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三重県鳥羽市答志島にて、ねやこや海洋教育イベントvol.3「水族館をつくろう」を開催しました!

ねやこや運営委員会は、三重県鳥羽市の答志島ならではの海洋教育イベント「水族館をつくろう」を開催。生物採集をして水槽を作り、海の生き物について自分の目で見て、手で触れて学ぶとともに、食事や島内散策を通して島内外の子どもたち同士で交流することができました。

2023.10.12

ねやこや運営委員会は、答志島ならではの海洋教育イベント「水族館をつくろう」を8月26・27日に開催いたしました。本イベントでは、島の漁師さんたちから教わって籠網の仕掛けを上げたり堤防から釣りをしたりして生き物を集めたのち、鳥羽水族館から学芸員の森滝丈也さんをお招きして水槽をつくりました。海の生き物について自分の目で見て手で触れて学ぶとともに、食事や島内散策を通して島内外の子どもたち同士で交流することができました。

このイベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。

開催概要
答志島にて生物採集、水槽づくり、鳥羽水族館学芸員による講座
日程
2023年8月26日(土)27日(日)
開催場所
答志島和具地区、ねやこや(三重県鳥羽市)
参加人数
小学生10名、大学生6、大人10名
協力団体
鳥羽磯部漁協和具支部、島の旅社、京都大学の学生ボランティアスタッフ、地域のみなさん

いろいろな海の生き物を集めてみよう

島内外から小学生が集まりました。漁師さんからカゴ網の上げ方を教わって、カニやアナゴを捕まえました。引き上げるときに中身が入っているかどうか、子どもたちはそわそわしながら待っています。大きなアナゴが入っていた時には「おーっ」と声が沸きました。堤防から糸を垂らし、フグやアジをたくさん釣り上げました。先程までは大人しくしていた子も、釣れた魚を掲げて満足げな表情を見せてくれました。なお、救命胴衣を着用して安全確保と、こまめな水分補給を推奨して熱中症対策を万全にした状態で臨みました。

鳥羽水族館の森滝さんからレクチャーを受けよう

鳥羽水族館の学芸員である森滝丈也さんを、講師としてお招きしました。フィルターや温度管理など、魚を飼育するための水槽の基本を「ねやこや」にて教わりました。「ねやこや」とは、答志島において、海洋教育の場づくりおよび子どもからお年寄りまで島内の皆の居場所づくりを進めている場所です。子どもたちは森滝さんを囲み、集めた生き物を頭に浮かべながら真剣に聞いている様子でした。

自分たちの集めた生き物で水族館をつくろう

子どもたちは5人ずつに分かれて水族館づくりをしました。班の友だちと相談しながら砂利や岩を入れていきます。ある子は「魚が擬態したり隠れたりできる場所をつくりたい」と岩を組んで隙間をつくりました。他の班ではアナゴがそこに入れるようにパイプを置きました。そしてどの魚を入れるのか黒板に書き出して少しずつ考えていきます。海水を入れるためのバケツリレーでは、「どうぞ」や「空のバケツこっちにください」など声をかけあって協力することができました。水槽を完成させていよいよ点灯式、明かりがつくと、自然と拍手が起こりました。自分の班がどの魚を入れて、どのように工夫したか、他の班の人たちに発表しあいました。

観察シートに記入しよう

最後に、完成した水族館をスケッチしました。岩の重なりやパイプの立体感まで写実的に描こうとしてくれた子もいれば、じっくりと魚を見て形や模様を表現しようとしてくれた子もいます。観察シートは「ねやこや」に展示して、地域の皆さんがいつでも見られるようにしています。

参加した子ども・保護者からの声

参加した子どもに実施したアンケートで「これからもこのようなイベントに参加しようと思いますか」と聞いたところ、全員が「はい」と回答してくれました。また、とある参加者の保護者さんからは「帰宅してからも子どもらは興奮冷めやらず…夏休みの素敵な2日間となりました」と感想をいただきました。

 

イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています

参加人数:26人