楽しく学んで行動しよう!プログラミングでSDGs 仙台市立荒井小学校で「プログラミングで海のSDGs!」オンライン出前授業を開催しました!
一般社団法人イエローピンプロジェクトは、仙台市立荒井小学校で4年生を対象に「プログラミングで海のSDGs! 」オンライン出前授業を開催。SDGs目標14「海の豊かさを守ろう」をテーマにSTEAM学習として構成された「Scratchで海の生き物を救おう」を実施しました。
2024.02.14
一般社団法人イエローピンプロジェクトは、2024年1月25日(木)に仙台市立荒井小学校にて「プログラミングで海のSDGs! 」オンライン出前授業を開催いたしました。4年生の児童を対象に、プログラミングを通してSDGs目標14「海の豊かさを守ろう」をテーマにSTEAM学習として構成された「Scratchで海の生き物を救おう」を実施しました。
このイベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。
「プログラミング海のSDGs!」出前授業
日程
2024年1月25日(木)
プログラミング授業:9:40~10:25、10:50~11:35、11:40~12:25
講義:13:50~14:35
開催場所
仙台市立荒井小学校
参加人数
4年生71名
協力
リトルスタジオインク株式会社
Scratchプログラミングでシャチを救おう!
4年生3クラスを対象に、SDGs × Scratchプログラミングのオンライン出前授業を行いました。今回は各教室にあるモニターを介して、一コマずつプログラミング授業、その後一斉にSDGsの講義を行いました。プログラミングの学習では、仮想の海にいるおなかがすいたシャチに、魚の場所までメッセージを送り食べさせてあげるプログラムを組むことに挑戦していただきます。はじめは、メッセージを送ってシャチが動く様子を見るだけで驚いていたみなさんでしたが、理解が進んでくると、何かに気付くようになります。
おかしなことはなかったかなと聞いてみると、「満腹じゃない!」「え!魚を食べたら(エネルギーが)減ってる!」と、プログラムされていた秘密に気が付きました。エネルギーを増やすために食べ進んでいた魚の中にプラスチックごみが混ざっていたのでした。食べないようにするにはどのようにプログラムを書き換えると良いか考え、無事シャチを救うことができました。
プログラミングと一緒に学ぶ「海洋プラスチックごみ問題」
各クラスを同時にオンラインで繋げ、一斉講義を行いました。ごみ問題クイズでは、手を上げた児童がパソコンの前まで来て発言をする形式に盛り上がりました。地球の豊かな海を脅かしている「海洋プラスチックごみ問題」。マスクや手袋、洋服までも、身近にあふれているプラスチックごみに対して自分たちには何ができるか考えていきました。3Rを知っている児童が多く、リユース「もう一度使うみたいな・・」リデュース「まず、ごみになるものを減らす!」リサイクル「つくり変える?」と各々の言葉でしっかり答えていました。できないことばかりに目がいってしまいますが、電気を消す、水を止めるなど、普段みなさんがやっていることが寄せ集まって海を守ることに繋がっています。小さなことでもできることや、既にやっていることがあるのだと伝えました。今回プログラミングで色々なことを考えたように、児童のみなさんのアイディアがあれば、海の環境問題も解決できる可能性があることを知ってもらうため、実際SDGsに貢献しているロボットやAIを紹介しました。
参加した児童・教員からの声
・まだ子供だけど、できることはやっていきたいと思いました。自分たちも、少しずつだけど地球に役立つことができているんだなと思いました。(小4)
・魚はあたりまえに食べられると思っていたけどこれからはありがたく食べる(小4)
・海に流されたプラスチックやごみがこんなに多いなんて初めて知りました。これから1年生とかにも、今日やった勉強をを教えてみたいなと思いました。(小4)
・みんなと協力できたおかげでプログラミングがうまくいきました。海にプラスチックを流さないようにするのと、使いまわしすることです。(小4)
・SDGsを学習していたので、ある程度知ってはいましたが、グラフや数値を具体的に知り,深刻であるなということを再認識しました。ICT(プログラミング)が今後はとても大切な資質能力と感じたので、学校でも少しずつ取り組んでいきたいと思います。ありがとうございました。(教員)
イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています
参加人数:71人