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海の生きものの博士たちが大集合 大型イベントにて、研究標本の展示とワークショップを開催しました!

一般社団法人マナティー研究所は「博物ふぇすてぃばる!」に海の動物マルシェを出展。博士たちによる最新の研究紹介、調査道具や鯨類の貴重な標本の展示、キーホルダー作成のワークショップなどに大勢の家族連れが訪れ、海の生きものへの理解を深めてもらいました。

2023.08.25

一般社団法人マナティー研究所は、九段下会館(東京都)にて行われた博物ふぇすてぃばる!に出展して、2023年7月22日から23日までの2日間、本物の博士たちによる海の動物マルシェを開催いたしました。

海の生きものへの理解を深めることを目指して、実際の研究で使われている調査道具や、鯨類の貴重な標本を展示したり、キーホルダーやパズル作りのワークショップをおこないました。夏休み期間中ということもあり、大勢の家族連れが遊びに来てくれました。

このイベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。

開催概要
博物ふぇすてぃばる!の来場者を対象に、出展ブースにて研究標本の展示と解説、調査道具や最新の研究紹介、キーホルダーやパズルなどのワークショップ実施と教材提供を行いました。京都大学や東京海洋大学から研究者や学生たちが参加して、海牛類のマナティーとジュゴン、クジラ、シャチの紹介をしました。
日程
2023年7月22日-23日
開催場所
九段下会館
参加人数
150名程度

海の生きもの研究者ってどんなことをしているの?

研究者にはいろいろな専門分野がありますが、今回の出展では、鯨類の体の仕組みをしらべている研究者や、シャチの行動を調べている研究者、そして、海牛類(マナティー、ジュゴン)のフィールドで研究をしている行動生態や音響学の研究者が集まりました。

研究者たちは、海の動物たちのまだわかっていない謎を明らかにするために、さまざまな方法で研究をすすめています。ではなぜ、こうした研究をしているのか?それは、海の生きものへの理解を深めて、彼らと一緒に生きていくことを目指すためです。保全や保護の先にある共存を目指して、研究者たちは日々努力を続けています。

海の生きもの研究者から最新情報を聞こう

マナティー、ジュゴン、クジラ、シャチの研究者があつまって、今までにわかったことや、どんなことがわかっていないのか、を紹介しました。

実際にアマゾン川で使った調査機器を紹介しながら、濁った水の中に暮らしていて観察できないマナティーは、音を録音して生態を調べていることをお話ししました。そして、パズルやキーホルダー作りを通して、マナティーたちの暮らしている環境を学んでもらいました。そのほか、ドローンをつかって初めて確認されたジュゴンの闘争行動についても紹介しました。

クジラの展示では、左右非対称な頭の骨を紹介しながら、鳴音の発生の謎について紹介しました。実は、どうやって鳴いているのか、まだよくわかっていないのです。また、クジラの首の骨などを見て、水の中へ適応したことを紹介しました。そして、北海道で行われているシャチの個体識別調査について紹介しました。北海道のシャチと人の共存のために、今後も生態情報を集めていきます。

アマゾンとアフリカマナティーの暮らしている場所について紹介しました。(写真左)
クジラとシカで首の骨を比較し、水中生活への適応を紹介しました。(写真右)

参加した子ども・保護者からの声

・博物館で見たようなものを手でさわれてびっくりした。
・クジラの頭の骨がとても軽かった。水の中では骨が軽くても大丈夫だとわかった。
・ジュゴンは優しいイメージだったけど、争うことがあると知っておどろいた。
・マナティーが好きで、研究がしたいから、水泳の練習をつづけたいと思った。
・シャチが好きなので、北海道へ行って野生のシャチをみてみたい。
・大学の先生たちが大勢来ててすごいと思った。
・今度は出展のお手伝いをしにきたい。先生からいろんなことを教えてもらいたい。
・キーホルダーをお友達に見せて、マナティーのことを教えてあげたい。

 

イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています

参加人数:150人