「毎日流れ着くなら、いっそ資源にしよう!」海ごみアップサイクル展を開催しました!
特定非営利活動法人木野環境は、和歌山市役所にて「海ごみアップサイクル展」を開催しました。海のプラスチックごみを回収した先に、様々な用途や作品があることを知っていただくことが目的です。多くの方に海洋ごみについて考える機会を提供できました。
2023.07.20
特定非営利活動法人 木野環境は、2023年6月26日~30日に海ごみアップサイクル展を和歌山市役所にて開催いたしました。海のプラスチックごみを回収した先に様々な用途や作品があることを多くの方に知っていただくため、「海洋ごみがどのようにして製品になるのか」のパネル展示や全国のアップサイクル品15社分の実物の展示を行いました。
目に留まった作品を手に取って眺めたり、スタッフに質問をしたりするなどの光景も見られ、多くの方に作品を見ていただき海洋ごみについて考える機会を提供できました。
このイベントは、日本財団が推進する海洋ごみ対策プロジェクト「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」の一環で開催するものです。
開催概要
海のプラスチックごみを回収した先に様々な用途や作品があることを多くの方に知っていただくため、すでにリサイクルに取り組んでいる方々にもご協力をお願いし、「海ごみアップサイクル展」を開催しました。
日程
2023年6月26日~2023年6月30日
開催場所
和歌山市役所1階
参加人数
300人程度
協力団体
九州大学大学院工学研究院環境社会部門生態工学研究室、和歌山市
来場者は延べ約300名!パネルや展示を通して海洋ごみ問題について触れる
海洋ごみ対策に挑む人々が商品化した素敵な品々についてパネルと実物で展示しました。和歌山市友ヶ島の海洋プラスチックごみを使って作った試作品(「オーシャン・リプラギ」川瀬産業株式会社)もご紹介しました。期間中の延べ来場者は約300名でした。
真剣な様子で作品や海洋ごみについて説明したパネルを見る方や、海洋ごみからできた商品に驚く方も多かったようです。
私たちは、これまで廃棄物の減量やリサイクルに関する様々な調査や活動を20年間おこなってまいりましたが、なかでも海洋ごみ問題について現状を目の当たりにする機会があり、海のプラスチックごみをリサイクルするプロジェクトを立ち上げることにしました。
そこで、「流れ着くならいっそ資源にしてしまおう」という考えから、まずはすでにリサイクルに取り組んでいる方々にもご協力をお願いし、海洋ごみをアップサイクルした作品を展示することにしました。海のプラスチックごみを回収した先に様々な用途や作品があることを多くの方に知っていただきたいと考えています。
来場者との交流を通して
会場が市役所の1階ということもあり、「用事があったついで」の方が多かったようですが、中には「実際に普段からごみ拾いをしているので気になって」とか「今日海のごみ拾いをしてきました!」という方もいらっしゃいました。拾ったごみの写真を見せていただいたり、和歌山の海洋ごみの現状についてお聞きしたりすることができ、海と縁の深い街であることを感じました。
参加した子ども・保護者からの声
・素敵な靴だったので、履いてみたいと思った。
・海洋ごみからこんなにいろいろなものができるとは思わなかった。
・どのくらいの価格になるのか知りたい。
・友ヶ島に行ったことがないので行ってみたい。
イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています
参加人数:300人