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海の変化を五感で味わう体験型イベント「観て、触れて、味わおう!海と日本PROJECT in 逗子」を開催しました

海×TECHプロジェクト実行委員会は深刻な海の変化に気づいてもらおうと、逗子市の小坪漁港で海の変化を五感で味わう体験型イベント「観て、触れて、味わおう!海と日本PROJECT in 逗子」を漁業者と若手エンジニアの共同主催で開催しました。

2024.03.07

海×TECHプロジェクト実行委員会

海×TECHプロジェクト実行委員会は、2024年2月24日(土)・2月25日(日) に、海の変化を五感で味わう体験型イベント「観て、触れて、味わおう!海と日本PROJECT in 逗子」を開催いたしました。

このイベントは、海の変化と恵みを五感で味わう体験を通じて、 深刻な海の変化に気づいてもらうきっかけを提供することを目的としています。次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。

開催概要
「観て、触れて、味わおう!海と日本PROJECT in 逗子」は2月24日(土)・2月25日(日) 、神奈川県逗子市の小坪漁港で開催され、2日間合わせて市内外の小学生と保護者60人が参加しました。当日は「①水中ロボットで海の中を観察・ウニを捕獲」「②小坪漁港の磯焼け対策や漁業に触れる」「③旬の生ワカメが入ったお味噌汁を味わう」の3つのコンテンツを実施しました。今回のイベントは、逗子市小坪の漁業者と若手エンジニアが共同主催で開催し、次世代を担う子どもたちに向けて、地域の磯焼け被害の状況や海藻類の役割、海を守る大切さを伝えました。

①水中ロボットで海の中を観察・ウニを捕獲

小型水中ロボットを参加者が操作し、モニターに海底の様子が映し出され、海の様子を観察しました。海水温の上昇や磯焼けの影響により、魚の住処である海藻がなくなってしまっていることを目の当たりにする機会となりました。また、地球温暖化の影響でウニが増殖し、ウニが藻場を食い荒らしてしまうことが、磯焼けの原因の一つとされています。そこで、ウニ捕獲ロボットを使って海中のウニ採捕にチャレンジし、テクノロジーを活用した磯焼け対策の取り組みについて学びました。

②小坪漁港の磯焼け対策や漁業に触れる

廃棄キャベツを活用したウニの養殖(キャベツウニ)など、小坪漁港の磯焼け対策の取り組みを漁師の方から教えてもらい、実際にワカメを加工したり干したりする漁業体験を行ないました。ウニはワカメが苦手であるため現状あまり磯焼けの被害にあっていないことや、ワカメは茹でることで茶色から緑色に変化すること、そして食卓に運ばれるまでには大変な工程が存在することを体を動かしながら学びました。

③旬の生ワカメが入ったお味噌汁を味わう

ワカメの加工作業を行なった後は、歯ごたえのある新鮮な生ワカメをお味噌汁に入れて実食しました。参加した小学生からは「世界一おいしいワカメに出会えた」など、採れたての旬のワカメの美味しさに対する驚きの声で溢れていました。海の恵みに触れ、味わうことで、「大切な海をこれからも守っていきたい」という想いを育む場となりました。

参加者からの声(小学生)

イベント後のアンケートに記載された、子供たちからの感想をご紹介します。

・「学校の授業でなんとなくはやっていたけど、こんなに身近な海がこんな状況だとは思いもしなかった。そして2048年に海の魚が食べられなくなってしまうことは自分が大人になる前から考えて貢献していきたいと思いました。」

・「お味噌汁を飲んだり、ロボットを操縦できて楽しかったです。磯焼け問題なども友達に伝えて広めたいと思います。今日はありがとうございました。」

・「全国で磯焼けが起きていることに衝撃を受けた!2048年問題では、(海にいる)魚が食べられなくなる可能性があることを知り、これから地球温暖化や磯焼けを直していきたいと思いました。」

・「世界一おいしいワカメに出会えた。ワカメが嫌いだったけど、とても好きになった。ウニを捕まえるロボットがあるのを初めて知った。ロボットの操縦たのしかった。2048年問題は自分達にかかっているから、将来はウニを捕まえるロボットを作りたい。」

参加者からの声(保護者)

イベント後のアンケートに記載された、保護者からの感想をご紹介します。

・「子供から磯焼けはすごく問題になっていると聞いていましたが、地元の海が魚が住みにくい環境になってきてしまっていることにおどろきと不安・心配を感じました。何か出来ることがあれば協力していきたいと思えて、大変良い機会になりました。また漁師さんのワカメを生産するまでの作業の大変さも知れてこれから大切に食べていきたいと思います。」

・「開発中の機械(ROV)を見れたことが楽しかったです。ワカメの話がとても新鮮で、とても興味がわきました。”海を守る”とはよくありますが、どうしたらよいのかを具体的に示してもらえて、学びになりました。今日はとても学ぶ機会があったと感じます。自分がまだ知らないことをたくさん経験できました。ありがとうございました。」

・「漁師さんのお仕事を体験させてもらえて、手間と大変さ、おいしさを知ることができました。面白かったです。ROV(水中ロボット)のことなど、本物も見れてより深く知ることができました。ウニを取るのは難しいですね。難しい問題にみんなで一緒に向かっていこうという姿勢が本当に素晴らしいです。」

・「実際の海の中をみたり、ワカメを食べたりすることで海を体験することができてよかった。また、AIや水中ドローン等、テクノロジーに触れる機会もあり、よかった。このような地球環境を守る取り組みは非常に大事だと思います。このようなイベントがまたあれば是非参加したいと思います。」

イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています