『第24回 海辺の教室 in福岡・糸島』~姉子の浜の貝を学ぼう!楽しもう!~を開催しました!
九州大学大学院工学研究院附属環境工学研究教育センターは、糸島市立福吉コミュニティーセンター・わくわく体験教室の一環として、「第24回 海辺の教室 in福岡・糸島 ~姉子の浜の貝を学ぼう!楽しもう!~」を開催。地元小学生を対象にビーチコーミングや貝殻教室を実施しました。
2023.10.26
九州大学大学院工学研究院附属環境工学研究教育センターは、糸島市立福吉コミュニティーセンター・わくわく体験教室(共同事業)の一環として、2023年8月19日(土)、糸島市立福吉コミュニティーセンター、姉子の浜にて『第24回 海辺の教室 in福岡・糸島』~姉子の浜の貝を学ぼう!楽しもう!~を開催いたしました。
福岡沿岸の玄界灘は、豊かな海流に恵まれ、多くの生きものと出会うことができます。地元の小学生を対象に、貝殻教室での体験を通し、一見同じように見える貝でもそれぞれに違う特徴を持った生きものであり、身近な海にはたくさんの生きものが住んでいるということを学び、海の豊かさを守ることの大切さを伝えることを目標に本イベントを開催いたしました。
このイベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。
開催概要
糸島市立福吉コミュニティーセンター・わくわく体験教室(共同事業)の一環として、小学生を対象に、貝殻教室での体験を通し、一見同じように見える貝でもそれぞれに違う特徴を持った生きものであり、身近な海にはたくさんの生きものが住んでいるということを学び、海の豊かさを守ることの大切さを伝える。
日程
2023年8月19日(土) 13:00~16:00
開催場所
糸島市立福吉コミュニティーセンター(ビーチコーミング:姉子の浜)
参加人数
子ども10名、保護者5名 合計15名
講師
清野聡子(九州大学准教授・九州大学うみつなぎ統括プロデューサー)
共催
糸島市福吉コミュニティセンター
”鳴き砂”でのビーチコーミング!
糸島市の姉子の浜は、”鳴き砂”として知られています。砂浜を歩くと砂に含まれる石英の粒が擦れ合ってキュッキュッと音を出します。鳴き砂を形成するためには、砂の成分だけではなくその砂を洗う強い波も必要となります。
そのおかげでこの姉子の浜では多くの貝殻が打ち寄せられ、時には深い層に生息する珍しい貝の貝殻が打ちあがることもあります。
この日は夏らしい日差しでしたが、海辺では涼しい風が吹き、とても爽やかなビーチコーミング日和でした。
子どもたちは次々に貝殻を拾い上げて自慢げに見せてくれたり、同伴できていたお母様も夢中になって貝殻を拾う姿が見られ、楽しい海辺での活動となりました。
ビーチクリーン文化が根付いた糸島市!
糸島市立福吉コミュニティーセンターからの案内により、福吉校区内の区長や地域の方々が子どもたちの見守りに駆けつけて下さいました。地域の大人たちは、子どもたちの様子を見守る傍らで各々にボランティア清掃用のごみ袋を広げ、海岸清掃を始めました。
糸島市では、環境美化活動を支援するためにボランティア清掃用のごみ袋を配布しています。そしてここ姉子の浜では、ボランティア清掃で集まったごみ袋を預かるための建物を設置しています。散歩に来る方、サーフィンを楽しむ方、それぞれが自分のペースで海岸清掃ができる仕組みが作られています。
鳴き砂という糸島のシンボルは、地域の手で守られていることを改めて学ぶことができました。
貝殻の標本づくり!種類の多さにおどろき
ビーチコーミングの後は、福吉コミュニティーセンターに場所を移し、それぞれに拾った貝殻を洗い、標本づくりに取りかかりました。
最初はどのような配置で構成していくか頭を悩ませていましたが、友達同士で相談をしたり、貝殻を交換したり、仲睦まじい様子で標本づくりを楽しんでいました。
図鑑を見ながら拾った貝の名前を調べる場面では、貝の種類の多さに圧倒され、調べ物を忘れて図鑑に見入っている姿も見られました。子どもたちは次々に新しい貝の名前を覚え、愛着を持って貝殻に触れる様子を伺うことができました。
参加した子どもからの声
・海に行って貝を拾えたのが楽しかった。
・いろんな貝を見つけることができてよかった。
・知らない貝を教えてもらった。
・あわびの貝を見つけたらおなかが空いた。
・恐竜の時代から貝がいることを知って驚いた。
イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています
参加人数:15人