第18回 海辺の教室in宮崎・青島~五感で学ぼう!波と砂と岩と生物の造形の青島~を開催しました!
九州大学大学院工学研究院附属環境工学研究教育センターは、世界で活躍するパーカッショニストをゲストに迎え、自然を深く体感的に学ぶことを目的に、「第18回海辺の教室in宮﨑・青島~五感で学ぼう!波と砂と岩と生き物の造形の青島~」を開催しました。
2023.06.30
九州大学大学院工学研究院附属環境工学研究教育センターは、自然をより深く体感的に学ぶことを目的に、2023年5月13日に宮崎ビーチセンターにて、第18回 海辺の教室in宮﨑・青島~五感で学ぼう!波と砂と岩と生き物の造形の青島~を開催いたしました。当日は、世界で活躍するパーカッショニストの谷口潤実氏を特別ゲストに迎え、自然が織りなす音を拍手やボディパーカッションで表現し、その音が生み出される自然界のメカニズムを九州大学大学院工学研究院の清野聡子准教授に解説していただきました。
このイベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。
開催概要
パーカッショニストの谷口潤実氏をゲストに迎え、自然が生み出す波の音、海の音を拍手やボ ディパーカッションで表現し、九州大学大学院工学研究院の清野聡子准教授がその自然音が生 み出されるメカニズムの解説を行う体験型学習
日程
2023年5月13日(土)10:00~12:00
開催場所
宮崎市青島ビーチセンター 渚の交番
参加人数
18人
協力
宮崎市青島ビーチセンター渚の交番 https://www.aoshima-bc.jp/
特別ゲスト
谷口潤実氏(パーカッショニスト) https://www.hiromitaniguchi.net/
身体は海を表現する楽器!波の音、海の音
今回はパーカッショニストとして世界で活躍する谷口潤実氏を特別ゲストに迎え、九州大学大学院工学研究院環境社会部門の清野聡子准教授(九州大学うみつなぎ統括プロデューサー)とのコラボイベントを開催いたしました。
生憎の雨模様でしたが、参加者は、モニターに映る海の様子や、サーファーが自由に海を駆ける様子に合わせ、手拍子や足踏みなどを駆使して波の砕ける音や、自然音をボディパーカッションで表現しました。特に、谷口氏が渚に立って海岸の音を細かく分解し、立体音響と捉えて体全体を使って表現していく過程を間近に見ることができました。また、参加者の宮崎のサーファーの方も一緒に、モニターで大型の波を見ながら波の音を表現し、ライブならではの新たな海の気づきが出来ました。
参加者からは、「これまで耳でとらえた情景を表現することにとらわれていたが、清野先生による波の構造や潮の満ち引きの仕組みのお話から新たなインスピレーションを得られた」との感想を聞くことができました。
「渚の交番」は、宮崎のビーチシーンを盛り上げる重要拠点!
この日、青島ビーチセンター「渚の交番」では、宮崎大学の西田准教授による「うみがめ学習会」、私たち九州大学うみつなぎによる「海辺の教室」、パーカッショニストとALT musicianのコラボコンサートと、一日で3本のイベントが行われました。イベントを目的に来場した方も多く、そこで生まれる新しい交流関係が青島ビーチセンターを盛り上げていく起爆剤になっていると肌で実感することができました。
「渚の交番」は日本財団海洋事業部の支援のもと、海辺の安全と安心を向上させ、誰でもアクセスできる楽しい海づくり拠点として全国に展開しています。
https://www.nippon-foundation.or.jp/what/projects/policeoffice
参加した子ども・保護者からの声
・波の音の聴こえ方を意識することができた。
・波の音に多様性があることを学ぶことができた。
・楽器が無くても音を表現できることを学んだ。
イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています
参加人数:18人