいたのち、”海で獲れる魚を分け隔てなく、簡単においしく食べる方法”を、料理実演いただき、参加者に味わってもらいました。
このイベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。
開催概要
トークイベント、料理実演、試食
日程
2023年9月10日(日)
開催場所
地域がつながるさかなの協同販売所「サカナヤマルカマ」(神奈川県鎌倉市)
会場参加人数
大人10名、こども4名
※オンライン視聴(YouTube,insta live 合わせて約1,000名)
育む力が弱くなった海の現状と、少なくなった魚を食べることの大切さを知る
鎌倉のような海に近い地域でも、新鮮な魚の入手が難しく、輸入魚が主流となっていたり、「未利用魚」が存在しながらも一般の食卓に馴染みが薄かったりする現実について、「日本人と魚との関係性、海がどう変化して魚がどうなっているのか」という話をウエカツさんから教えてもらいました。
内容詳細はこちらでご覧いただけます。
https://marukamaclub.com/report/01
トーク&質問のあとは、その場で魚を調理。この日の魚は、イラ、バショウカジキ、ホウボウ、カンパチ、イナダなど。子どもたちは興味深々で魚に触れてみます。子どもたちが触って形が崩れてしまった魚は、「これでも美味しくたべられるよ」と、生でブツ切りの状態にして、炊き立てのごはんに混ぜてみんなでいただきました。「肉の内臓はメジャーなのに、魚の内臓はあまり食べないのか?」という問いのもと、バショウカジキの内臓をその場で処理しながら炒めて食べたり、ライブ感のある魚の調理は参加者からも大好評でした。
動画はこちら
https://www.youtube.com/watch?v=pCG1XluStG「ウエカツさんに聞く!「今、何が起きているのか」私たちの暮らしをとりまく海とサカナのはなし」
【イベントの学びとポイント】
①海で起きていることの実態
海の“生命を育む”力が弱くなっていること/日本人が魚を食べる意味
②魚を通してわたしたちができること
えり好みせず、海で獲れる魚をまんべんなく食べること
③魚料理は、実は簡単でおいしい!
生、煮る、焼く、の3種で簡単な料理法
【子どもたちの学びや参加者の様子】
参加者たちは全員が活発にメモを取り、積極的な質疑応答が繰り広げられました。
参加した子ども・保護者からの声
・いろいろな魚に触れて、食べられてとても楽しかった!
・とても大切なはなしだったので、多くの人に聞いてもらいたい
・改めて、スーパーに並ぶ魚種の少なさが残念だと思った
・バショウカジキの内臓は、肉のホルモンに勝るおいしさで感動した
・魚料理は意外と簡単なのだと知って驚いた。野菜炒めはぜひやりたい
イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています
参加人数:1,014人