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楽しく学んで行動しよう!プログラミングでSDGs! 呉市で「プログラミングで海のSDGs!」を開催しました!

一般社団法人イエローピンプロジェクトは、広島県呉市にて「プログラミングで海のSDGs!」を開催。SDGs目標14番「海の豊かさを守ろう」をテーマに、小学3〜6年生を対象にプログラミングワークショップを実施。プログラミング技術の活用による海の社会課題解決の可能性についても考えました。

2023.10.26

一般社団法人イエローピンプロジェクトは、2023年9月24日(日)に広島県呉市で「プログラミングで海のSDGs!」を開催いたしました。

SDGs目標14番「海の豊かさを守ろう」をテーマに、プログラミングワークショップ「Scratchで海の生き物を救え」と「Scratchでプラごみ回収ロボット」、「海洋プラごみをオリジナルキーホルダーにアップサイクル!」を実施しました。今回は、ニューヨークの5年生たちがプラスチック汚染問題を学び、解決に向けて自分たちのコミュニティーからアクションを広げていくドキュメンタリー映画「マイクロプラスチック・ストーリー」を参加者全員が事前に視聴してイベントに参加しました。

このイベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。

開催概要
「プログラミングで海のSDGs!」
日程
2023年9月24日(日) 13:30~17:00
開催場所
大和ミュージアム(広島県呉市)
参加人数
41名
協力
TeamJIN「仁」、リトルスタジオインク株式会社

おなかがすいたシャチをプログラミングで救おう

午前中は、3~6年生を対象に「Scratchで海の生き物を救おう」のワークショップが行われました。
Scratchはブロックをつなげてプログラムができるソフトで、画面上の海を泳ぐシャチに、魚を食べさせてあげるプログラムを組むことに挑戦しました。
プログラムの基本となる動きを組み合わせ、すべての魚を食べさせてあげることができればクリアとなりますが、参加者はプログラムの途中エネルギーが増えないことに気づきます。実は魚のなかには「プラスチックごみ」が混じっているという仕掛けがあります。シャチにプラスチックごみを食べさせないように効率的なプログラムを組むために、参加者の皆さんは試行錯誤している様子でした。
海洋プラスチックごみ問題は、人間の消費活動により生まれた、誰にとっても身近な社会課題です。海洋プラスチックごみクイズを通して、プラスチックとの付き合い方を考えました。また、参加者のみなさんのユニークなアイディアやプログラミング技術を活用すれば、大きな社会課題を効率的に解決できることを学習しました。海の豊かさを守るために、海に関する知識を身に着けることの大切さや、SDGsについての社会課題も学び、家でもできることから取り組む意識をもつ機会になりました。

正多角形で海洋プラスチックごみを囲って回収しよう

午後からは、3~6年生を対象に「Scratchで作るごみ回収ロボット」という算数 × SDGs × プログラミングワークショップを行いました。
今回は呉市ということで、回収ロボットは「呉氏(呉市のマスコットキャラクター)」に正多角形を描かせるプログラムを作り、仮想の海に浮かぶプラスチックごみを正多角形で囲って回収することに挑戦しました。小学校5年生の算数で学習する「正多角形と円」を応用した内容です。習っていない参加者もいましたが家族で参加もあり力を合わせて挑戦している様子でした。プログラミングを通して「海の社会課題」解決に活発に取り組んでいる様子でした。また、「海の社会課題」を解決するために世界で活躍しているプラスチックごみ回収ロボットやICT技術について学びました。
児童からは「プログラミングを通してSDGsのことや算数が学べた」「プログラミングで海のごみ問題を解決したいと思った」などの感想をいただけました。
難しいイメージのある社会課題についてプログラミングや算数を通して楽しく学習したことで、子どもたちが社会課題解決のために行動するきっかけをつくることができました。

海洋プラスチックごみをアップサイクル

市民ギャラリーでは、呉市のTeamJIN「仁」の協力のもと、参加者は「海洋プラごみをオリジナルキーホルダーにアップサイクル」に挑戦しました。ビーズのようなマイクロプラスチックを素材にしてキーホルダーにするために一生懸命保護者と一緒に楽しく作りました。アップサイクルは、元の素材をそのまま生かすという特徴があります。海洋プラスチックごみがマイクロプラスチックになり、そのマイクロプラスチックをそのまま使ってキーホルダーに変えていくというごみの削減につながる取り組みです。

参加した子ども・保護者からの声

・ごみをすてないようにごみが落ちていたら拾うようにします。(小3・女子)
・ごみでキーホルダーを作っているのがすごいなと思いました。海にごみが捨てられていたら自分から拾って環境を良くしたいです。(小6・女子)
・プラスチックがたくさん海にながれていると知ってからプラスチックを減らしたらいいと思った。(小3・男子)
・すごく分かりやすく、子ども達も楽しみながら学ぶことができた。(保護者)

 

イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています

参加人数:41人