毎日ながれ着くなら、いっそ資源にしよう!【海ごみアップサイクル展in鳥羽】を開催しました!
NPO法人木野環境は、グランドエクシブ鳥羽にて「海ごみアップサイクル展in鳥羽」を開催。海洋ごみ問題を説明したパネルや海洋ごみを利用した商品の展示、小学生を対象にした海ごみクイズ大会のほか、鳥羽市長と海ごみアップサイクル商品を作る企業とのトークイベントなどを行いました。
2023.09.25
NPO法人木野環境は、8月5日から20日の期間、海洋ごみ問題について触れることができるパネル展示や、鳥羽市長と海ごみアップサイクル品を作る企業とのトークイベントを行う「海ごみアップサイクル展in鳥羽」を開催いたしました。
このイベントは、日本財団が推進する海洋ごみ対策プロジェクト「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」の一環で開催するものです。
開催概要
海洋プラスチックごみを回収した先に様々な用途や作品があることを多くの方に知ってもらうことを目的とした「海ごみアップサイクル展」の開催
日程
8月5日(土)~20日(日)
開催場所
グランドエクシブ鳥羽(三重県鳥羽市安楽島町字ニエ212-1)
参加人数
約1万人
共催
グランドエクシブ鳥羽、株式会社REMARE
後援
鳥羽市、鳥羽商工会議所
パネルや展示を通して海洋ごみ問題について触れる
海洋ごみ対策に挑む人々が商品化した素敵な品々についてパネルと実物で展示を行いました。会場となったのはエクシブ鳥羽の本館。会員制のホテルですが、期間中はこの展示のエリアを一般来場可能とし、宿泊者を中心に多くの方に展示を見ていただくことができました。
作品や海洋ごみについて説明したパネルを真剣な様子で見る方や、海洋ごみからできた商品に驚く方も多かったようです。親子連れの参加者も多く、展示を見ながら海洋ごみについての会話が弾む姿もたくさん見られました。
これまで廃棄物の減量やリサイクルに関する様々な調査や活動を20年間行い、海洋ごみ問題について現状を目の当たりにする機会が多いことをきっかけに、海のプラスチックごみをリサイクルする本プロジェクトを立ち上げました。
はじめに、「流れ着くならいっそ資源にしてしまおう」という考えから、すでにリサイクルに取り組んでいる方々にもご協力をお願いし、海洋ごみをアップサイクルした作品を展示することを考えました。今後も、海のプラスチックごみを回収した先に様々な用途や作品があることを多くの方に知っていただきたいと考えています。
鳥羽市長と海ごみアップサイクル品を作る企業とのトークイベント
8月5日(土)13:00より、グランドエクシブ鳥羽本館にて、主に小学生を対象にした「海ごみクイズ大会」を開催しました。また13:30より中村欣一郎鳥羽市長にお越しいただき、海ごみアップサイクル製品を作る企業とのトークイベントが行われました。
当日は、アップサイクル展の始まりの日。中村欣一郎市長が鳥羽市の海洋ごみで作ったアート作品「海辺のマリア」の紹介や市長と海とのつながりについてお話いただきました。野添産業株式会社野添智子社長からは鳥羽市に海洋ごみを原料として作ったオーシャン・スゴエコ袋の贈呈がありました。鳥羽市に本社がある株式会社REMAREの間瀬雅介社長には海洋ごみを資源として作ったテーブルの紹介や今後の展望についてお話いただきました。美しい鳥羽の海を背景に、それぞれの立場でお話いただき、非常に和やかな時間となりました。
参加した子ども・保護者からの声
・海ごみクイズが楽しかった。
・カキのスペーサーが資源になるなんて知らなかった。
・もう少し大きな会場で展示して、販売もして欲しい。
イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています
参加人数:10,000人