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全国の学校、家庭、サークルでウニの発生実験や幼生飼育を行い海について学ぶ「【海と日本PROJECT】全国一斉ウニの発生体験2023年夏」を開催しました!

お茶の水女子大学湾岸生物教育研究所は、オンラインイベントで繋がり海を学ぶ「海と日本PROJECT 全国一斉ウニの一斉体験2023年夏」を開催。それぞれ自宅で受精実験や幼生飼育を行い、相談会や報告会などオンラインで参加者をつなぎながら海について学んだ成果をコンテストで発表してもらいました。

2023.10.13

お茶の水女子大学湾岸生物教育研究所は、2023年6月から9月にかけて全国にウニの発生教材を同時発送して各地で受精実験を行い、オンラインイベントで繋がりながら海を学ぶイベント【海と日本PROJECT】全国一斉ウニの一斉体験2023年夏を開催いたしました。

このイベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。

イベント概要
学校、一般(サークル・個人)にタコノマクラという夏のウニの未受精卵と精子と海水を「卵精子教材」として送付し、オンラインで相談会や報告会を行って利用者を繋げながら発生実験とその後の幼生飼育を各自で行ってもらいました。実験で作成した受精卵は卵の栄養がなくなるとそれ以上は成長しなくなります。そこで、希望者にはウニ幼生の餌となる珪藻も自分たちで光を当てて育てる「植物プランクトンと動物プランクトン教材」も合わせて提供し、幼生を飼育してもらいました。受精実験や幼生飼育を通して海について学び、学んだことを報告会やコンテストで表現してもらうイベントです。
日程
受精実験教材送付日:①6月21日、②7月5日、③7月19日
(①、②は学校のみ、③は学校と一般の両方からの利用を募集)
オンライン相談会:7月20日(日程③の一般参加者向け)
オンライン報告会:7月14日(日程①②)、7月28日(日程③)
オンライン表現作品コンテスト:8月21-31日(グランプリ決定は9月1日)
開催場所
受精実験は各学校や各家庭やサークルにて実施、他に各種オンラインイベント
参加人数(教材利用)
学校枠が46 校/2,859 名、一般枠(個人とサークル)が27 件/71 名

オンライン相談会では先輩ユーザーが初心者に研修を行いました

学校枠を利用する教員は、教材研究会や教員研修会などで教材の使い方を教わる機会があるのですが、一般枠からの利用者の場合はそうもいきません。7月20日に開催したオンライン相談会では参加者間の交流をするとともに一般枠の利用者を対象にした簡単な研修を行いました。研修では先輩参加者に手順の説明やそれぞれの実験の工夫などについて話をしてもらい、成功例だけではなく失敗談も多く紹介してもらいました。この「失敗談」が初心者にはとても参考になったようです。参加人数は当日オンタイムでの参加が21件、スタッフ3名でした。当日は時間の都合が合わなかった人達用に、あとから録画視聴で研修を受ける参加形態も設け、こちらの登録も15件ありました。各サークル経由で参加した人たちも、所属サークルが分かる形でオンライン会には直接参加をしてもらいました。

オンライン報告会で結果報告しながら他の参加者と交流をしました

学校を対象とした日程1と2の合同オンライン報告会を7月14日に、学校と一般のそれぞれから参加可能だった日程3のオンライン報告会を7月28日に開催しました。
参加者数は7月14日が当日参加5校(録画視聴11校)、7月28日が当日参加の学校3校+一般11件(録画視聴が5校+14件)でした。一つの学校から複数名の生徒が参加した学校もあり、発表の後の座談会では様々な発言で交流しました。スライドを用いた本格的な発表だけではなく、口頭で簡単に学んだことを発表することもできるようにして、出来るだけ多くの人が発表する側になれるように工夫しています。

最後に、オンライン表現作品コンテストで学んだことを表現しました

2023年夏イベントの集大成として、8月21-31日にオンラインで表現作品コンテストを開催しました。コンテスト期間中に参加者間での相互投票を行い、グランプリ作品を9月1日に決定しました。今回は「観察レポート部門」「アート部門」「ウニと環境部門」の3つの部門で作品を募集し、全22作品が集まりました。どれも見ごたえのある作品で、参加者たちがウニの発生実験を通して海やウニについて学んだことや感じたことなどが伝わってきました。
今回から新設した「ウニと環境部門」では、ウニ教材から直接学んだことだけではなく、そこから一歩進んで調べたことや考えたことを作品にまとめてもらいました。小学生の作品が初代グランプリとなりました。コンテストではこの作品へ「タコノマクラが海をきれいにする発想がなく、気付きをありがとうございます。」「これからも環境に目を向けて色々な生物の働き、役割に注目してみてください!」といったコメントが寄せられました。作品の制作者がウニと環境について調べて考えたことはもちろんですが、出来上がった作品を見た人たちにも新たな気付きや考察を提供することとなりました。
なお、冒頭で紹介したアート部門グランプリ作品の折り紙全折り図など、コンテストの受賞作品紹介は下記リンクよりご覧になれます。

https://onl.bz/AVQZLib

参加した子ども・保護者・学校教員からの声

<オンライン相談会>
・先生、コメンテイターの方々みなさんのお話がとてもわかりやすく初心者の私としてはとても参考になりました。また何度も参加して自分もわかりやすい資料や写真を準備しわかりやすく話ができるようになりたいと思いました。
・経験者の方々のお話しは貴重でした。皆さん色々と考えていらっしゃる。

<オンライン報告会>
・皆さんの顔と熱意が見れて嬉しかったのと、成果報告は初参加の私たちには参考になりました。娘にとって初めての場でしたので、とても良い機会になりました。(保護者)
・都合が合わずリアルタイム参加はできませんでしたが、録画視聴のおかげでみなさんの取り組みを聞けて、とても参考になりました。(録画視聴参加・中学生)

<表現作品コンテスト>
・小学生のレポートとは思えないクオリティの高さに大変驚きました。本校の生徒にも海の生物の面白さをもっと強く教えていきたいと思います。(学校教員)
・他の方の作品がみられて、楽しかったです!(出品者・小学生)

 

イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています

参加人数:2,930人