海と日本公式サイトの最新ニュースをウィジェットで埋込み

<iframe class="uminohi-widget official-newest" src=" https://uminohi.jp/widget/newest/" width="100%" height="800" frameborder="no" scrolling="no" allowtransparency="true"><a href="https://uminohi.jp">海と日本PROJECT【日本財団】</a></iframe><script src=" https://uminohi.jp/widget/assets/js/widget.js"></script>

都内3店舗で同時開催!「おいしく食べて海もよろこぶお魚スープ」をお届けしました

特定非営利活動法人離島経済新聞社は、島々の未利用魚・低利用魚を活用した3種のお魚スープの開発に挑戦。魚屋sakana bacca(サカナバッカ)の都内3店舗における特設ブースで「おいしく食べて海もよろこぶお魚スープ」を提供しました。

2024.03.19

特定非営利活動法人離島経済新聞社(以下、NPOリトケイ)は、日本の魚食文化を未来につなぐことをミッションに活動するChefs for the Blue(シェフスフォーザブルー、以下C-BLUE)と協力し、島々の未利用魚・低利用魚を活用した3種のお魚スープの開発に挑戦。

2024年2月23日(金・祝)〜25日(日)に魚屋sakana bacca(サカナバッカ)中目黒・都立大学・中延の特設ブースにて「おいしく食べて海もよろこぶお魚スープ」を提供しました。

このイベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。

開催概要
島々の未利用魚・低利用魚を活用しした3種のお魚スープ販売、試食提供
日程
2024年2月23日(金・祝)〜25日(日)
開催場所
魚屋sakana bacca(サカナバッカ)中目黒・都立大学・中延
販売数
200食
協力団体
一般社団法人Chefs for the Blue、株式会社フーディソン

3島3種のおいしく食べて海もよろこぶお魚スープを開発

2021年より「島の魚食」を盛り上げるプロジェクトを継続するNPOリトケイは、2023年度、豊かな海と日本の魚食文化を未来につなぐことをミッションに活動するシェフ集団Chefs for the Blue(シェフスフォーザブルー、以下C-BLUE)と協力し、離島の未利用魚・低利用魚を活用した商品開発プロジェクトに挑戦しました。

本プロジェクトで商品開発を進めたのは、弓削島(ゆげじま|愛媛県)のチヌ、対馬島(つしまじま|長崎県)のアイゴ、与論島(よろんじま|鹿児島県)テングハギ。弓削島のチヌと対馬島のアイゴは、海藻をよく食べるため、藻場が消えて海が砂漠化する「磯焼け」の一因とされています。与論島のテングハギは、おいしく食べるための下処理に手間がかかるため、地元でもあまり食べられていない低利用魚です。

これらの魚の需要をつくることは、これまで値が付かなかった魚の価値を高めて漁業関係者の新たな収入をつくり、生態系のバランスを整えて島周辺の豊かな漁場を守ることにつながります。離島の産品は地理的条件から製造や保管、流通のコストが高くなることが課題でした。そのため、本プロジェクトでは常温で長期保存ができ保管流通のコストが抑えられるレトルト食品の開発を目指しました。

商品開発にあたり、魚種によっては独特のクセが出やすいことも課題となりました。C-BLUEのメンバーとして活動、本プロジェクトに賛同いただいた恵比寿のフレンチレストラン「アムール」の後藤祐輔シェフの手で、それぞれの魚の魅力を引き出す3種類のスープのレシピを考案。シェフのレシピをもとに、おいしさを再現する高度なレトルト加工により、常温で半年間の保存性を備えた3島3種の「おいしく食べて海もよろこぶお魚スープ」が完成しました。

お魚好きが集まる魚屋sakana bacca3店舗でスープを試食販売

完成したスープは、「毎日の食卓に感動と冒険を」をコンセプトに離島も含めた全国の海産物を扱う魚屋sakana bacca(以下、サカナバッカ)で、テスト販売を実施。2024年2月23日(金・祝)〜25日(日)にサカナバッカ中目黒・都立大学・中延で試食販売会を開催し、3日間で合計200食を販売しました。

各店頭に設けたスープ販売の特設コーナーには、チヌ、アイゴ、テングハギのイラストをあしらったポスターを掲示。NPOリトケイのスタッフが来店客に温めたスープを試食提供、商品開発の背景が書かれたチラシも配布しました。子どもから高齢者まで幅広い層の方が試食を体験し、スタッフの説明に耳を傾けていました。

チヌ、アイゴ、テングハギは、ほとんどの方にとって馴染みのない魚種で「初めて食べたがおいしい」「島々の海の課題は知らなかった」というコメントを多くいただきました。海底の磯焼けや漁獲量の低下などの一方で、未利用魚が廃棄されていることなど、試食販売会をきっかけに島々の魚を味わい、海の環境や島々の漁業をとりまく課題に目を向けていただく機会となりました。

スープを試食した来店客の声

試食をした来店客への聞き取りとアンケート調査より、一部抜粋してお伝えします。

・パッケージのデザインがかわいくて目を引きました。3種とも口にあいましたが家庭ではつくれないような味わいで、とても特別に感じました(40代女性)
・3種類とも違う食感が楽しめ美味しかった。珍しいお魚が食べられて良かったです(40代女性)
・魚の味がしっかり分かるフィッシュボールが良いですね。レトルトなら手軽に楽しめそう(40代ご夫婦)
・アイゴのスープはスパイスが効いていて美味しかったです。具沢山なのも良かった(40代女性)
・低利用魚とは思えないほど臭みなどなく美味しかったです。今後もぜひ買いたいと思いました。(50代男性)
・大学で海洋政策を学んでおり興味があって来店。どのスープもおいしい。島々の海の課題は知らなかったので勉強になった(20代女性)

 

 

イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています

参加人数:200人