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Z世代が企業に期待するサステナブルアクションとは?「SWiTCH CHAT for actions Vol.3 ~地球一つで暮らしていくために企業に期待すること~」を開催しました!

一般社団法人SWiTCHは、高校生・大学生・社会人を対象にオンラインとオンサイトのハイブリット形式で「SWiTCH CHAT for actions Vol.3 ~地球一つで暮らしていくために企業に期待すること~」を開催。第3回目となる今回は、海洋ごみ対策に取り組む民間企業や団体の具体的な取り組みについて学びました。

2024.02.06

一般社団法人SWiTCH(代表理事 佐座マナ)は2023年12月19日(火)にオンラインとオンサイトのハイブリット形式で「SWiTCH CHAT  for actions Vol.3 ~地球一つで暮らしていくために企業に期待すること~」を開催しました。

このイベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。

開催概要
「SWiTCH CHAT  for actions Vol.3 ~地球一つで暮らしていくために企業に期待すること~」
第1,2回目のSWiTCH CHAT for actionsは主にアカデミアの先生方からの話と議論が中心的でしたが、第3回目となる今回は海洋ごみに対して多様なアプ ローチをもって取り組んでいる民間企業や団体の具体的な取り組みについて紹介を行いました。また、企業だけでなく省庁や大学など幅広い階層からの来場者に向けて、海洋の問題への社会的・科学的アプローチを共有しました。さらに、終盤には参加者に向けて海と日本プロジェクトの意識調査のアンケートを実施いたしました。
形式
オンラインとオンサイトのハイブリット開催
日程
2023年12月19日(火)
参加対象
高校生・大学生・社会人 累計396名(オンサイト291名/オンライン参加105名)
会場
SHIBUYA QWS(東京都渋谷区渋谷2-24-12 渋谷スクランブルスクエア15階)

一般社団法人SWiTCH は、「私たちの熱で地球を冷やす」をスローガンに、未来の主人公となる若者たちが、サステナブルな社会の実現を目指すプラットフォームです

本イベントは、

人類が自然と共存し、地球1個で暮らしていくために若者が企業に期待するアクションについて意見をまとめ、発信すること。

普段の生活の中では感じにくい大局的な視点を持って議論をすること。

環境・経済・社会という3つの軸を紹介し、環境への意識が強い参加者が経済・社会のあり方についても考察すること。

を目的として、人類が地球1個で暮らしていくために、若者が企業に期待することを話し合い、意見を発信する「SWiTCH CHAT for actions」 全3回のVol.3 として開催しました。

海洋ごみに対して多様なアプローチを持って取り組んでいる民間企業や団体として一般社団法人オーシャン太朗、株式会社ゴールドウィン、株式会社平泉洋行、一般社団法人プロギングジャパンの代表の方々にご登壇いただき、それぞれの具体的な取り組みについて紹介を行いました。また、同じ会場内では日本財団「海と日本プロジェクト」のブースを設け、パネルを使ってプロジェクトの企画を来場者に広く周知しました。また、参加者へ「Z世代が企業に求めるサステナブルアクション」意識調査への参画を広く呼びかけました。

一般社団法人オーシャン太郎|海をはじめとする自然と人の社会作り

以前は繊維の商社で働きファッション界のサステナブルな取り組みをしていた代表が、海をきれいにしたいという思いと、繊維業界にとどまらずいろいろな人と取り組みたいという思いから現在の活動を始めました。 「拾活(しゅうかつ):過去の豊かさを拾うことで、それを未来の豊かさにする活動/ごみ拾いを通じてDEAI ACTIONを行っていくこと」を実施しています。

写真で撮られる海岸には美しい状態の海が写されることが多いですが、放置されてごみだらけになってしまっている海岸も多くあります。 海のごみも以前はどこかの誰かを笑顔にし、喜ばせ、暮らしを豊かにしていたはず。それが今はごみと呼ばれ嫌われている現状に対して「ごみがもう一度誰かの為に役立てたら、もう一度誰かの生活を豊かにすることができたら、どんなに素敵なことでしょう。」という思いで活動しています。

一人では海洋ごみを資源化することはできませんが、拾活を通して出会った人と連携を行うことで可能になります。 産業界、自治体(海洋ごみの資源化)、学校(修学旅行で海洋ごみを拾うパッケージツアーを組
む)、地域との連携を進め、海と人が繋がる社会づくりを目指しています。

株式会社ゴールドウィン|海洋環境や水環境を学び直しながらより良くする活動「H2O Project」

株式会社ゴールドウィンは、HELLY HANSENというブランドを担当し、もともとはノルウェー発祥の、漁師や船乗り向けのウェアを作っているブランドです。 ブランドビジョン “BE WITH WATER”= 海や水を軸に、「安全」・「環境」・「教育」に対する具体的なアクションをとっていくことで社会問題を解決しながら海遊び・水遊びを楽しむ人を増やしていくことを目指しています。

具体的なアクションとして、海洋環境や水環境を学び直しながらより良くしていこうという活動「H2O PROJECT」を立ち上げました。 「H2O PROJECT」では、不要になったヨットのセールの回収、マイクロプラスチックを回収するごみ箱の設置、石垣島に漂着したペットボトルを回収しTシャツにアップサイクルする、知床に漂着した海洋ごみをフリスビーなどの樹脂製品にアップサイクルするなどの活動を行ってきました。 海の汚染につながるマイクロプラスチックや、海洋動物が誤飲したりするなどのリスクがある海洋ごみ問題をプロダクトで解決する取り組みを、10年後・100年後も続いていく活動へと広げ、同じような
思いを持つ方々と一つになることを目標に掲げ活動しています。

株式会社平泉洋行|海洋ごみ回収装置で海洋保全と海洋資源の活用

水上ごみ回収ドローン「JELLY FISHBOT」を開発した株式会社平泉洋行は、その性能や活用方法について紹介しました。

「JELLY FISHBOT」は専用のネットを3種類備えており、大きなごみやマイクロプラスチックのような小さなごみといった海面を浮遊する様々なごみを回収できる装置です。

リモコンのディスプレイで事前に範囲を指定しておけば自動でごみを回収でき、70㎝ほどと小型であるため子供でも簡単に操作可能。また、漏洩した油を回収する油吸着用のネットも取り付けられます。

大阪万博でも運営参加として、「JELLY BOTFISH」を提供予定です。

一般社団法人プロギングジャパン|ジョギング×ごみ拾いフィットネス

プロギングとは、走りながらごみ拾いをするフィットネスのこと。

一般社団法人プロギングジャパンは、「社会貢献と言わない社会貢献」をテーマにし、ごみ拾い・SDGsへの貢献といった言葉は使わず、「楽しく参加した活動が、結果的に環境問題解決や社会貢献に繋がっていた」という流れを作り、参加者が再度活動に参加しより大きな貢献を促すような企画を運営しています。

環境問題は、企業単位での取り組みは見られますが、個人で向き合うにはハードルが高い課題。だからこそ、環境問題への関心の高い人も低い人もみんなが楽しんで取り組めて、いつの間にか町がきれいになっている、というような企画となることを目指しています。

プロギングが、複雑な環境問題に対して多くの人が取り組むための入口になることを願っていると、活動へ
の思いを語りました。

ブースでの意識調査の参加呼びかけの様子

当日のアーカイブ配信動画は以下のURL内よりご覧いただけます。
https://www.youtube.com/watch?v=THCtWYtiIz0

 

イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています

参加人数:396人